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743 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/22(木) 01:41:40.09 ID:ajso/wtbo



【決勝戦会場:放送室】



えり「……」

はやり「……えりちゃん?」

えり「はっ!?」

えり「え、えーっとただいま副将戦だけじゃなくて決勝戦が終わりました!」

えり「優勝はチーム須賀らぶ。様々な下馬評を下し、副将戦でチーム永水の薄墨選手をとばして勝利を決めました!」

えり「2位は中堅戦からそのままチーム虎姫です」

えり「3位はチーム臨海」

えり「そして4位はチーム永水」

えり「直前まで3位をキープしていたものの、副将戦の東一局で満貫と役満の直撃をうけて飛んでしまいました」

えり「……えっと一応瑞原プロ、副将戦の解説をお願いします」

はやり「はーい☆」

はやり「と言ってもあまり言う事は無いかなぁ……」

はやり「とにかくチーム須賀らぶのもこちゃんは高い手を聴牌できて、そのまま和了れたって感じだしねっ」

はやり「でも最後の役満和了りはなかなかのテクニックだったねっ!」

はやり「大三元聴牌していて普通ならリーチかけなくても良いところを、南単騎だったからかけて初美ちゃんから引き出したし」

えり「あれは狙ってたんでしょうか?」

はやり「うん。河に南以外の風牌は3~4枚あったし、前局の事もあるからもこちゃんがリーチかければオリる可能性が大きいでしょ?」

はやり「オリる場合の暗刻落としは定石だし、誰かが南3枚持ってるのは確実だろうから必ず来るって確信があったんじゃないかな?」

はやり「もちろんそうじゃない可能性も有るけど、結果はあのとおりになっちゃったし……」

はやり「もこちゃんはかなり凄いよ☆」


750 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/22(木) 01:59:09.65 ID:ajso/wtbo

えり「なるほど……」

えり「では決勝戦全体の総括をお願いできますでしょうか?」

はやり「う~ん、一言で言っちゃうと須賀らぶ超強いよ☆としか言えないかなぁ」

えり「は?」

はやり「欠点らしい欠点が他のチームに有った訳じゃないし、とにかく須賀らぶは聴牌、和了、そして打点……全てがみんな良かったしねっ」

はやり「実力の差が大きく開いてた訳じゃなくて、ほんの紙一重の運の差なんじゃないかな?」

はやり「そしてその運を全部須賀らぶが持って行っちゃったって感じ」

はやり「正直はやりもこの結果には驚きだぞ☆」

えり「はぁ……」

はやり「残念なのは大将戦が見れなかったことかな?凄く注目してたんだけどねっ!」

えり「結局、須賀選手は決勝戦のDブロックしか出てきてませんしね」

はやり「あはは。須賀君は勝利の女神だったんじゃないかな?男の子だけどっ」

えり「その実力は未だベールに包まれたまま……今度の個人戦までお預けになりました」

えり「それではCMを挟みまして表彰式、そして優勝インタビューを行いたいと思います」

はやり「みんなー!見てくれてありがとう!」

はやり「みんなで須賀らぶの勝利をお祝いしてあげてね☆」

えり(……はぁ。早く終わってくれて本当に良かった)ガクッ

784 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/22(木) 23:35:19.46 ID:ajso/wtbo



【チーム臨海】



メグ「あーえっと、ただいまデス」

智葉「あーうん、お帰り」

ハオ「……」

明華「……」

ネリー「……むー」ムスッ

アレクサンドラ「そんな顔しなさんな。勝負なんだから仕方ない」

メグ「まさか親が来ずに終わるとは思いませんでシタ」

智葉「あの対木もこは合宿の時も超火力だったのを思い出したよ」

智葉「それにしても、親で役満を和了るとは思っていなかったが……」

ハオ「……あの薄墨と言う選手も不運ですね。狙い撃ちにされていたとは言え、たった二回でトビですし」

明華「南単騎待ちリーチですか……」

明華「もし私が相手なら、きっと振り込んでますね」

智葉「だろうな。基本的に字牌の暗刻落としは防御手とは最善策だ」

智葉「特にお前の場合は、自風が来やすいからよくやる手だしな」


788 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/23(金) 00:01:32.82 ID:hbsYu7v9o

