真夜中の冬木市。
そこで行われていたのは、サーヴァント同士の闘い。
「スリルスリル!今日の星占いは1位!外道な主従を殺せば運気が上がるでしょう!」
ビルの中を駆け巡りながら、相手を拳銃で撃ち落としていく。
まるで見た目は西洋の悪魔の様な見た目をしたサーヴァントに、手下は次々と落とされていく。
眼の前で構えるのはキャスターのサーヴァント、冬木市の住民を生贄にした、魔物召喚、それを実行に移そうとした時に、この男が現れた。
もちろん、ただ黙ってみてるわけではない、魔術でこちらも応戦していく。
――しかし、奴は倒れない、肩がやけどを負うが、腹部に魔力弾を打ち込まれようが。
「遂に来た!俺の獲物きた!今日は更に外道に噛みつくと更に運気アップ!」
掻い潜り、キャスターの首元へ噛みつきを仕掛ける。
キャスターは悶絶しながら突き放そうとするが、離れない。
「あ、これもどーぞ!」
ゼロ距離で、拳銃が撃ち込まれられる、キャスターは限界が来て、消滅していく。
「お、俺のサーヴァントが…」
奥に居た敵マスターが膝を落としながら出てくる。
「あ、もうひとりの外道発見!鉛玉ドーゾ!」
廃ビルに、銃声が聞こえた。
◆
「お、終わった~?」
「あ、マスター、終わった終わった」
震えながら、バーサーカー、須永陽咲也へと近づいて行く、そのマスター。
ちょんまげ、和装、古風に感じられるあらゆる可能性を秘めた男。
この男、なんと第六天魔王、織田信長御本人である、そっくりさんでも、扮した偽物でもない、本物である。
「俺もすごいなーマスターが信長だなんて、前世で徳積んだからかな?」
「徳積むような奴はこんな戦い方しねぇよ…どっちかって言うと悪魔だよ…」
下にはキャスターのマスターの従えてた半グレ共が横たわっていた。
「そうだった思い出した!俺聖人君子とデビルマンの生まれ変わりだったんだ!」
「絶対そんな相反する属性同時持ってる人はいないよ!?絶対違うよ!?」
廃ビルに、ツッコミが響いていく。
「んでんで、次どうしますかー?家帰って寝ますかー?」
「おう…帰って寝るか…」
そう行って、二人は廃ビルを後にした。
◆
(なんじゃろうな…この世界は…)
度重なる歴史のループのさなか、ここへときた。
あっちでの記憶は…なんか黒い羽に触った気がする。
(クマのやつも出てこんし…何がなんやら…)
疑問に満ち溢れながら、信長は寝た。
本能寺をループしていたときとは違う、動乱へと巻き込まれていくことになる。
【クラス】
バーサーカー
【真名】
須永陽咲也@ヒューマンバグ大学
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷C+ 魔力E 幸運C 宝具B
【属性】
混沌・善
【クラススキル】
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。
その代わり、正常な思考力を保つ。
【保有スキル】
直感:D
戦闘時、つねに自身にとって有利な展開を”感じ取る”能力。
攻撃をある程度は予見することができる。
戦闘続行:A
往生際が悪い。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
仁義:C
人としての道理を守り、それを準ずるものに課せられるスキル。
悪・混沌の敵相手にステータスを上げるが、逆に自身が「仁義外れ」な行為をするとステータスが下がる
【宝具】
『私が悪魔です、本物です』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20m 最大捕捉:30人
須永本人が、カチコミの際に行った口上がそのまま宝具になったスキル。
相手の仕切り直しをBまで無効化し、銃もしくは噛みつきのよる攻撃を行う。
【weapon】
噛みつき、拳銃
【人物背景】
天羽組に所属する、推定40台のヤクザ
年齢とは裏腹の若々しい言動、及び見た目が上げられる。
星占いを深く信じており、よく話の場で口にする。
当初は愚連隊だっだが、あることをきっかけに天羽組へ加入する。
【サーヴァントとしての願い】
今んとこは特にねぇ
【マスター】
織田信長@何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?
【マスターとしての願い】
自身の運命を変える
【能力・技能】
謎の妖精から与えられた繰り返しの力があるが、ここでは使えない。
【人物背景】
その人物は第六天魔王として戦国時代に名を轟かした織田信長その人。
謎の妖精に導かれ、1982年の本能寺からの脱出を目指している。
最終更新:2023年11月22日 17:38