わたし、花寺のどか。すこやか市に引っ越してきた中学2年生。
この子はラビリン。地球のお手当てをしているお医者さん見習いなんだ。
わたしたちはサーヴァントになっても、お手当てを頑張るよ!
◆
「のどか、それにラビリンだね。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします、マスターさん!」
「よろしくラビ!」
わたし・花寺のどかとラビリンは挨拶した。
相手はわたしたちのマスターさん。物腰が柔らかくて、素敵な笑顔が印象的な大人だよ。
だけど、マスターさんは『待って』と言いながら。
「えっと、私のことをマスターって呼ぶのは……今はまだナシにしたいんだ」
「あれ、どうしてですか?」
「確かに形式上、私は二人のマスターとして扱われている。でも、私は君たちのことをあまり知らないよ。一方的な
ルールを押しつけられた中で、上下関係を作るのはおかしい気がしてね……どうだろう?」
目線が合うようにしゃがみながら、にこりと微笑む。
この人は私よりも背が高いから、きちんと目を見るために膝を曲げている。
だって、マスターさんは『先生』だから。たくさんの生徒さんと向き合ったように、わたしとラビリンとも対等な立場で接してくれる。
「私はマスターじゃなくて、一人の大人として一緒にいたいんだ」
「わかりました、先生!」
「先生ラビー!」
「先生、か……ふふっ、ありがとう」
だからわたしたちも、この人はマスターじゃなくて『先生』と呼ぶよ。
右も左もわからない中なのに、わたしたちに優しいから。
誠意には誠意で応えたいな。
「でも、先生はわたしのことをクラス名……セイバーって呼んでも大丈夫ですよ! わたしは真名を知られちゃいけませんから」
「そうだね。ただ、私としてはとても申し訳ないよ。いくら君の安全の為とはいえ、名前を呼べないことは……悲しいな。名前は、二人が生きてきた大切な思い出がいっぱい詰まっている宝物だから。
君たちは、素敵なお友達と出会ってきたよね?」
「はい! わたしとラビリンの周りには、優しい人がたくさんいました!」
サーヴァントになるよりずっと前、人間だった頃のわたしは体が弱かった。
小さかったわたしはほとんどの時間を病院で過ごしたから、普通の人生や青春がどんなものかよくわからなかったよ。
それでも、みんなはわたしにたくさんのことを教えてくれた。
すこやか市に引っ越してから出会った沢泉ちゆちゃんと平光ひなたちゃんは、わたしとお友達になってたくさん遊んだ。
地球さんの願いから生まれた精霊さんの風鈴アスミちゃんと出会い、色んなことを教えてあげた。
「ラビリンものどかたちと一緒にいて楽しかったラビ!」
「そっか。君たちは最高のパートナーなんだね」
「そうですよ。わたし、ラビリンと出会えたから強くなれましたし……わたしのことをもっと好きになれたんです!」
「確か、伝説の戦士……プリキュアになれるんだっけ?」
ヒーリングガーデンからやってきたラビリンとパートナーになって、新しい自分になったわたし。
体がとても軽くなって、みんなを守れる強さをもらえた。
ビョーゲンズって悪い人たちが、わたしたちの生きる地球をむしばもうとしたんだ。
彼らの本拠地のビョーゲンキングダムには命がない。水がなく、草や木が生えないほどに荒れてて、歩くだけで病気になりそうな息苦しい世界だった。
ビョーゲンズのせいで病気になった世界はたくさんあって、ラビリンたちが生まれたヒーリングガーデンも傷つけられた。
ラビリンと初めて出会った日のことはずっと覚えてる。
ビョーゲンズと戦うプリキュアを探すため、ペギタンやニャトラン、それにラテと一緒にヒーリングガーデンから地球にやってきたラビリン。
ラビリンの助けになりたい。その願いを抱きながら、パートナーになったわたしたち。
気持ちを重ねて、花のプリキュアに……キュアグレースになったんだ!