ネリー「でもどうするの?お金出してる人たち納得しないと思うけど?」

アレクサンドラ「あーうん。まぁそれに関しては私が何とかするよ」

アレクサンドラ「こんな時の為の監督だしね」

メグ「クビ――って事ですカ?」

アレクサンドラ「……さぁね。それで済むならそれに越した事は無いけどさ」

ハオ「私達留学生の辛いところですね」

ネリー「……お金貰えなくなるの?」

アレクサンドラ「大丈夫。その辺は心配しなくてもいい」

智葉「まぁ、あっちだっていきなりお前達を切り捨てる事も出来ないだろうさ」

智葉「大きく差は開いたが、一応3位。しかも去年の優勝チームが2位と言う状況だ」

智葉「須賀らぶが如何に強かったかと言う事は馬鹿でも分かる」

アレクサンドラ「そう言う言い方は良くないよ、サトハ。幾ら本当の事だとしてもね」

メグ「監督こそヤバイですッテ」

明華「……ふふふ」

明華「でも、多分大丈夫だと思いますよ」

ネリー「どうして?」

明華「なんとなく……風がそう言ってるような気がするからです」

ネリー「……ふーん」



アナウンサー『まもなく表彰式が行われます。関係各校の方は速やかにお集まり下さい』



智葉「ま、明日の事を心配しても仕方ない。私達は出来る事はやった」

智葉「……ネリー以外はな」

智葉「お前は不本意かもしれんがこらえてくれ」

ネリー「……良いよ。一番辛いのはサトハ達だってことぐらいネリーでも分かるから」

智葉「……そうか。ありがとう」ナデナデ

ネリー「ん♪」

メグ「それじゃまぁ、行きますカ」

ハオ「この屈辱はきっと晴らしてみせます」

明華「ところで閉会の歌って歌っちゃダメですか?」

智葉「……ダメに決まってるだろ」ハァ

明華「……残念です」ショボン


789 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/23(金) 00:16:58.30 ID:hbsYu7v9o



【チーム永水】



初美「ただいまですよー!」

小蒔「お、お帰りなさい初美ちゃん」

初美「いやー参りましたよー。まさか始まって2連続直撃でトビ終了なんて思いませんでしたからねー」

巴「は、ハッちゃん?」

初美「やっぱりあの子は侮れませんねー。油断してた訳じゃないんですけどー」

霞「……」

初美「でも南単騎リーチを予測しろって言ううほうが無理ですよー!何なんですか、まったく」

初美「大三元《トリニティ・オブ・デス》とかふざけてるのでしょうかねー」

初美「……でもちょっと格好良かったかもしれません」

初美「なーんて――」

霞「初美ちゃん」

初美「!」ビクッ


790 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/23(金) 00:28:24.44 ID:hbsYu7v9o

初美「ど、どうしたのですか霞ちゃん。ちょっと怖いですよー」ビクビク

霞「まず皆に言う事が有るんじゃないかしら?」

初美「!」ビクッ

初美「……あうっ」ウルッ

初美「あの……そのっ……」ジワッ




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初美「う゛わ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!ごめ゛ん゛な゛さ゛ぁぁぁぁぁぁぁい゛」ボロボロ




797 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/23(金) 00:51:28.40 ID:hbsYu7v9o

初美「……今まで皆が何とか繋いできたのに、私が全部終わらせちゃったのですよー」エグエグ

小蒔「初美ちゃん……」

霞「……」

霞「よく言えました」ギュッ

初美「う゛わ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」エグエグ

霞「よしよし」ナデナデ

初美「本当にごめんなさい」グスッ

霞「大丈夫。皆、初美ちゃんの事を責めたりしないわ」

巴「そ、そうですよ!あんなの予測するの無理ですし」

春「……そもそも私が悪い」

小蒔「初美ちゃん……。自分を責めたりしないで下さい」

小蒔「勝負は時の運です。今回は京君達に味方したと言う事でしょう」

小蒔「もちろん京君達の実力が抜けていたのもまた事実ですが」

初美「……」

小蒔「でもだからこそ、この敗北は初美ちゃんだけの責任では無いと言うことです」

小蒔「だから泣かないで下さい。いつも元気で私達を引っ張ってくる初美ちゃんが私は大好きなのですから」ニコッ

初美「……姫様」グスッ



799 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/23(金) 01:23:44.00 ID:hbsYu7v9o

