シャハル
種族:鬼面族<オウガ・アザレラ>
年齢:27歳
職業:旅芸人
刻印:ダイアモンド状の矢の刻印が左手の甲に刻まれている。
   意味は試練。転生の理由は絆。
外見:黒髪紫眼の長髪男。金縁に白のペスト医師の仮面を着けている。
   190cm超の長身だが細身で柔軟性に富む。

設定:
開拓村メンティノラに滞在中の旅芸人。
故郷での権力闘争に敗れ流れてきた鬼面族の若者。
没落した自分を仮面を取り替える事で否定し、新たなる仮面を着ける事で、
新たな名誉と力を得ようとしている。
大言壮語を得意とするが実力は追い付かず、小手先の技ばかりが得意である。

性格的には物事に動じず、自分のペースを作るのが上手い。
鬼面族独自の風習や文化を世界の中心だと考えている為か、
多種族にとって判り辛い行動様式を取る事も多い。
戦闘に関しても、種の誇りや妖鬼が絡まぬ限り避ける穏健派。
知性と敏捷性に長けるが肉体面や五感は劣悪。
魔術や盗賊的技術に造詣が深く、元々の身体能力と相まって、
道を誤れば大成していたであろう。と微妙な評価を得ている。
手品を主な客寄せとする旅芸人だが、武器はなんでも使いこなす。

根本的に他の種族を自分達と同列とは見ていない節があり、
殊更に人間"賊"(ザハール)に対しては侮蔑の念を隠さない。
野蛮な戦人族(ドヴォルグ)など視界に入れたくも無いが、
ズングは理性に欠けるが第五、六感に優れた信に足る闘士と認識している。
(婉曲的且つ厭味ったらしいが本人は好意を素直に示しているつもりである)
家族構成は父と姉妹弟の5人家族。母は他界。
母を裏切り殺した父を失脚させたが、父と組んだ姉によって自身も凋落した。

戦闘スタイルは典型的鬼面族に近い。
魔導(マギア)や遠距離武器を好み、近接戦闘を嫌う。
特に自身の刻印故か、《風の矢》の呪文を好むが火力に劣る。
最も強力なのはズングの斧に支援を掛ける事であり、
本人も戦闘は戦人族に任せ、鬼面族は戦場を操るべきだと言い張る。
反面、魔法の成功率が非常にお粗末という欠点も抱えている。

信仰心は薄く、希望の灯火(ナジャ)についても信じきってはいない。
あくまで、自分の為に真力(エギア・アハール)の真実を探っている。
最終更新:2011年09月10日 00:39