814 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/30(火) 00:48:51.76 ID:vtHL2WH5o
【アパート】
京太郎「さて明日からGW、尚且つ大阪なんだが折角だし誰かを誘おう」
京太郎「一人は寂しいもんな」
京太郎「旅行先でであった女の子とラブロマンスなんて事も無いだろうしさ」
京太郎「……自分で言ってて虚しいけど」
京太郎「とりあえず一緒に行ってくれそうな人に電話してみるか」
815 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/30(火) 00:55:33.94 ID:vtHL2WH5o
-新子憧編-
憧「はい新子ですけど」
京太郎「あ、憧か?俺だけど」
憧「俺なんて知り合い知りませんけどー」
京太郎「須賀京太郎です」
憧「あはは。分かってるってば」
憧「で、何か用なの?」
京太郎「いやさ、突然なんだけど明日から旅行行かないか?」
憧「え?」
京太郎「行き先は初日大阪だけは決定で後は未定なんだけど」
憧「ちょ、ちょっといきなり電話してきたと思ったら旅行行かないかって何よ」
京太郎「あ、駄目だったか?」
憧「駄目とか駄目じゃないとかそう言う問題じゃないわよ」
憧「と言うか明日出発なのになんで前日誘ってるのよ!」
京太郎「いやさっき決まったからさ」
憧「?」
京太郎「それでどうなんだ?」
憧「そ、その一応聞くんだけどアンタと二人っきりとかじゃないわよね?」
憧「いや別に二人っきりはイヤとかそう言う訳じゃないけど、流石に男女二人っきりはまずいと言うか恋人でもない間柄なのに一緒に旅行とか早いと言うか……」アセアセ
京太郎「?なんだか良く分からんが、他にも知り合いには声かけるつもりだから二人にはならないと思うぞ?」
憧「そ、そう」
憧「……分かったわ。良いわよ」
京太郎「お、本当か?」
憧「ええ。丁度暇だったしね」
京太郎「じゃあ明日学園都市の駅前で待ち合わせな」
憧「オッケー。遅刻しないでよ?」
京太郎「分かってるって。それじゃあおやすみ」
憧「おやすみ」
ピッ
憧「……」
憧「ど、ど、どどうしよう?旅行に誘われちゃったしOKしちゃったし!」
憧「いくら誰かが居るとは言え、男の子と一緒に旅行なんて初めてだし!」
憧「と言うか前日に誘うってどういう根性してるのよ!」
憧「とにかく時間が無いわ。用意しなくちゃ……」
憧「キャリーケースは有ったわよね?着ていく服は選んで……る暇有るかしら?と言うかコンビニ行かなくちゃ!」
憧「あーもう、今日は徹夜決定じゃない!」
憧「明日酷い顔だったら、京太郎に絶対大阪で奢らせるんだから!」
822 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/30(火) 01:37:34.16 ID:vtHL2WH5o
-宮永照編-
照「はい宮永ですが」
京太郎「あ、照か?京太郎だけど」
照「あ、京ちゃん。どうしたの?」
京太郎「突然だけどお前大阪に興味あるか?」
照「え?それは多少はあるけど……」
京太郎「よし決まりだな。明日の朝、学園都市の駅前に来るように」
照「ちょ、ちょっと待って。ど、どう言う事?」
京太郎「どう言う事もこう言う事もそう言うことだ」
京太郎「あ、3泊はするからちゃんと用意しておけよ?」
京太郎「じゃあな」
ピッ
照「え?え?え?ちょ、ちょっと京ちゃん!」
照「つまりどういう事?」
照「大阪に興味あるか?→ 駅前集合 → 3泊するから用意しておけ 」
照「これらのワードから繋がるものは旅行」
照「……きょ、京ちゃんと旅行かぁ。何時以来だろ?」
照「えへへ。明日は精一杯お洒落しないと」
照「でも京ちゃんも二人っきりが恥ずかしいからなんて、あんな誘い方しなくも良いのに照れ屋さんだなぁもう」
照「あ、早く用意しないと。菫、ちょっと手伝って欲しいんだけど――」
827 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/30(火) 02:30:00.21 ID:vtHL2WH5o
-佐々野いちご編-
いちご「はい、ちゃちゃのんじゃよ」
京太郎「あ、ちゃちゃねぇ。俺、京太郎だけど」
いちご「あ、京ちゃん。どうしたんじゃ?」
京太郎「ちゃちゃねぇ、GW暇?」
いちご「んー特に用事は無いけど」
京太郎「それは良かった。突然なんだけど旅行行かないか?」
いちご「え?」
京太郎「3泊くらいでさ。とりあえず初日は大阪にして後は未定だけど」
いちご「も、もしかして旅行のお誘いかのう?」
京太郎「いや、もしかしなくてもそうなんだけど駄目かな?」
