――でさ――どう?
――ゴメン――今日予定あって――
――そっか――それじゃあ――また今度――
――うん
――――――
校門より少女が出る、自身の緑色の髪をなびかせながら。
「…いない…」
少女――岩崎みなみはこの世界に来てからある人物を探していた。
「どこにいるんだろう…私のサーヴァント。」
彼女はこの戦いの
ルールを一旦全て受けている。
しかし、未だにサーヴァントがいないのだ。
「今日、探せば――」
「おーい、そこのお嬢ちゃん。」
横から声が聞こえた、自分を呼んでる声だ。
「君、聖杯戦争の関係者?」
――――――――――
「そうかぁ、大変だねぇ…」
公園のベンチに腰を掛けて話す二人。
「はい…それで…」
「そうそう、それまで同盟を組もうって話、悪くないと思うんだけどさ。」
男の提案は同盟だった、彼女の身をあんじてのことの――はずだ。
「でも…」
「まっ、僕もサーヴァント出さないとね、ランサー。」
呼び声に応じたのは、槍兵、ランサーのサーヴァントだった。
「それじゃあ…ランサー。」
男は向こうのベンチに座るカップルを指さした。
「あそこにいるカップルを…殺れ。」
その時、みなみの時間は凍てついた。
次の刹那、ランサーの剛槍で、カップルの首が跳ねられる。
「え…?」
「ん?何かおかしいことしたかい?」
男は狂気をこちらへ向けてくる。
「なんで…無関係な…」
「いや、こんな力、今まで自分を馬鹿にしてきたやつに使うのにピッタリじゃん、ゲハハハ!」
「おかしい…おかしいですよ…!」
「はぁ、君も否定するの?なら…死んじゃえ…」
ランサーがこちらへ向かう。
(そんな…誰か…)
――――――――
「レディに何手ぇ出してんだぁゴルァ!」
怒声と共に、ランサーが蹴り飛ばされる。
現れたのは、金髪に黒スーツの男だった。
「な、なんだてめぇは!?」
「レディに乱暴する下郎に名乗る名はねぇ!」
男はそのまま進撃する。
「ちぃ!やれ!ランサー!」
再度、復帰したランサーが男に迫る。
「なら…喰らいやがれ!首肉!」
敵の首に、強烈な一撃が入る。
「肩肉!背肉!鞍下肉!胸肉!もも肉!」
怒涛のコンボを入れていく。
「羊肉ショット!」
男の後ろ蹴りにより、ランサーが完全に破壊される。
「そ…そんな!?僕のサーヴァントが!」
「で…てめぇはどうすんだ…ここで…死ぬか…?」
「ひぃ!ぎ、ぎぃやぁぁぁ!」
男は走り、逃げ出した。
――――――――
「申し訳ねぇぇぇ!俺と、俺としたことが!」
「いや、あ、あの…」
戦闘終了後、みなみに土下座するサーヴァント。
「でも…助かってますし…」
「いや!レディに!しかも自身のマスターに!俺は!俺は!」
泣きながら謝罪するサーヴァント。
「とりあえず、大丈夫ですから…そういえば、あなたの名前は…」
「!」
男は泣き止み、臣下の礼の体制をとる。
「…俺の名は、サンジ、アサシンのサーヴァント、これからよろしくお願いいたします、レディ。」
「あ、はい…」
男は、自身の真名とクラスを開示した、そして、立ち上がり。
「これからの護衛はおまかせください、レディ。」
「は、はい。」
こうして、二人の主従は始まった、しかし、サンジはあることを隠していた、自身の、真明の一部を…
【クラス】
アサシン
【真名】
ヴィンスモーク・サンジ@ONEPIECE
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具A−
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避。
料理:A
自身の調理スキルをステータスにしたもの。
蹴技:EX
料理人のプライドとして、腕を使わない代わりに、生み出した技能。
肉の部位を名付けたコンボ技や、全体に攻撃する技など多彩。
【宝具】
『悪魔旋脚(ディアブルジャンブ)』
ランク:B− 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大補足:1人
cp9との激戦の中、サンジが生み出した必殺技。
自身の吸ったタバコの火を足でこすりつけ、着火、相手に強烈な打撃を与える。
また、多数の種類を備えている。
『ステルス・ブラック』
ランク:A− 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大補足:−
彼がアサシンに選ばれた理由であり、自身が最も忌み嫌っている宝具。
ジェルマ66が開発した特殊兵装、「レイドスーツ」を着用する。
彼がこれを着ている間は、幸運と魔力を除いたステータスの向上、また気配遮断がEXになる。
しかし、前述の通り、彼がこの宝具自体を嫌っているため、使うかは定かではない。
【人物背景】
麦わらの一味コック、元海上レストランバラティエ副料理長。
女好きな面があるが、口が荒いだけで男にも優しい。
その出生は、北の海の独裁国家のジェルマ帝国の三男、ヴィンスモーク・サンジ。
血統因子を持たなかった目に冷遇され出奔、そのまま別の海上レストランで見習いとして働いてたところを、当時海賊だった、バラティエ料理長ゼフと出会い、紆余曲折を経て共にバラティエを作ることになる。
【サーヴァントとしての願い】
麦わらの一味への帰還、及びマスターの保護。
【マスター】
岩崎みなみ@らき★すた
【マスターとしての願い】
元の世界への帰還。
【人物背景】
緑髪とスレンダーな体型が特徴の少女。
泉こなた達の後輩でもある。
無口でクールな雰囲気を出しているが、親友であるゆたかと愛犬チェリーの前では口数が増える。
【方針】
とにかく生きることを優先、知人達がいるなら合流したい。
最終更新:2023年10月01日 11:43