いつか「いなかったこと」になる存在だから、大切な人を傷付けないためにも街を出なくてはいけない。
新たに抱いた決意をひとり繰り返す悠二に声を掛けたのは、「紅世の徒」ザロービだった。
実際に会うまで気付かないほど小さな
存在の力の持ち主に、悠二は「マージョリーから炎弾の自在法を教わった自分ならひとりでも…」
という気持ちを一瞬抱くが、それはすぐに押し止める。5つの身体を持つザロービが、近くの住宅地を指差し不敵な微笑みを浮かべたからだ。
絶えず人質を取られた形のまま、悠二は河川敷から繁華街そして駅前のアケードへと為す術もなく進んで行く。
これほどまでに小さな存在の力しかもたない敵の策略とは何か。そして悠二はその策略にどう対するのか・・・
編集長の一言
ザロークに連れられ
行動を共にすることになってしまった悠二
だが、それは、相手の罠への導き
最終更新:2008年04月21日 21:32