霞「ふぅ……でも京太郎君に再戦できなかったのは少し残念ね」

初美「霞ちゃん、かなり修行してましたからねー」

霞「今ままで誰かに勝つために修行したなんて、初めてじゃないかしら?」

霞「……思えば私たちに足りなかったのはそれなのかもしれないわね」

巴「どういう事ですか?」

霞「私達がこの大会に出てる意味は、色々有るけど勝つことそれ自体を目標にしてた訳ではないわ」

霞「皆で頑張って優勝できればそれでよし、出来なくても良いかなって」

小蒔「……それが悪かったんでしょうか?」

霞「悪いって言うよりは、私達は他の子達に比べてそういった意味での真剣さが足りなかったと言うべきかしら」

霞「楽しむ事は大事だけど、それと同じくらい勝負には真摯であれって事」

霞「特に勝ちたいって気持ちが強くなければダメね」

巴「それは確かにそうかもしれませんね」

小蒔「霞ちゃんは京君に勝ちたかったのですか?」

霞「んーそうね……それはそうなのかもしれないわ」

霞「でももう一つ――」

春「?」

霞(あの時、合宿で戦った京太郎君は私達を見ていなかった)

霞(私達なんて目に入らないと言うほどにね)

霞(だからこそ、この試合で私を見て貰わないといけないと思ったのよ。そうじゃないとこのままでは――)

初美「霞ちゃん?」

霞「……ごめんなさい。ちょっとボーッとしてたわ」



アナウンサー『まもなく表彰式が行われます。関係各校の方は速やかにお集まり下さい』



初美「っともうそんな時間ですかー……憂鬱ですよー」

霞「ダメよ?これまで私達が勝った相手チームのためにも、どんな結果であれ堂々と表彰式には出なくては」

初美「分かってますよー」

小蒔「……ごほん」

小蒔「皆、今までありがとうございました。ここまで来れたのはひとえに皆さんのお陰です」ペコリ

小蒔「こん未熟な私を支えてくれて本当にありがとうございました」

小蒔「結果は残念でしたが、私にとっては皆と戦ったこの数日間が何よりの宝物です」

小蒔「ですから……最後の表彰式。せめて胸を張って参加しましょう」

小蒔「霞ちゃんの言うとおり、これまで戦ってきた相手チームの方々に敬意を表する為にも」ニコッ

巴「姫様……」

春「……分かった」ポリポリ

初美「もちろんですよー!」

霞「立派よ。小蒔ちゃん」

小蒔「さぁ。堂々と参りましょう、互いの健闘を称え、勝者を祝福する為に」

巴・春・初美・霞「「「「はい・うん・ですよー・ええ」」」」

826 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 00:38:15.12 ID:y8oetf+ao



【チーム虎姫】



誠子「えっと……ただいま戻りました」

菫「あーなんだ、そのお疲れ――では無いよな」

誠子「ええまぁ、座って2回目で終わりですからね」

尭深「お茶……飲む?」

誠子「ああうん、一応もらおっかな」

淡「……」ムー

照「……淡、そんな顔しない」

淡「だって……」

菫「ああいう結果だからな。不完全燃焼なのは仕方ないが、表彰式では顔に出すなよ?」

菫「一応私達は2位なんだから」

淡「……分かってるけど」

誠子「まぁこう言ってはなんですが、ちょっとホッとはしてるんですけどね」

誠子「もしもう一度合宿の時のような結果になったら、ちょっと立ち直れそうになかったんで」

誠子「それにあのオリ方は私もよくやるパターンなんで、一歩間違ったら自分が餌食になってたかと思うと……」ゾクッ


827 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 00:57:16.89 ID:y8oetf+ao

