ダフネ・ラウディウス
種族:人間
クラス:ウィザード
属性:混沌・中立
年齢:27
性別:女性
身長:156cm
外見:
肩甲骨くらいまでの黒髪を後頭部で呪術的に編み込んだ痩躯の魔術師。
紫の眼は普段は半目だが異様に澄んでいて覗き込むと信頼できるような気がするとか。
灰色のローブにいくつもの皮ベルトでポーチや小袋をくくっている。
人格的特徴:どんな緊張も和らげ、恨まれて追いかけられるようなことがない
尊ぶもの:家族(
妹)
関わり深いもの:部族を維持するために子供を産むか養うのが私の義務だ。
弱み:世を離れても消えなかったら暗く血なまぐさい思いが腹の中にある。
設定
上位魔法の塔にて大審問を受けんとする若き魔術師。生まれつき念動力を使うことができる早熟の超能力者。
騎士家の一つ、ラウディウス家の出身で
クロエ・ラウディウスを年の離れた妹に持つが、騎士にはならず上位魔法の塔の魔術師となった変人。怠惰かつ人を食ったような性格で、妹や仲間を無条件に信頼して甘えにかかる悪い意味で人たらし。頭脳の冴えは並みの魔術師を凌ぐが、「使わない魔術こそ最良の魔術」などと抜かして魔法を使いたがらない。
経歴
古くからソラムニア王国にて騎士を輩出する家に生まれるが、母親は妹を生んですぐに亡くなり、父は妹が幼いうちに任務にて死亡したため、幼い妹を守る為に性別隠して兵士としてソラムニア王国兵として志願する。しかし、幾度目かの長い戦役で腹部に大きな傷を負い、身体能力に後遺症を受けたほか、戦うことも子を産むのも難しい身体となったが、それを妹に隠してソラムニアに帰還。戦士として覚醒した妹がソラムニア騎士団に入ることを止められず、衰えた体を引きずって上位魔法の塔に入団する。
入団の目的は妹を守る為の権力、財力、魔力を手に入れること。世の中はパワーで回っている。
"緑の盾"イスピンには妹が懐いていたことから気に入らず、妹の好意を競い合って殴り合いの喧嘩をしたことがある。最終的に両成敗で落ち着いたが、その際に育んだ友情はダフネが戦場にいた際はクロエとの通信を頼み、後遺症を経て上位魔法の塔に移ってからは、イスピンの頼みで文献を調べるなど今をもって輝きを増している。
人柄・性格
表面上はエキセントリックで怠惰な奇人であり、台無しなタイプの美人。
人を食ったような眠たそうな半目の奥で、相手を矯めつ眇めつしているが、すぐに信を置くことが多く、根本的に妹が絡んでいない限り、人を疑うことがストレスになるタイプ。
敵ならば脳のノイズになるので早々に退散してもらいたい。
男社会の中で生きていくことが多かったため、男性的な口調で防備を重ね、
極力女性的な要素を排そうとしているのは妹に対して父の代わりを務めようとしたため。
妹に対しては、庇護欲と甘えとほんの少しの健康な体への嫉妬、それにいいところを見せたいという功名心で動いている。自分が子供を産めなくなったこともあり、ラウディウス家の隆盛を妹に委ねてしまったことに関しては申し訳ない。
なんとか、ホムンクルスとかでどうにかならないだろうか。
中立の魔法と幻影の神ルニタリの信者であり、性別を偽るときもその力を借りていた為、敬虔な信者であり、そのトリックスターとしての面を信奉している。
旅の道程
大変動から実に351年、妹だけに重責や家の使命を負わせまいと上位魔法の塔の入団試験に挑んだつもりが、心配性の妹がついてきたあたりから事態は動き始める。無事に塔の見習い魔道士となり、上位魔法の塔の大審問を受ける段に至って"緑の盾"イスピンからの手紙が届く。
セリフ備忘
★
「ああ、何もしたくない。食べたくない、動きたくない。行きたくないし生きたくないねぇ」
「まったく、100フィートも歩かねばならないなんて、今日は厄日だよ」
「やあ、今日も生きるにはつらい日が始まるようだ。私は朝から心折れているところだよ」
「安心したまえ。少なくとも君たちと私はともかくクロエは助かる」
「どうだい、あれが私の妹だよ」
最終更新:2025年03月29日 22:16