誰も病気になって欲しくないし、みんなはいつも笑って欲しいからね。
「そうだ。二人のことを、もっと教えてもらってもいいかな? 知識で叩き込まれた逸話じゃない。君たちの口から、君たちの言葉として……のどかとラビリンがどんな子なのか、私は知りたいよ」
「いくらでも聞いてくださいね! わたしも、先生に知ってほしいです!」
「よし。その為にも、まずは買い物に行こうか」
「お買い物、ですか?」
「私たち三人の親睦会を兼ねた探検だよ。冬木市にどんなお店があるかを調べることも大事だから」
時計を見ると、もうすぐランチの時間だ。
サーヴァントになったから、今のわたしとラビリンは食事や睡眠は必要ない。でも、現界には先生から魔力をもらわないといけなかった。
その魔力はおいしいご飯からでもたくわえられるから、きちんと食べないとね。
そうして、わたしたちは冬木市にお出かけした。すこやか市みたいに穏やかで、胸がドキドキしちゃう。
キョロキョロと目移りするわたしの腕の中で、ラビリンはぬいぐるみのふりをしている。わたしの歩幅に合わせて、はぐれないように先生は歩いているよ。
レストランやデパート、お洋服屋さんや雑貨屋さんで……みんなが楽しそうにお買い物してる。
時々、先生はおもちゃ屋さんを横目で見てた。興味津々な先生の目に、親近感を抱いちゃう。わたしとラビリンも、ラベンだるまの人形を大事にしてたから。
「先生もお腹がペコペコだし、二人にはおいしいご飯をご馳走したいから……一緒に食べよう?」
お昼ごはんを買ってもらい、三人で公園に来てるよ。
街のパン屋さんでサンドイッチを、スーパーではフルーツジュースやサラダを先生に買ってもらった。
ちっちゃいラビリンのためには、おまんじゅうやプチトマトだって用意してくれてる。
「ここなら日当たりはいいし、人通りも少ない。ラビリンもゆっくりお食事できるね」
「ありがとうラビ! トマトがとってもジューシーラビ!」
「ふわぁ~! サンドイッチはおいしくて、風も気持ちいいし……生きてるって感じ~!」
見晴らしの良い丘の上で、穏やかな街を眺めながらおいしい食事を楽しめる。
鳥さんたちは元気に歌って、ワンちゃんとその家族が全力で走り、一面に生える草や花は風に揺られて優しく踊っていた。
サーヴァントになっても、こんな素敵な時間を過ごせることが、わたしはとても幸せだよ。
たまごと野菜がはさまったサンドイッチだって、本当においしい。
「のどか、ラビリン。これから新しい生活がはじまるけど、私と約束をしようか」
先にランチを食べ終わった先生は、わたしたちを真っ直ぐに見つめながら。
「約束、ですか?」
「うん。マスターじゃなくて、先生とのお約束。
君がどうしても許せない相手と出会ったら、悩む必要なんてない……遠慮なく戦ってもいい。
逆に、もしも戦いたくなかったら逃げていいし、辛い気持ちだっていっぱい打ち明けても大丈夫。悩みがあれば、何でも聞いてあげるから」
まるでわたしの心を見通しているような言葉。
ラビリンと一緒に召喚されたわたしは、先生を守るために悪い人と戦わなきゃいけない。
あのダルイゼンのように、人を平気で傷つける誰かと出会うときがいつか来る。
あるいは、聖杯に頼らなきゃいけない程の願いがあって、必死になっている人とも戦うかもしれない。
「他の人がどんな願いを持っていても、それは二人を傷つける理由にはならないよ」
絶対にね。
そう励ましてくれる先生の姿に、ある思い出が浮かび上がった。
大切で、忘れられないわたしの1ページ。
ーーお前の中に、オレをかくまってくれ
あの日、傷ついたダルイゼンは助けを求めてきた。
キングビョーゲンに取り込まれそうになって、必死に地球まで逃げて、わたしにすがった。
幼かったわたしの体に入り込んで、長い時間をかけてわたしを傷つけながら育ったビョーゲンズ……それが、ダルイゼンの正体。
ダルイゼンは自分が助かるため、わたしの体の中に入り込もうとしたけど、その手を振り払っちゃった。
それからしばらくわたしは悩んだの。わたしは、わたしを苦しめたダルイゼンのことも、助けないといけないのかなって。
ーーのどかは……本当は、ダルイゼンを助けたかったラビ?