郁乃「大三元聴牌、南単騎待ちリーチ……普通やったら絶対やらへんやろね」

菫「大三元聴牌したなら、もっと良い待ちも出来たはずですし」

照「……だからこその南単騎、そしてリーチ」

郁乃「薄墨初美ちゃんから直撃を取る為に、あえて待ちの悪いほうにとって彼女から引き出そうとしてのリーチ……」

郁乃「恐ろしいわ~ホンマ」

誠子「そう考えると、もう何か対木もこが得体の知れない何かに見えてきましたよ……」

淡「えー、モコかわいいじゃん」

照「……」コクコク

誠子(ある意味似てるかも……)


833 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 01:17:31.15 ID:y8oetf+ao

淡「でもキョータローと戦いたかったなぁ……」

菫「結局京太郎は決勝戦Dブロックしか出てないようだな」

誠子「マジですか。ほとんど置物ですね」

菫「まぁ私達はあいつがただの置物じゃない事を知っているが」

照「……今だから言うけど、多分淡が戦ったら何も出来ないまま終わってたと思う」

淡「えっ!?」

尭深「……どうしてですか?」

照「……なんとなく」

菫「なんだかハッキリしないな」

照「結局戦わなかったから、本当にそうなるかどうかは分からないままだし」

菫「だとしてもまさか合宿の時みたいな事は無いだろ。流石に」

郁乃「役満4回なんてとんでもない確率やからねぇ~」

郁乃「もし同じ事が起こったら、それこそ須賀君がイカサマしてるんちゃうかって疑ってまうかも……」

淡「む。キョータローはそんな事しないもん!」

郁乃「わ、分かってるって淡ちゃん」アセアセ

郁乃「私かて須賀君の事は多少知っとるし、そんな事する子や思わへんけど」

郁乃「でも疑っちゃうくらいには、ありえない事や言うのも本当なんやで?」

淡「それでも、ぜぇーったいにしないもん!」プイッ

尭深「落ち着いて淡ちゃん。代行だって本当に思ってる訳じゃないからね?」

郁乃「せやせや。それにちゃんとDブロックでは普通に打って勝ってるんやし、あれが普通で合宿の時は偶々やったんやね。きっと」

照「…………」

照(……あれは“偶然”じゃない。作り上げられた“結果”)

照(――なんて言っても理解してもらえないだろうから言わないけど)


835 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 01:37:04.02 ID:y8oetf+ao



アナウンサー『まもなく表彰式が行われます。関係各校の方は速やかにお集まり下さい』



菫「さて……表彰式か」

誠子「複雑ですけど、行くしかないですね」

淡「あっ!ちょっと待ってよ!まだ髪が!」

菫「……何してるんだお前」

淡「だって撮られるんでしょ?身だしなみはちゃんとしないと」

菫「お前不満だったんじゃないのか?」

淡「それはそれ。これはこれだよっ!」

淡「同じ撮られるなら綺麗に撮られたいと思うのは当然でしょ?」

菫「まぁそれもそうだが――」


                . . .-‐…‐-. . .
                 ... ´. . . . . . . . . . . . . \
           /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
            /. . ./. : : : : : : : : : : : i: . . . . ハ
         /. ./. . ./: : i: :i: : : : :i: : : i: ',: : : :i: : :,
            ′ー―ァ: :/: :从: : : ト--ミ: i: : : :|: : :'
          ′: : : ://⌒/ }: : :リ }: :ハ:|ト: : :i: : : ,
.         /: |l: : : |l ∨__|{  }: : / レ'  }| }: : i: : : :i
       /: :从: : 八《´んハ. j/ r==ミ /: ::/| . . .|
        // _ }ト: : :ハ 弋 ソ     :::::: 厶イ: |: . . |
      /^  / }|l: ≧ゝ} ::::::  ′__    /-' i: :|: . . |
.      ' .i / / }: : ::::::人    f  ノ ./:::::: i: :|: : i |
.      i し' ./ .i} i: ::::i:::::>o。..   < i::::::::/::/: :/: |
    ノir―-ミ  |:∧:::八::::::::::r'ス´ / ゝ-、 :/}: / }/
   f入 `ー  〉 /'  V_ゝ/.〈 Ⅹ  /  i`/イ、_
   辷ーく  /   /   /  rヘ/__rヘ_/   |    ヽ
   { ̄`  入    i   /  | /:::| / .       /  ハ
.   Y   i 圦   |.  `> 1 /::::|l ∧ _彡  /
    ハ.  // ‘, 」:::/ /  |/::::::|l/ \    /     |


