EX-11/XL 『エキセントリック・ジャック』
制式番号:XL-***
頭頂高 :3.6m
総重量 :15.3t
タイプ :ライトニング系列
装甲材質:超高張力鋼
動力 :AL粒子コンバーター、緊急時ワイヤースプリング
開発者 :地球連邦中央技術廠
搭乗者 :
ジャコモ・エックス=レイ
XL-***はヴォルフ共和国地上攻撃軍により連邦軍の基地より奪取された12機の試作機の一つである。
本機は市街戦に特化したライトニングタイプの長所をさらに生かすべく、
吸着型ワイヤーガンポッド、全天式周囲モニター等の試験的搭載、
間接駆動範囲の大幅な増大と徹底的な軽量化により、大気圏内における全包囲攻撃を実現した。
反面、その高機動性を維持する為には武装をオミットせざるを得ず、
その火力は対ガーディアンには貧弱なレベルとなってしまった。
特にその高機動性は都市防衛よりも都市攻撃へと適正があり、
擬似重力下におけるコロニーへの破壊工作を目的として設計された可能性が高い。
共和国軍に奪取された後、XL計画は他企業へと形を変えて引き継がれた。
EX-11は共和国地上軍のスケアクロウ隊により連邦軍の基地より奪取された12機の試作機の一つである。
設計段階でピーキーであった機体をさらに整備性、特殊性に焦点を置いて改造した結果、
正規軍の機体とは似ても似つかぬ機体へと傾向進化した。
特に両手両足に蛇腹状に仕込まれたワイヤースプリングは市街地等の安定した地形においてのみ、
反動、慣性、搭乗者を無視したエキセントリックな動きを可能にした。
その他、
背部スラスターよりサイドスラスターの方が出力が高い
装甲よりシールドの方が装甲が薄い
合体・変形用フレームを使用しているが変形機能がない
一部、クラッシャーのパーツが流用可能
など、長い第二次世界大戦を生き抜く為に、正規品でないパーツで次々カスタマイズされている。
尚、EXナンバーは奪取機体であることを示す。
『エキセントリック・ジャック』は部隊長のつけた通称。
固定武装は日本の作業用小刀『ジャック・ザ・リッパー』
合体機能の名残の接続ワイヤーケーブルを利用した『ユニオン・ジャック』
両足に仕込んだスプリングワイヤー『バネ足ジャック』
など、大暗黒期以前の固有名詞を多く使っている。これも部隊長の命名。
バケツを逆さにしたような三眼式の頭部、肩部のフレキシブルバインダー、
そして、同じく三眼式のカメラアイのついた胸部に蛇腹状の手足が特徴の丸みをおびた機体。
紫紺色をベースに腕部と胸部カメラアイのみそれぞれ黄緑色と白の塗装が為されている。
腰部には外付けの巨大なサイドスラスターが付属している。
最終更新:2015年05月31日 02:03