【翔のスペルカード】

――少しくらいは、自分のスペルカードを見直してみるかな。

9/6追記:ミィルが風符を司っていたらしい。
     彼女が自分と分離してから風符が発動しなくなっていた。
     代わりに氷符が使えるようになったから別に構わないのだが。

                    立石 翔




幻術師装備ver

この装備は普段出かけるときに持って行く装備だ。
戦闘での勝利より、自身の命を守る時に使えるようなスペルが多い。
最近は人里の外にも良く出歩くからな、用心に越した事はないさ。


幻符『ミラージュパペット』

鈴仙との修行で会得したスペル。
魔力によって光を曲げる事によって具現化している。
物に触れる事は出来ないが、魔力の振動によって声を再現する事は出来る。
魔力も本人と同じ程度漏れ出しているので、気や魔力の流れで判別する事は困難である。

――自分が最も使用しているスペルだ。
  偵察に身代わり、陽動など、出来る事は様々だからな。



幻鏡『ミラーパペット』

相手の攻撃を吸収する人形を配置。
吸収した力によって強烈な一撃を返すという幻術装備の切り札の一枚。
人形が溜め込める力は術者の魔力に依存する為、翔は紫水晶を使ってこれを強化する時もある。

――最初はラスペのつもりに使ってただけあって、威力は中々のものだ。
相手の攻撃をそのまま返す、一石二鳥の技でもあるし、何より自分に不足している威力を補う事が出来るのが強みだ。



幻影『ミラージュアカインド』


幻影が分身する。ただし、分身出来る数は気分次第なので日によって人数は違う。
それぞれの幻影の行動もまちまちで、積極的に攻撃する幻影もあればぼーっとしているものまで居る。

――フランのフォーオブアカインドを意識していたものである。
  記憶には無くともトラウマとして体内に染み付いていたらしい。


幻符『アーティフィシャルミラージュボム』


不用意に幻影に近づいてきた相手への迎撃技。
幻影の中身の魔力を爆発させ、周囲の敵にダメージを与える。
幻影の中身が魔理沙の魔廃「ディープエコロジカルボム」だという噂もあるほどの高威力。

――囮を自爆させて攻撃できるなんて一石二鳥じゃないか?
  それに、相手をびびらせて接近を防げるしな。
   なにより幻術装備は接近戦に弱いんだ。



幻翼『ミラージュウイング』


魔力を翼の形にして相手に突撃させる攻撃技。
魔力を弄る事によって翔自身もこの翼に乗ることが出来る。

――後ろから幻影を見るときはとても綺麗に見えるんだけどなぁ。
  最近は魔力を改良して自分も乗れる様に出来るようになったんだが
   いかんせん止まる時に問題があって・・・・・・な。



白符『鏡遷しの状態移動』



小町の力を借りたスペル
相手と自分の周りの“気”を交換する事によって、相手にかかっている状態変化を自分に移すことが出来る。
修行時に小町の所にお世話になる事のある翔ならではの技。



幻斬『幻影双刃』


魔力を両手に集中させて小振りの剣を二本作り出す。
物質ではなく魔力の流れで切るので刃こぼれなどは一切せずに扱える。
ただし、魔力を集中出来ない場合や魔法技を弾く時には大きくぶれる為に必ずしも競り合いに勝てるとは限らないのが玉にキズ。

――接近戦でも使える唯一の幻符。
  スキがほぼ無く、瞬時に攻撃に移れるので切り返しに重宝する。
   ただし魔力消費がでかく、イザというときしか使えないのがなぁ・・・。



恋符『想い人への贈り物』



誰かを想う事により自身の魔力を解放する。
紫水晶によって魔力を引き出す感覚を学んだ為、自分でも引き出す事が出来るようになった。
想いの力によって威力を増強させるので、攻撃技より防御、回復技の方が魔力増強量が多い。
特に、エメス絡みの時は威力が段違いになるようだ。




恋符『スピア・ザ・アメジスト』



エメスから貰った紫水晶の槍を投げ付ける。
飛んでいる途中に氷でコーティングした外枠が破裂し幾つかの氷の破片になって相手に襲い掛かる。
例え避けたとしても多少の被弾は覚悟しなくてはならないようだ。
暁のブリュ-ナクに対抗したという噂もあるが、本人としてはエメスとの恋の形を見せつけたいだけのようだ。




