Lv2 『アンピュリフィケーション』 |
消費:MP2 対象:10L以下の水 射程/形状:接触/- 時間:瞬間 抵抗:なし |
概要:澄んだ水を濁らせ泥にする 効果:10Lの水を粘性の高い泥にする。 ポーション類にかけた場合、達成値がポーションの価格の100分の1を上回ればポーションの効果は消滅する。 |
Lv4 『クリエイト・マッド・ゴーレム』 |
消費:特殊 対象:泥10L 射程/形状:接触/- 時間:一日 抵抗:なし |
概要:泥人形を作り出し使役する。 効果:10L以上の泥に使用することで泥のゴーレムを作り出す。 この魔法を沼以外で行使する場合、一時間必要。 MP:6 フラービィ・ゴーレム MP:10 マッド・ゴーレム? |
Lv7 『ポンド・シンキング』 |
消費:MP7 対象:一体 射程/形状:30m/起点指定 時間:一時間 抵抗:なし |
概要:対象を沼地に適応させる。 効果:対象は沼、泥、湿地などによる行動ペナルティを受けなくなり、沼や泥の中で呼吸が出来るようになり、沼や泥を見通せるようになる。 この効果は泳いでいようが歩いていようが有効である。 但し、澄んだ水などには効果を発揮しない。 |
Lv10 『マッド・アーマー』 |
消費:MP8 対象:一体 射程/形状:接触/- 時間:18R 抵抗:なし |
概要:対象に泥の鎧を纏わせ攻撃を当り難くする。。 効果:対象の回避力+1 対象に対する攻撃のクリティカル値+1 対象の打撃ダメージに対する防護点+2 この泥は対象の行動を阻害しない。使用には1L程度の泥が必要 |
高位の泥神神官は現在確認されていない為、Lv13の神聖魔法は不明 |
むかしむかし、あるところに背筋の曲がった醜いエルフがいました。
そのエルフはあまりの醜さに故郷の湖を追い出され、しかし仲間達への憧れが捨てきれず、湖の近くの沼に移り住んで暮らしていました。
彼は沼が好きでした。水と違って彼の醜い姿が映らないからです。
彼は泥が好きでした。自分の顔と違い、思うように美しく、或いは醜く形を変える事が出来たからです。
彼は特異の操霊魔術で作った泥人形達と共に、長きに渡って湖を羨みながら過ごしていました。
そんなある日の事、彼がいつものように沼地に沈んでいると、蛮族達の話し声が聞こえてきます。
「湖に毒を入れて目障りなエルフを皆殺しにしよう。あの湖に大湖上要塞を築き橋頭堡とするのだ。」
彼は悩みました。悩んで、悩んで、湖の同胞に報せようとしました。
しかし、湖に一歩も踏み入れぬままに追い返されてしまいます。
彼は悲しみ、嘆き、呪いましたが、それでも彼は仲間達が好きでした。
計画決行の日、蛮族達の前に一つの軍勢が立ちはだかりました。
沼地から襲い来る無数の泥人形と、突如沼の中から噴き出る火の玉に蛮族達は大混乱。
彼は何度も傷つき血を流し倒れました。しかし、何度でも彼は立ち上がりました。
一昼夜に渡る戦闘の末、遂に彼は追い詰められました。徐々に包囲網を狭めてくる蛮族の軍勢。
しかし、彼の最後の罠はこの時発動しました。彼が一つ目の魔法を解くとそこは泥人形の敷き詰められた沼地に変わりました。
そして、二つ目の魔法を解くと・・・彼も蛮族も・・・全てが沼の底へと沈んでいきました。
沼も、湖も、元の静けさを取り戻しました。まるで何事も無かったかのように。
やがて彼は神様になりました。何度でも諦めなかった彼は、誰にも認められなくても頑張った彼は、とうとう神様に認められたのです。