いちご「い、いやそんなん考慮しとらんと言うか突然じゃったから」
いちご「でも京ちゃんと一緒なら……ええよ」
京太郎「よっし。じゃあ明日、学園都市の駅前に集合で良いか?」
いちご「うん。ええよ」
京太郎「それじゃあおやすみ」
いちご「おやすみ」
ピッ
いちご「……」ニヘラ
いちご「旅行かぁ。久しぶりじゃのう」
いちご「……大阪と言うのがあれじゃけど」
いちご「でも京ちゃんの事じゃから、たくさん女の子来るような気がするのう」
いちご「……」
いちご「……ちゃ、ちゃちゃのんも気合入れてみようかな」
いちご「そうと決まれば早速用意じゃ!」
869 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/30(火) 23:25:06.87 ID:vtHL2WH5o
-末原恭子編-
恭子「はい末原ですけど」
京太郎「あ、末原さんですか?こんばんは、須賀です」
恭子「ああ須賀君か、どないしたん?」
京太郎「末原さん、GWは予定有ります?」
恭子「んー特にあらへんけど……」
京太郎「じゃあ突然なんですけど、一緒に旅行に行きません?明日から」
恭子「は?」
京太郎「行き先は大阪なんですけど……」
恭子「ちょ、ちょっと待ってーな。色々突っ込みたいところは有るんやけど、ホンマに突然やな」
京太郎「すみません……」
恭子「それでええとなんやったっけ。旅行やんな……しかも行き先が大阪って。それで私を誘ったんか?」
京太郎「少しだけ……?」
恭子「ふーん……。まぁええよ」
京太郎「え?」
恭子「だからええよ。どうせ家に帰るか帰らへんか悩んどったし」
京太郎「本当ですか?ありがとうございます」
恭子「他にも誰か一緒に行くん?」
京太郎「ええ一応今のところ照を含めて3人は決定してますけど」
恭子「ああ、それでなんや菫の部屋がうるさかったんか」
恭子「ほなどうしたらええんや?」
京太郎「えっと明日学園都市の駅前に集合って事で」
恭子「了解や。寝坊はせんときよ。言いだしっぺが遅刻なんかしたら恥ずかしいで」
京太郎「分かってますって」
恭子「もし遅刻したら……そうやな、油性マジックでおでこにベタやけど肉って書いて一日過ごすとかどうやろ」
京太郎「それ地味に滅茶苦茶ダメージでかいじゃないですか……」
恭子「あはは。まぁそうならんように遅刻せんかったらええんや」
京太郎「まぁそうなんですけど。それじゃあ俺はまだやる事あるんで、おやすみなさい」
恭子「おやすみ。ほな明日」
ピッ
恭子「……」
恭子「せやけど前日に誘うなんて、須賀君も洋榎のようにノリと勢いで生きとるんやろか?」
恭子「ま、丁度ええかな。私もしばらく大阪に帰ってへんかったし」
恭子「……それが須賀君達と一緒や思わへんかったけど」
恭子「さて用意しようか。……流石にジャージはあかんかな?
恭子「と言っても私そんなに服もってへんし……」
恭子「こ、こういう時はゆーこに聞くのが一番やな!ゆーこちょっとこっち来てーな」
871 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/31(水) 00:03:26.16 ID:E2ZVOCeVo
-霜崎絃編-
絃「はい、霜崎ですが」
京太郎「あ、こんばんは須賀です」
絃「須賀さん、こんばんは。今夜はどういった御用でしょうか?」
京太郎「あの霜崎さんはGWご予定は?」
絃「えっと特には……」
京太郎「良かった。あのそれじゃ俺と旅行行きません?」
絃「え?」
京太郎「行き先は大阪なんですけど」
絃「す、少し待って頂けますか?」
京太郎「あ、はい」
絃「ふぅ……」
絃「あ、もう大丈夫です。それで旅行でしたね」
京太郎「はい。あ、俺と二人なんて事は有りませんから。ちゃんと何人か呼んでるんで安心してください」
絃「そうですか……。それではお言葉に甘えて行かせて頂こうかと」
京太郎「本当ですか?」
絃「はい。以前から少々興味はありましたし」
京太郎「それは良かったです。では明日の朝、学園都市の駅前に集合で」
絃「分かりました。それと――」
京太郎「はい?」
絃「誘って頂いてありがとうございました。私、恥ずかしながら友人と旅行なんて初めてなものですから」
京太郎「そうなんですか?」
絃「ええ。何故か旅行前になると家族が病気になったり、友人が身内の不幸でキャンセルになったりして……」
京太郎「はぁ……」
京太郎「た、多分大丈夫ですよ。もう前日ですし」
絃「そうですよね。大丈夫ですよね」
京太郎「それじゃあ俺、まだ用事有るのでこの辺で。おやすみなさい」
絃「はい、それではまた明日。おやすみなさい」
ピッ
絃「旅行……か。まさか3年生になって行けるとは思わなかったです」
