能力

  • “紅世の王”と契約しフレイムヘイズとなった(元)人間は、『器』に見合った分の“存在の力”と、“存在の力”を感じ操る能力を手に入れる。
ここで言う『器』とは、フレイムヘイズとなった(元)人間が「人間として一生を過ごしたときに、世界に与えたであろう影響力」の総量分の空白を意味する。

  • その人間の『器』が大きければ、それに比例した大きな力を持つフレイムヘイズが生まれる。
そのため、才能のある人物や王族など、この世に及ぼす影響の大きい人物ほど、強いフレイムヘイズになる可能性が高い。
しかし実際の『器』の大きさは契約を終えないと測れないため、契約前の才能や身分はフレイムヘイズの強さを保障するものではない。

  • “存在の力”を感じ操る能力は、あくまで(元)人間のフレイムヘイズが後天的に得た能力なので、使いこなすには経験や鍛練が必要。
大抵のフレイムヘイズは“存在の力”を用いてより「強く在ろうとする事」で身体能力を強化したり、
契約した“紅世の王”が元々持っている力を個々人の持つ『強さのイメージ』で具現化したり、
“存在の力”を消費してこの世ではありえない現象を引き起こす「自在法」と呼ばれる術を使ったり、“存在の力”に関する道具である宝具などを駆使して戦う。また、フレイムヘイズの中の“王”は、契約している限り『召喚され続けている』状態にあり、その“存在の力”の量は一定量で固定されるため、戦闘などにより“存在の力”を消耗しても時間経過により回復する。

  • 「人間としての全て」を失っているため、肉体的に成長する事も老化する事も決して無く、フレイムヘイズは基本的に契約時の肉体を保ち続ける。
その性質上、自然死しないと言う意味では「不死」と言えるが、外的要因により致命傷を負えば死亡する。また「人間としての全て」を失っているため、食事や睡眠などの生理行動は厳密には必要なく、それらの行動は人間であった時の行動や嗜好を習慣的に継続しているに過ぎない。
汚れも『清めの炎』と呼ばれる自在法を用いる事で浄化できるため、風呂に入るなどの文化的な行動も個人の嗜好でしかない。

  • 成長や老化はしないものの代謝はあり、フレイムヘイズとしての強さに比例する治癒能力や耐久能力を持つ。
それらの能力は人間の域を遥かに越えており、
表面的な軽傷はもちろん、腕が千切れるなどの肉体的な欠損も時間を掛ければ元に戻り、なおかつ傷跡も全く残らない(わざと残そうと思えば傷跡を残すことはできる)
胸を貫通すると言った致命傷でもすぐには死なず、“存在の力”さえ十分残っていれば生存も可能。ただし、血をあまりにも失うと失血死する事はある。

  • 死亡もしくは契約が解除されると、“紅世の王”が納まっていた『器』が砕け、フレイムヘイズは肉体が砕け散り消滅、“紅世の王”は器が無くなったことでこの世に放り出され、通常はそのまま“紅世”への帰途に付く。
フレイムヘイズは『器』の消滅と同時に持ち物や写真から消え、“存在の力”を感じ取れる人間以外から忘れられ、“存在の力”を喰われた人間同様、基本的に何も残らない。

  • この世に放り出された“紅世の王”は、使命感やフレイムヘイズとの親交から、残された力で顕現して戦うこともあるが、その手段をとった“紅世の王”は一時的な活性の後に燃え尽きて死亡する。

  • 一部のフレイムヘイズは、フレイムヘイズとしての真価を発揮する際、日常時とは異なる外見になる。
こうした外見の変化はほとんどの場合、武器や防具(となる宝具や神器)の装着や形状変化に伴うものだが、
武器や防具を問わず本人の外見が変化するフレイムヘイズや、外見の変化(の描写)が特にないフレイムヘイズも存在する。
なお基本的に、外見の変化とフレイムヘイズの能力に関連性はない。
防具の装着タイプはマージョリー・ドー(トーガ)やカムシン(瓦礫の巨人)、武器の形状変化はヴィルヘルミナ・カルメル(ペルソナ)やキアラ・トスカナ(ゾリャー)、本人の外見変化はシャナ(炎髪灼眼)などで見られる。




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最終更新:2008年04月17日 10:30
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