この物語は黒鴉が勝手に想像した
ミィルの物語であり、東方風に台詞のみを纏めた自己満足のためのページである。
プロローグ:
とある夏場、ミィルはふと紅魔館がどうなっているか、過去に共に仕事した妖精たちの様子を見たいが為に忍び込もうとしたのである。
Stage:1
ルーミア「貴方は食べてもいい人類?」
ミィル「食べるも何も妖精よ」
ルーミア「そーなのかー」
ミィル「そーなのよー」
ルーミア「じゃあいただきまーす」
ミィル「ちょっと、人の話聞いてる?」
Stage:2
ミィル「なんだか冷えるわね、湖まで来たのかしら」
チルノ「冷えるのはあたいの仕業よ!」
ミィル「あらチルノ、久しぶりね」
チルノ「あたいも有名になったものね!で、あんた誰よ」
ミィル「ミィル。覚えてるかしら?」
チルノ「全然」
ミィル「そう、なら思い出させるまでよ!」
Stage:3
美鈴「あら、珍しいわね。迷い込んだ妖精さん?」
ミィル「妖精は普通迷わないのだけれど」
美鈴「そうだったかしら。で、何の用?」
ミィル「ここのお嬢様に挨拶をね」
美鈴「……何者?」
ミィル「……いいわ、美鈴。昔の様にたっぷりナイフを刺してあげる」
美鈴「あ……ひょっとしてミィル?あわわ、忘れてたからってそんなに怒らない
で!」
ミィル「問答無用!喰らえッー!」
Stage:4
パチュリー「私の図書館へようこそ、妖精さん」
ミィル「相変わらず無愛想ね」
パチュリー「貴方は昔より随分立派な口を聞くようになったわね」
ミィル「今はメイドじゃないからね」
パチュリー「そうね、レミィから言われて居た通りね」
ミィル「お嬢様はもう気付いていたのね」
パチュリー「レミィからのお達しよ。貴女は少しここで遊んで行きなさい」
ミィル「もし断ったらどうなるのかしら?」
パチュリー「私の研究の実験台」
ミィル「……いいわ、相手をする」
Stage:5
咲夜「私の掃除の邪魔をするのは誰かしら?」
ミィル「……手伝ってあげようか?咲夜姉さん」
咲夜「あぁ、もう、折角やる気だったのに」
ミィル「え、何よ?」
咲夜「何でもないわよ、カッコよく決めたかっただけ」
ミィル「あら、そう。で、お嬢様はいつもの場所?」
咲夜「そうよ、でも久々に会ったのだから――」
ミィル「――そうね、久々にあったのだから」
『どちらがメイド長に相応しいか、今ここで勝負よ!』
Stage:6
レミリア「……来たわね。咲夜はどうしたのかしら」
ミィル「知らないわ。決着はまだつけるつもりは無い」
レミリア「やはり人間は使えないわね」
ミィル「そうとも限らないわ」
レミリア「ほう?お前は翔と旅をして何か得た物はあったのか?」
ミィル「えぇ。人間の良さを、特と教わったわ」
レミリア「……軟弱な人間の何処が良いものか」
ミィル「いろいろとあるものよ。まぁ、今はこんなにも風が気持ちから――」
レミリア「ふ、いい機会ね。こんなにも月が紅いから――」
『本気で妖怪を教えてあげるわ!』
『本気で人間を教えてあげるわ!』
Stage:Ex
フラン「いつぞやの妖精さん?」
ミィル「そうね、そして貴女はいつぞやの吸血鬼さん?
フラン「そうよ。遊びに来てくれたのかしら?」
ミィル「ふふっ、そんな楽しい事だと思った?」
フラン「あら、じゃあ何なのかしら?」
ミィル「――あの時のお仕置きよ、あたしを殴った罪は重いわ!」
フラン「やだ!お仕置きなんてやだよ!」
ミィル「そう、なら全力でかかって来なさい。今度こそ負けないわっ!」
エピローグ
レミリア「……強くなったわね、ミィル」
ミィル「そうでもないわよ」
咲夜「お嬢様、準備が終わりました!」
レミリア「そう、遅かったわね」
咲夜「古参のメイド達がはしゃぎだしてしまったもので」
レミリア「ふふっ、そんな事だろうと思ったわ」
ミィル「……どういう事?」
レミリア「お帰りなさい、ミィル。たった今歓迎パーティーの準備が整ったよう
よ?」
咲夜「さぁ、行きましょ?今夜のメインは貴女よ、ミィル」
ミィル「お嬢様……私が来る事を読んで……?」
レミリア「さぁ?ただ、下がしっかりしてないと準備の時間を確保するのが大変
でね」
ミィル「……」
フラン「紅魔館総出でミィルを足止めする必要があったのよ。さぁ、早く行って
。貴女を慕う皆がお待ちかねよ?」
ミィル「お嬢様……咲夜姉……フラン様……みんな、ありがとう!」
最終更新:2010年09月07日 00:43