絃「これも須賀さんのおかげですね」
絃「須賀さんと出会ってから良い事が続いてる気がしますし」
絃「……っともうこんな時間ですね。用意しないと」
絃「そう言えば旅行の用意って何をすればいいのでしょう?」
絃「……」
絃「やはり人に聞いた方がいいですね」
絃「あの利仙さん、聞きたい事があるのですが――」
878 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/31(水) 00:49:24.93 ID:E2ZVOCeVo
-大星淡編-
淡「はーい、大星だよー」
京太郎「よう、淡か?京太郎だけど」
淡「わー、キョータロー久しぶりー。元気してた?」
京太郎「お前も……どう考えても元気だな」
淡「元気元気だよ!でもGWは暇すぎて死にそうだけどね」
京太郎「ほう、それは良い事を聞いた。だったら旅行に行かないか?」
淡「え?」
京太郎「初日が大阪って事だけを決めた気ままな旅だけどさ」
淡「なになに、二人っきりで旅行のお誘い?キョータローって意外とダイターン♪」
淡「でも私ほいほい着いていくような軽い女じゃないよ?」
淡「あ、キョータローは別だけど」
京太郎「二人っきりじゃないし、どっちなんだよそれ」
淡「なーんだ残念。でもキョータローが一緒なら良いかなー」
京太郎「あーはいはい、ありがとうございます」
淡「うわーすっごい投げ槍感。こんな美少女が良いかななんて言ってるのにー」
京太郎「本当の美少女は自分の事を美少女なんて言いません」
京太郎「と言うかお前、会った時から薄々気付いてたがアホの子だろ?」
淡「ひっどーい!確かにスミレとかからはもうちょっと考えて発言しろとか言われるけどさー」
京太郎「こりゃ弘世さんの心労も貯まるわけだな……」
京太郎「それで来るんだったら明日の朝、学園都市の駅前な」
淡「おっけー。あ、ねキョータロー」
京太郎「なんだ?」
淡「旅行に持っていく下着は白が良いかな?それとも黒?」
京太郎「ブフォッ!?」
淡「もう汚いってば」
京太郎「お前が訳分からん事聞いてくるからだろ!」
淡「やーだなー。冗談じゃん、冗談♪」
京太郎「はぁ、やっぱお前誘わない方が良かったかもしれん……」
京太郎「まぁ良いや、おやすみ。遅刻したら置いてくからな」
淡「おやすみー。大丈夫大丈夫」
ピッ
淡「あはは。キョータローって本当に面白いよね」
淡「さーて、用意しようかな」
淡「うーんと可愛いの選んで持っていこうかな?それともちょっとキワドイ方が良いかな?」
淡「……迷ったらどっちも持って行けばいっか♪」
淡「よーし、この旅行でキョータローともっと仲良くなるぞー!」
891 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/10/31(水) 01:48:34.17 ID:E2ZVOCeVo
-三尋木咏編-
咏「はい三尋木だけど」
京太郎「あれ?咏ちゃん先生?」
咏「その声は須賀か?どうしたんだよ、こんな夜中に?」
京太郎「いやなんか間違えたみたいっす、ごめんなさい」
咏「ああ?間違い電話だって?」
京太郎「許してください、何でもしますから!」
咏「ん?今なんでもするって言ったよねい?」ニヤリ
咏「……なぁおい、須賀はGW予定有るのかい?」
京太郎「はぁ……まぁ一応明日から大阪に行こうかと」
咏「ほう、大阪か良いねい」
咏「よし決めた。私も連れてけ」
京太郎「はい?いやだって咏ちゃん先生、仕事とか言ってませんでした?」
咏「それがさーさっきいきなりドタキャンだって。おかげで予定が狂ってさ」
京太郎「だったら女子プロの誰かを誘うとか……」
咏「あー駄目駄目。みんなイベントとかで全国だってさ。大変だねい」
咏「つー訳でどうしようかと思ったんだけど、丁度須賀が誘ってくれて良かった良かった」
京太郎「いや俺誘っては……」
咏「まぁまぁあれだよ?保護者が居た方が色々助かるよん?」
京太郎「身長的にどっちが保護者か分かりませんけどね」
咏「須賀ァ!お前どうせ女子誘ってるんだろ?」
京太郎「ギクッ」
咏「ばれたら色々厄介な事になるよ?でも私が居れば何とかなるのになー」
京太郎「わ、分かりました。来て頂けるとありがたいです」
咏「そこまで言われちゃ仕方ないな」
京太郎「では明日の朝、学園都市の駅前に集合ですが遅れてきても構いませんよ?」
咏「大丈夫大丈夫。私時間は守るタイプだから」
京太郎「はぁ……ではおやすみなさい」
咏「おやすみー」
ピッ
咏「さぁて、そうと決まれば急いで用意しないと」
咏「いやー、退屈なGWかなと思ったけど面白そうな事になりそうだねい」
最終更新:2013年11月19日 00:09