Scope社は現在、世界中で最も迅速にあまねくEVE銀河中にニュースを配信することが出来るメディア会社です。
Scope社はGallente連邦に本拠を置くメディア会社ですが、大方では公共通信社とみなされており、
その報道は連邦内外を問わず広範に渡って多大な影響を及ぼしています。
Scope社は、およそ150年前にLous Chavolという変わり者の大富豪によって創設されました。
Chavolは、FTL通信技術が発見された際にいち早くこれを用いた通信会社を興して大成功を収め、
巨財を築き上げました。彼は自身のFTL通信会社を通じて、銀河中のあらゆる情報を手に入れることが
できたので、これを利用したメディア会社を設立したのです。
現在では、Scope社は最先端を行く通信社として、伝統的なホロビジョンでの配信を始めとしたあらゆる形式で
サービスを提供しています。最近始まったサービスでは、Egonics社が供給するヘッドセットを用いることで、
音声に加えて映像さえも、視聴者の脳内に直接配信できるようになりました。
Scope社とEgonics社のコラボレーションによるこの新しいサービスはすぐに大変な人気を博し、
両社に多大な利益をもたらしています。
Scope社は常に、素早く、そして信頼性のあるニュース配信元としての地位を確立するよう努力してきました。
設立以来、決して大衆ゴシップに落ちぶれることなく、常に出来うる限り真実を伝えようという姿勢を貫いています。
そしてその甲斐もあって、現在では信頼の置ける公共的な通信会社としてのブランドイメージを多くの
大衆に植えつけることに成功しました。
しかし批評家達は、Scope社のニュースは真実の半面だけしか伝えていないと批判しています。
信頼性のあるニュース報道というものには、どのような記事として報道されるのか?
きちんとニュースの重要度に応じた報道時間が(もしくは紙面が)割かれているか?
ニュースの提供元はどこか?といったことも当然重要となります。
しかし本来、最も大事なことは、どんなニュースが「報道されなかった」のか?(あるいは揉み消されたのか?)
ということです。「実際に起こった重大な出来事」よりも、大手メディア会社で「大々的に報道された他の出来事」
の方が世間では話題となるという意味では、影響を与えて世論を操ることは簡単なのです。
この典型例としてScope社を批判するものが良く槍玉に挙げるのが、Scope社の最大株主であるIshukone社の子会社、
Zainouについての報道です。
Zainou社はCaldariにおける大手製薬会社の一つですが、数年前にMinmater共和国との取引の際に商業倫理に反する
汚い取引を行ったことで問題となったことがありました。Scope社ではこれについての報道を殆ど行わなかったばかりか、
Zainou社が取り組んでいる特効薬の開発などについて殊更大々的に報道しました。
このことに関してZainou社自身が直接、報道に干渉していたという明確な事実が有る訳ではありません。
しかし多くの者がScope社はこういった大手スポンサーに対する不利なニュースに関して報道管制を
しているのだろうと信じています。
最終更新:2013年12月15日 12:49