氏名:ザック・イグザール
人種:共和国系強化人間
性別:男
年齢:22歳
適正:カバリエ、オーバーロード
乗機:ライセングリート
職業:Xr研究所実験体→共和国軍ASG部隊
紋章:赤地にシャチと黒字の『Xr』
風貌:白髪交じりの無造作な紫髪にピンホールアイをミラーグラスで隠している。
   痩せている為か頬骨が突き出て髑髏のように見える顔
   パイロットスーツは赤と黒の研究所仕様

  • 概要
 ヴォルフ共和国スターゲイザー研究機関イグザール研究所出身の強化人間。
孤児であり、9歳の時に研究所に入って以来、実験体としての人生を歩んできた。
15の時に投薬によって人工スターゲイザー(以下SG)として覚醒するも、
暴力衝動、精神の不安定化などの問題を抱え失敗作として軍に放出される。
一時的にアードバーク追撃部隊に加わった際には、
ロドニー・チャンの指揮の下、地球の重力下まで追い詰めるも
独断専行が祟り、逃亡を許すこととなる。
しかも、その戦闘でリンケージとしての才能を見出された為、
再び研究所へと戻され強化処理を受けると共に、
Xr所属のオーバーロード級ガーディアン『ライセングリート』のパイロットとして
強制的に登録されることとなる。

機甲歴0057年には、ライセングリートを駆り、クーデターを起こしたアードバークと
第七艦隊の前に立ち塞がるが、ロドニー大佐に無力化され降伏、終戦を迎える。
機甲歴0058年以降は共和国軍のアンチスターゲイザー部隊(ASG隊、オルカ隊)に
配属され、同じような境遇の隊員や上司と共にノイエヴォルフへと亡命した
研究所の残党狩りなどを行っている。

性格は不安定かつ粗暴。
他者に対して必要以上に攻撃的になることで自己の安定を図っている。
また、ロドニー・チャンやアードバークの面々に対して、
並々ならぬ敵愾心と対抗心を持っていて、その為にフォーチュンとも折り合いが悪い。
ナヴァグラハ研究所のアートマとも交戦経験があり、ラーフ帝国とも折り合いが悪い。
強化された事は有難いが裏切って逃げたと考えている為、研究所とも折り合いが悪い。
基本的にどことも、折り合いが悪い。丸く生きていくことが出来ない性格。
しかし、同じ部隊には問題児が多い為、命令が通じるザックはまだマシな部類として、
出撃回数は多い。被撃墜数も多い。
士官学校を出ていない為、階級は伍長。

  • Xr研究所
勢力:小規模
指導者:チャールズ・王
フォーチュンとの関係:敵対的
 第一次大戦時より存在を示唆されていたSGの研究をする為、
開戦前に設立された研究所の一つ。
成人前の青少年を使って人工的にSGを作る『シューティングスター計画』を実行し、
覚醒率42%の好成績を上げる。
しかし、覚醒した人工SGの殆どが精神的に何らかの障害を負っているか、
投薬を継続しないと能力が維持できない事が判明し、共和国内での地位は
SG研究所の中でも三番手に落ち着いた。
終戦後、戦争犯罪者として裁かれる所を、所長と技術者総出で逃亡。
現在はノイエヴォルフに協力している。

  • ASGオルカ隊
勢力:小規模
指導者:ピーター・コリンズ中佐
フォーチュンとの関係:比較的友好的
大戦末期に連邦側のSG部隊だけでなく
共和国内のSG部隊にも対処する為に作られた一種の親衛隊。
確固たる忠誠心を持つ者や、薬物、人質などで意志を縛られた物で構成されている。
極めて高い戦闘力を持つが連携力に乏しい強化人間達と、
指揮能力、連携能力は高いが、リンケージとしての才能に乏しい指揮官達の間では、
常に諍いが絶えず、それが原因で撤退を迫られたことも多々あった。
クーデター時に指揮官クラスの多くが戦死し、
現在は数少ないエリートであるコリンズ中佐が問題児たちをまとめている。
他の隊からの引き抜きや勧誘が多かった為、
隊の徽章はパイロットの原隊のエンブレムにシャチ(Orca)を加えた図案である。

  • 兄弟
 研究所に引き取られて数日。
投薬と検査を繰り返す日々の中で出会った少年は、慣れないザックにここでの生活を教えてくれた。
その少年、アレスはザックより1ヶ月先にこの研究所に連れて来られた実験体で、
リンケージとしての才能を早くから見出された為、よく試作機のテストパイロットをしていた。
アレスとザックは研究所では比較的近い時期に入ってきたからか、組まされることも多く、
訓練や、検査を揃ってこなすうちに兄弟のように仲良くなった。
ザックが反射神経と知覚力に優れているのに対し、アレスは計算能力と空間把握力がずば抜けていて、
その腕を見込まれてシューティングスター計画では真っ先に候補に挙がることとなる。
AresからZackまでの26名を対象として行われた投薬の結果、
アレス、ザックを含む11名がSGとして覚醒した。
だが、宇宙の真理を読み解こうとするかの如き愚行に、反動は付き物だった。
アレスは投薬により精神面の不安定さが現れ、安定薬が欠かせない体となってしまう。
やがて、ザックが込み上げる破壊衝動の為、軍に出向している間に帰らぬ人となった。
新型オーバーロード級の試験中に発作が起き、それが事故に繋がったと、調査報告書には記述がある。
最終更新:2015年11月23日 01:56