でも、ラビリンは寄り添ってくれた。
わたしの本当の気持ちは何か、真剣に聞いてくれたよ。
みんなを助けたように、ダルイゼンだって助けなきゃいけない。その為に必要なのは、わたしの中にダルイゼンをかくまうこと。
そうしたら、わたしはまた苦しむかもしれない。
痛くて、辛くて、大切な時間をたくさん奪われた。
ーーのどかが苦しまなきゃいけない理由は、ひとつもないラビ!
ダルイゼンを助けるために、わたしが苦しむのは絶対にイヤ。
わたしの心と体を誰かの好きにされたくない。
その想いをラビリンは真っ直ぐに受け止めてくれた。
それだけじゃない。ダルイゼンたちビョーゲンズはわたしの大切な人たちを平気で傷つけてきた。
だから、わたしはダルイゼンを助けなかった。わたし自身の意志で、地球に生きるみんなと力を合わせてビョーゲンズとの決着をつけたよ。
「先生と約束できる?」
「約束します!」
「約束ラビ!」
それは、どんな命令よりも強い効果を持った三人の言葉。
この約束がある限り、わたしの心は誰かに支配されたりしない。
寄り添ってくれる先生がいれば、わたしとラビリンはどんな敵とも戦えるよ。
「……先生には、お願い事はあるのですか?」
ふと、わたしは疑問を口にする。
「もちろん、あるよ! 生きて、生徒たちみんなが待ってるキヴォトスに帰ること。私がいなくなって心配しているはずだからね。でも……」
「でも?」
「その願いは、私自身の力で叶えたいな。みんなに恥じないためにも」
遠い空を眺める先生。
その目には、たくさんの生徒さんが映っているはずだよ。
誰にでも真摯に向き合っていて、周りからも慕われている。
キヴォトスがどんな所で、そこで先生が何をしていたのかわたしはよく知らない。
でも、こんなに優しい先生がいるから、きっと素敵な街なんだろうね!
「なら、わたしたちはそのお手伝いをしますね!」
「ラビリンも一緒にいるから大丈夫ラビ!」
「頼りにしてるよ、二人とも」
わたしたちの願いは決まった。
聖杯の力を借りないで、先生を帰してあげること。
本当なら、先生はキヴォトスの生徒さんと楽しく過ごすはずだった。
でも、聖杯戦争のために引き離されて、幸せな日々を台無しにされた。
そんなことを許しちゃいけない。
ちゆちゃんやひなたちゃん、それにアスミちゃんがいなくて、わたしとラビリン二人だけ。聖杯戦争は、ビョーゲンズとの戦い以上に過酷かもしれない。
それでも、信じてくれる先生がいるから、何があっても頑張るよ。
だからわたしたちは守るんだ。先生と、先生を信じてくれた生徒さんたちの心を。
◆
気がつくと、私の腕には奇妙な刻印が描かれていた。
私にはタトゥーや刺青の趣味はない。これは、“Holy Grail War”……聖杯戦争という悪質な儀式に巻き込まれた証だ。
古今東西の世界からマスターとなる参加者を、英霊(サーヴァント)として呼び寄せた歴史的偉人と組ませて、希望(エルピス)を得る戦いがゲームの意義。
でも、ルールを把握した私が抱いた感情はただ一つ。聖杯戦争と、この世界に対する強い嫌悪だけ。
マスターと認められたけど、その実態は拉致監禁。
電脳世界に閉じ込められては、ただの人間では手が出せない。
この世界のルール通り、聖杯を手にすればキヴォトスに帰れるかもしれない。
だけど。
”こんなのは物語じゃないし、私は認めたくない。”
”私たちは物語の駒じゃない。”
聖杯への道を、さも希望のように輝かせている裏で。
そこからこぼれ落ちた者に待ち受けているのは、死という形の残酷な結末。
願いを叶えられない人間には、絶望しか与えられない。
一人でも取りこぼす時点で奇跡のはずがなかった。
これは、ただ人を破滅にまで追い詰める悪行。
”もし、この世界に彼女たちが……”
もう一つだけ、私にとって気がかりなこと。
”生徒たちがいたら、みんなのことも傷つけちゃう”
そう。
私を慕ってくれた生徒も、この世界に巻き込まれていること。
この仮説が正しかったとして、ルールに沿って敵対する……
いや。我が身の可愛さで生徒たちを裏切りたくない。
みんなと過ごした日々は、聖杯の奇跡なんかよりずっと大切だから。
”ごめん、少しだけ待っててね。”
