種族:人間
年齢:不詳
性別:男
クラス:錬金術師
職業:人体改造師にして狂魔術師
外見:変わらず20代前半。整った顔立ちに銀髪をオールバックにして、常に貴族のような服装と居住まい。
常に髑髏の飾りのついたステッキを持っている。その緑の瞳は凶悪なまでに目つきがわるい。
所属世界:NW
設定
古くの時代に「月飼」にある秘術のさまざまを、さまざまな分家や本家をめぐって蒐集し、独自の技術体系を作り上げた魔術師
特に興味を示したのが荒原に伝わる人造生命の創造、改造の技術
彼は「いちから作るのではなぁ・・」という思想の下
人造生命を作るのではなく、ただの人間、個体を極限まで改造する技術を記した魔道書『私的見解による人体の極限的可能性』
を書き記し、研究を己がものとするために、荒原をはじめとした自らと同じ分野の研究を行う家を襲撃。
完全にはいかないものの、その研究を大きく衰退させる。
以後は主に機械と融合させた改造人間の軍団を率いて、世界各国に出没している。
研究者として他、魔術師としても優秀で、人体の構造や存在に直接干渉する術を得意とする死霊術師のような男。
だが、その力は一流というには遠く、辛酸を舐めることも多いが、くじけることは無い。
幾度と無く自らに改造を施しており、その延命救命逃亡復活耐久伸縮自在反骨性だけは、驚嘆に値するほどに高い。
今の容姿も改造によって得たもの
元は何の才能もない凡夫で、何も無く平凡に一生を終えるはずであった。
だがしかし、平凡ゆえに平凡を忌み嫌う願いに応じた悪魔と契約。
この悪魔とはおそらくは魔王ないし侵魔のことと思われるが、本人がとくに語らないために不明
魔術の薫陶を受けてからは、自分にとっての特別であるそれにのめりこみ続ける。
一時期は魔術師協会にも所属していたようではあるが、自らの狂気に呑まれてしまった。
その経緯ゆえ
自尊心が恐ろしいほど高く、傲慢で、傍若無人、唯我独尊、冷酷で、他人に厳しく己に甘い
賢者を気取ったような上から目線のものいいを好むが、その性格ゆえに論破されることも多い。が、聞かない
魔術も改造人間も何もかも、凡夫であった自分の存在を世界に知らしめるためであり、行動を起こす際には多分にエンターテイメント性というものを重視する。それ故に悪でありながら悪でありきれない歪んだ存在になってしまった。
相手が格上だろうが下だろうが、同じように尊大に接する。自らの出自ゆえに努力というものを高く評価するほか、自分と同じように世界に於いて邪悪であったり敵であったりする存在を自らが庇護すべきものだと考えている節がある
思い上がりも甚だしい。
「究極の美」や「究極の人体」などに非常に興味があり
ある騒動で出会い、奇跡的に生き残ることができてからは至高の竜であり、永遠を生きる吸血鬼である
プリムラ・カーマインに惹かれ
以来ことあるごとに探し回っていたが、最近は見つからず、彼女に対するアプローチを延々考えているらしい
最近思いついた名プロポーズの台詞は
『その美しいすべて!肌から髪から内臓からすべて!永劫愛している!私の血と貴方の美を交換しよう!』
もちろん
つねにすげなくぼろ雑巾にされている。
得意技はアンデッドの御輿にのって高所から放つ高笑い。
彼を知るもの曰く「ゴキブリのように逞しく、冗談かと思う程度し難い馬鹿ではあるが、決して軽視してはいけない一線を越えている」
『私的見解による人体の極限的可能性』より抜粋
『見よ!
君は取るに足らない凡夫であろう!
その顔は平凡、その力は常に中庸で、その存在は世界に波の欠片すら起こすまい!
わかっているとも。その苦しみ悔しさ悲しみ怒り妬み嫉み喜び人生を。
私は全て!
ならばこそ委ねてみようではないか
これから始まるは創造にして想像
取るに足らない小石は今生まれ変わって、世界を揺るがす鉄の悪魔に成り代わる
見たまえ!
これが奇跡の御業だとも』
最終更新:2010年07月27日 00:29