菫「――何してる」

照「……撮られる練習」


836 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 01:42:51.50 ID:y8oetf+ao

菫「いつも思うんだが、何故普段からそれが出来ないんだ」

照「疲れるから」キッパリ

照「それとも菫はずっとこういう私が良い?それならやるけど」

菫「……やっぱりそのままで良い」

照「分かった。菫がそのままの私が好きって言ってくれたからそうする」

菫「そんな事は一言も言ってない!」

尭深「……あの、本当に遅れちゃいますけど」

菫「ああもう!行くぞ!ほら!」



菫(……まぁお前達が普段どおりで助かったよ)

菫(もし合宿の時と同じ空気なら、私も耐え切れなかっただろうしな)

菫(本当、感謝してる――)



菫(――なんて絶対に言わないけどな!)



照「菫が私達にすっごく感謝してるって」

照「具体的には私達全員におかしを1年分奢るくらい」

菫「言ってない!あと、誰が奢るか!!」

869 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 00:11:04.11 ID:xN4cDqDdo



【チーム須賀らぶ】



もこ「ふっ。勝利の凱旋なり、祝え――」

いちご「お帰りじゃ!もこちゃん!」ギュッ

もこ「――むぐっ」

憩「お疲れさまやで~」

数絵「お疲れ様。まさか、本当にまた副将戦で終わるとはね……」

絃「お疲れ様。本当に凄いです」ニコッ

咏「いや~。本当にトバして優勝しちまうとはねぃ。本当麻雀はわっかんねー」ケラケラ

もこ「……ふっ。我が力ならば当然の事」

京太郎「よっ。お疲れさん」

京太郎「まさか俺の出番がマジで無いまま終わっちまうとはなぁ……」

もこ「……ダメだった?」オソルオソル

京太郎「んな訳ねーだろ!」ワシャワシャ

京太郎「これは勝負事なんだから、俺の出番が無いに越したことはねーし」

京太郎「お前はよくやったよ」ニコッ

もこ「……うん」




871 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 00:35:22.93 ID:xN4cDqDdo

咏「しっかし、これでヒモ男の汚名は返上できなかったねぃ」ニヒヒ

京太郎「げぇっ……そうなんすよね~」

京太郎「公式戦出場わずか1回。大差ついた試合でしたしね」

咏「ま、次は個人戦だしそこで返上するしかないねぃ。しらんけど」

憩「そうやね~。今回の先鋒戦のメンバーに勝ったら大丈夫なんちゃう?」

京太郎「いやいや、それこそ無理っすよ!」

京太郎「あんなレベルの高い卓、着きたくないですし……」

いちご「京ちゃんじゃといける思うじゃがのう」

京太郎「……買いかぶりすぎ。100年早いっての」

数絵「……100年経ったら出来ないわよ?」

京太郎「例えだよ例え!」

数絵「分かってるわよ」クスッ


872 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 00:49:53.49 ID:xN4cDqDdo