心の中で、私は生徒たちに謝罪した。
”みんなのところには、必ず帰るって約束するよ。”
”もしこの世界にいたら、絶対に見つけるから。”
一番簡単なのは、聖杯戦争に勝ち残ること。
そんな選択肢は真っ先に捨てた。
彼女たちの元に帰るために、この手を血で染めるつもりもない。
いくら大変な状況でも、みんなから幻滅される大人にはなりたくないよ。
だって、情に篤い生徒たちだからね。
”大切なのは、この二人だって同じ。”
私の相棒として巡り会った無垢な少女と妖精。
彼女たちは手を取りあえば、癒しの力を持つ戦士……プリキュアに変身できる。
友達と力を合わせて、ビョーゲンズの脅威から世界を守った。
心の底から、すごいと思った。
その真っ直ぐな想いで人々を救った彼女なら、確かに英霊と称えられる。
だけど、のどかは人の悪意に弱い。
純真で感受性が豊かな彼女は、それだけ悪意に傷つきやすい。
この世界には聖杯を求めて悪事を働くマスターが必ずいる。キヴォトスの生徒を陰謀で苦しめた悪い大人のように。
実力は関係ない。悪い大人の毒牙は、のどかすらも容赦なく狙ってくる。
絶対にさせないよ。
”大人としてのどかとラビリンを守る。”
彼女たちに約束した。
今の私は何一つ後ろ盾を持たない無力な凡人だ。
連邦捜査部シャーレの顧問でなく、平凡な一教師というロールが与えられただけ。
用意された自室には、教員免許や筆記用具など必要な道具が置かれている。だからのどかたちも先生と呼んでくれた。
代わりにシッテムの箱や大人のカードといった切り札は手元になかった。
もちろん、サーヴァントと戦う力はないし、拳銃で撃たれたら終わり。
それでも……
”私はマスターじゃなくて、彼女たちの先生だから。”
この約束だけは捨てたくない。
のどかたちは私のために戦う責任を背負ってくれた。
なら、私も彼女たちの行動に全ての責任を持つよ。
私はのどかみたいに立派な英雄じゃない。けど、彼女の居場所を作れる。
家族や友達がいない今、隣にいてあげられるのは私だけ。
仮に悪意を振りまく誰かがいても、私がのどかたちを支えるよ。
サーヴァントだから? 関係ない。
プリキュアだから? その在り方は尊敬するし、とても眩いけど違うかな。
どこにでもいる普通の女の子で、もう私の生徒になったからね。
一人の大人として、のどかとラビリンを見守るだけだよ。
【クラス】
セイバー
【真名】
花寺のどか@ヒーリングっど♡プリキュア
【ステータス】
筋力B + 耐久C+ 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具EX
(キュアグレースの変身時)
【属性】
中立・善
【クラススキル】
対魔力:B
キュアグレースの変身時、第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:-
騎乗の才能。
体力がないのどかは乗り物を乗りこなせない。
代わりに、パートナーのラビリンとは深い絆で結ばれている。
【保有スキル】
病弱:D
幼少期から体をむしばんだダルイゼンのせいで病気になった彼女は、長きに渡って入退院を繰り返す生活を余儀なくされた。
退院後は人並みの生活を過ごしているが、人間としての花寺のどかは体力がなく、勢いよく走るとすぐに息切れする。
非変身時は常にこのスキルが発動している。
ラビリン:B
ヒーリングアニマルのラビリンとの絆を示すスキル。
唯一無二のパートナーであるのどかとラビリンが気持ちを重ね、手を取り合うことでキュアグレースに変身できる。
のどかにとって決して欠かせないパートナーたるラビリンがいなければ、膨大な魔力供給があろうともキュアグレースの変身は不可能。
二人の気持ちが重なり合う限り、どんな敵が相手でも無限大の力を発揮できる。
伝説の戦士:B+
花寺のどかが変身するキュアグレースは病気の体現者たるビョーゲンズと戦い続けた。
彼女の決め技は命をむしばむあらゆる病気に効果を発揮し、必ず浄化を果たす。
人々を傷つけた逸話を持つ相手と対峙した時、キュアグレースの全ステータスは向上する。
敵対人物に呪いまたは病気に関する逸話が加われば、更に勇猛スキルが発動し、あらゆる精神干渉を無効化する。