幻風『ドラグーン・クレスト』



龍の姿に見せられた翔が考え出したスペル。
空に描いた紋章から龍の姿をした光が相手を襲う。
実際には紋章も龍も幻術を使った偽者ではあるが、
光のある場所には風の刃を撃ち出しているのでむやみに触れるのは危険である。
弾自体の軌道としては直線系のレーザーに近い。
翔にしては珍しく、真正面から長時間撃ち合いを行えるスペルである。
スペルカードに刻まれていたミィルの魔力によって翔のスペルで唯一風を扱うスペルである。






氷術師装備ver


元々はミィルの力によって使って使えたスペル。
ミィルの力が無くなった今、同じ技を使おうとしても氷が出てしまうのでいっそのこと氷符にしてしまった。
全体的に低コストの物が多く、牽制などには使えるがトドメを刺すまではいかないようなスペルが多い。



氷符『コールドアロー』


直線的に冷気で作ったレーザーを撃つスペル。
範囲はナロースパーク程度で、翔のスペルの中でも魔力消費が少ないので一試合に数回発動する事が出来る。
決して槍を投げる訳ではなく、レーザー技なので注意。




氷符『フリーズエッジ』



氷で小刀を精製するスペル。
小刀は手に持つ事が出来、切り合いなどで有用になる。
遠距離戦では届かない為、主に近距離で戦う時に身体強化の一つとして使われる。



氷符『フローズンミラー』



氷で作った鏡に光を乱反射させ攻撃する。
光の強さが強いほど威力が上がる為、それぞれの鏡で反射させる場所を一定に操作していたりする。
何気に弾幕も跳ね返ったりする。




粉雪『アイス・ボム』


相手に向かって一発だけ弾を撃ち、その弾が何度か爆発、四散して粉雪のような弾幕で相手に襲い掛かる。
細かい弾幕だが、あまり自機狙いではないので落ち着いて避ければ難なくかわせるものである。



霧符『ミストシュート』


奇数弾、偶数弾の直線系弾幕を交互に撃つシンプルなスペル。
ただし、弾幕の通った後には細かい弾幕が残り霧のように邪魔をする為に後続の弾幕が避けにくくなっている。




氷符『ブリザードサーベル』



氷の大剣を振りかざして攻撃する。
フリーズエッジの強化版だが、翔の力では持つ事は不可能なので一回振り回し周囲の弾幕を消すだけで終わってしまう。
魔術師装備の一般的なスペルでもある。
発動が早いため、奇襲や相手の弾をはじくには最適。
だが発動が簡易な分単発で、撃ち合いには向かない。



           ――暗術師装備――

暗闇での発動を主としたスペル。
魔道書などで翔が勉強したものや、友の意見を纏めてスペルにしたものが多く、翔自身も結構思い入れがあるスペルもある。
威力、消費コスト共に翔のスペルの中では高めであり、範囲も広範囲の物が多い。




月光『眼下の閃光』

地面から通常弾、打ち返し弾、撃って破壊出来る弾、空中で分裂する弾の四
種類の弾を大量に撃ち出すスペル。
見る者曰く、“あれは戦闘機の機関銃掃射”であると。


――その昔、こーりんから買ったのさ。
何やら“空を飛びながら相手を撃つ為に使う物”らしくてね、名前は“せっけいず”ってヤツらしいんだが。
それを真似て作っただけさ。



夜光『黄昏の華』

翔自身が魔力によって花火を打ち上げるスペル。
物質ではなく幻影を具現化しただけなので重力は全く受けない。
よって相手に向かって水平射撃も出来る花火である。
なお、幻影なので当たっても痛いだけで熱くはない。
黄昏は“こうこん”と読み、戌の刻(19時~21時)の事を指す。
その時間にもっとも華やかな弾幕だ、という事らしい。


――弾幕は華だ、なんて良く言われるからな。
華と言えばやっぱり花火だろうよ。




悪符『地獄の大鎌』



タスクから譲り受けた大鎌を呼び出すスペル。
大鎌は中距離攻撃に優れており、周囲に複数ある弾幕を叩き落とす事も出来る為、防衛時に良く使われる。
また、強度も高い為、投げて突破口を開く時にも用いられる事がある。

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最終更新:2011年01月06日 22:57