京太郎「ま、そんな事は些細な事だし今は関係ねーしな!」

京太郎「素直に優勝した事を喜ぼう!」

京太郎「――つーことで」スゥーッ



京太郎「いよぉっっしゃあぁぁぁ!!優勝だぁぁぁぁぁぁあ!!」



京太郎「勝った勝った!いぇーい!!」

京太郎「それもこれもみんなのお陰!」

京太郎「いや本当の意味でみんなのお陰だけどな!!」

京太郎「もう最高!!」

数絵「……酔ってるの?」

京太郎「……いや、だって皆割と普通だし」

憩「いやいや京ちん、流石にそんな喜び方はせーへんよー」

絃「喜びは内に秘めて、皆さんと分かち合うものですし」

もこ「……ふっ」

咏「一杯やりたいなら良い店紹介するけど?」

いちご「先生が生徒に飲酒すすめるんはアカンけえよ……」

咏「じょーだん、じょーだん♪」


873 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 01:06:51.71 ID:xN4cDqDdo



アナウンサー『まもなく表彰式が行われます。関係各校の方は速やかにお集まり下さい』



京太郎「おっ、ついにこの時が!」

京太郎「……憩さん、俺変じゃないですかね?」ソワソワ

憩「ん~……ばっちりいつも通り変な京ちんですよーぅ♪」

京太郎「よし、いつもの変な――いつも変なの!?」

数絵「……普通とは言い難いわね」

いちご「普通か変か言うたら、変じゃのう」

もこ「……変」

絃「えっと、その限りなく普通に近いですよ!」

京太郎「その言い方は変だと白状してるようなものでは……」

絃「あうっ……」

咏「大丈夫だ。お前さん、喋らなきゃそこそこイケてるからな」クックックッ

京太郎「いやこの後確かインタビューなんですけど……」


875 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 01:25:02.40 ID:xN4cDqDdo

咏「あぁそれに関しては一応リーダーの佐々野が受ける事になるんじゃね?」

京太郎「そう言えばそうだった!!」

京太郎「……俺本当に只の置物になるかも」

いちご「いやいや大丈夫じゃって、ちゃんと京ちゃんにもインタビューされるはずじゃ……多分」

京太郎「そうかなぁ……」

数絵「ほら!しっかりしなさい」バシッ

京太郎「イテッ!?」

数絵「インタビュー受けようが受けまいが、胸を張って堂々とすれば良いの。分かった?」

京太郎「……そうだよな!うん」

京太郎「それじゃま――行きますか!俺達の晴れの舞台へ!」



全員『おー!』



894 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/26(月) 23:53:36.05 ID:xN4cDqDdo




【表彰式】



えり「それでは表彰式が始まります」

えり「まずは3位のチーム臨海」

えり「実力ではNo.1と言われながら、決勝戦では良いところ無く終わったのが残念でした」

はやり「個々の実力もかなり高いから、個人戦に期待だねっ☆」

えり「2位はチーム虎姫」

えり「去年のチャンピオンとして臨んだ今年の大会ですが、圧倒的な大差を付けられてのまさかの2位」

えり「麻雀と言う競技の難しさを改めて私達に教えてくれました」

はやり「大会を勝つと言うことはとっても難しいよね☆」

えり「そして優勝は――」



えり「チーム須賀らぶ!」



ワァァァァァァァァァァ!!




898 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/27(火) 00:15:04.19 ID:Sa0zeHE4o