【宝具】
『ゆめで起きるは奇跡の大変身(パートナーフォーム)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1
東京でもらったゆめペンダントの力を使い、のどかとラビリンが合体して誕生した奇跡の姿。
この宝具を発動すれば全ステータスに+補正が追加される他、Aランク相当の戦闘続行及び無窮の武練スキルが発動され、霊核が破壊されるレベルの致命傷を受けても立ち上がれる。
ただし、この宝具はゆめペンダントの力で覚醒した後天的なフォームであり、キュアグレースの意志だけでは絶対に発動できない。
のどかとラビリンが持つ誰かを助けたいという想いと、彼女たちを信じた人の夢が重なり合えばーー
真の絆から生まれた奇跡を拝めるだろう。
『"重なる想い"でみんなの夢が花開く(カグヤグレースフォーム)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
命がつきようとしていた我修院カグヤを救うために誕生した最大の奇跡であり、花寺のどかが得た最終宝具。
かぐや姫を彷彿とさせる華やかな和服をまとったキュアグレースが、ラビリンが宿った大きな杵を振るい、カグヤの命を救った。
この宝具を発動するには、街に生きる人たちの夢を一つにできるように呼びかけること。すなわち、キュアグレースの存在が人々に認知され、なおかつ心から信頼される必要がある。
その条件をクリアして、キュアグレースが誰かを救いたいと心から思えば、彼女の優しさが更なる奇跡を起こす。
死の淵に追いやられた誰かの命を救うことも夢ではない。
【weapon】
ヒーリングステッキ。
のどかが初めてラビリンと心を通わせた日に召喚された魔法のアイテム。
ラビリンと心を一つにした時に使用可能で、ステッキにセットされたラビリンをタッチすることでのどかはキュアグレースに変身できる。
ただし、二人の気持ちが少しでもずれていれば、キュアグレースに変身できない。
エレメントボトル。
エレメントとはのどかが生きる地球に生きる数多のものに宿る妖精であり、その力が込められたボトル。
自然の植物や水はもちろん、火や雷をエネルギーとする機械にもエレメントは宿っている。
実り、花、葉っぱの3つをキュアグレースは所持し、ヒーリングステッキにセットすればエレメントの力を借りられる。
なお、聖杯戦争の世界にエレメントさんはいない。
【人物背景】
TVアニメ『ヒーリングっど♡プリキュア』の主人公で、ヒーリングアニマルのラビリンと心を一つにしてキュアグレースに変身する少女。CVは悠木碧。
大人しいけど、前向きで好奇心が強く、誰かのために頑張れる優しい心を持つ。
ビョーゲンズに傷つけられて助けを求めたラビリンの声に応えた日、キュアグレースに覚醒する。
たくさんの出会いを経験し、強い友情で繋がった少女たちと力を合わせ、ヒーリングっど♡プリキュアとしてお手当てをした。
原因不明の病気によって長きに渡って入院生活を過ごしてきたのどか。
その真相は、幼少期にビョーゲンズのダルイゼンが体内に忍び込み、彼女をむしばみ続けたことだった。
ダルイゼンは己の危機からのどかに助けを求めたが、断固として受け入れず。病気からみんなを守るために戦うとのどかは宣言した。
【サーヴァントとしての願い】
ラビリンと一緒に、先生が元の世界に帰るためのお手伝いをしたい。
【マスター】
先生@ブルーアーカイブ
【マスターとしての願い】
のどかとラビリンを支えながら、聖杯の力に頼らずキヴォトスに帰る方法を見つける。
【能力・技能】
優れた知能と指揮能力、そしてキヴォトスの生徒たちと心を通わせた高いコミュニケーション力を誇る。
【人物背景】
連邦捜査部シャーレの顧問にして、キヴォトスの外からやってきた頼れる大人。
生徒達と誠実に向き合い、いくつもの危機を乗り越えた。
趣味はおもちゃとソシャゲで、おちゃめな一面を見せることも多い。
【備考】
この世界におけるロールはごく普通の教師です。
シッテムの箱や大人のカードなど、異能の力を持つ道具は一切所持していません。
最終更新:2023年11月11日 08:20