えり「事前の予想では決して評価は良くなかったものの、蓋を開けてみれば圧勝に次ぐ圧勝」

えり「なんと決勝戦を副将戦で終わらせると言う、前代未聞な事態になりました」

えり「その強さは、まさにこの大会の歴史に深く刻み込まれる事になるでしょう」

はやり「本当にはやりもビックリしたよっ」

はやり「でも須賀らぶ、みんなの力で勝ち取った優勝。おめでとう☆」

えり「チーム須賀らぶには優勝トロフィーとメダルが授与されます」

えり「またプレゼンターには急遽、小泉ジュンイチロー元首相が務められる模様です」




                  /   !  ヽ/´ ̄¨ミヽ、
                 /    !、 ミ!   _    \__,.
                 /    /ミヽ ミ! /,ハ  ミ  ヾミ三ニ
            __,,. - ´ // ,/ミミミ:ヽ l ///∧    `ー=ニ
         二ニフ   /ミミヾゞヾミ V ///,ハ
      r-―‐''¨ // / 三ミミミ,,yZM州!!宀冖''ミ\
       `ス=、_ミくく 三三ミ''`        _ {ミ ` ー―‐
        \_ミ三_ゝミ、彡 !      i !  _∠_´ ヾミ 三 彡
         ーr=彡巛T { ,rェ=ェ、」 V/'宀¨ ` 「ヾ、 三彡
            \彡ヾミミ\ `二`λ h      ノ トソミミ≧=
             >-ミ ミZニ__  ! ! :      |ミミヾミ`
                 彡ミミ=' r'._,. ┘ヽ    jミミ三ー
                ノソハ   /, -―-._ 、 / Vハ「
                  .ヾ彡llト ., ¨二 ̄-' !/   V`
                 .`ヾ|  >、__,./ ̄¨¨ ‐r-、
                  _⊥‐'´  /:.\       \
                 .ノ!     /:.:.:.:.:.:.:\       |
                 ///  ./ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ\    |
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ジュンイチロー「君達の熱き戦いぶり、まさに青春の一幕だった」

ジュンイチロー「感動したっっっ!おめでとう!」



ワァァァァァァァァァァ!!




899 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/27(火) 00:27:53.40 ID:Sa0zeHE4o

ジュンイチロー「……」ジィーッ

京太郎「あの……何か?」

ジュンイチロー「……そう言えば君には一度会ったことがあったね」

ジュンイチロー「小蒔君の神社だったかな」

京太郎「覚えてたんですか?俺みたいな一般高校生を」

ジュンイチロー「こう見えても物覚えは良いほうでね」

ジュンイチロー「特に前途有望な若者の顔は忘れんよ」

京太郎「ありがとうございます」ペコリ

ジュンイチロー「それにしても……」

ジュンイチロー「君はなかなか良い仲間を持ったね」

京太郎「はい!」

京太郎「……まぁそのおかげでほとんど出番が無かったんですけど」

ジュンイチロー「ふふふ……」

ジュンイチロー「男は先陣を切って戦うのも良いが、後ろでどっしりと構えている事もまた大切だ」

ジュンイチロー「君が後ろに居る事で、彼女達も思い切り戦えたんじゃないだろうか」

京太郎「そうだと良いんですけどね」ポリポリ

ジュンイチロー「自信を持ちたまえ」

ジュンイチロー「少なくとも君の力は見るものが見れば分かるはずだよ」

ジュンイチロー「……私のようにね」ボソッ

京太郎「え?」

ジュンイチロー「いや……なんでもないさ」


903 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/27(火) 00:49:12.12 ID:Sa0zeHE4o

ジュンイチロー「――ああ、最後に一つだけ君にアドバイスを送ろう」

京太郎「何でしょうか?」

ジュンイチロー「色恋沙汰は程ほどに……いやこれは止めておこうか」

京太郎「?」

ジュンイチロー「ふむ……」

ジュンイチロー「やはりこちらの方が良いな」

ジュンイチロー「――もし、君が時を見る少女と深き縁を結んだのであれば彼女を連れて霧島神社を訪ねてみると良い」

京太郎「小蒔さんの実家ですよね?何故です?」

京太郎「ってか誰ですかそれ……」

ジュンイチロー「……さて、それは私にも分からん。うちの予知能力者(プレコグ)達が予知した不完全なものだからな」

京太郎「???」

ジュンイチロー「なに。今は分からなくても構わん」

ジュンイチロー「ただ頭の片隅にでも置いておけば良いさ」

京太郎「……はぁ」

ジュンイチロー「では。私はこれで失礼する」

京太郎「ありがとうございました!!」ペコリ



ジュンイチロー(……さて、彼が正しき道を行くかそれとも――)

ジュンイチロー(一寸先は闇とはよく言ったものだ)

ジュンイチロー(だが――それでこそ面白い)

ジュンイチロー(……人生も麻雀もな)フフフ



【優勝トロフィーとメダルを手に入れました】



  • 優勝トロフィーとメダル
使用すれば判定を必ずぞろ目にする(使用回数3回)






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最終更新:2014年08月17日 14:35