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Steel Of Scarlet - (2008/04/03 (木) 00:55:46) の編集履歴(バックアップ)
Steel Of Scarlet
サークル:MyonMyon
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | equinox | みょん | 東方花映塚 | 花映塚 ~ Higan Retour | [04:06] |
02 | Withered World | みょん | 東方妖々夢 | ティアオイエツォン(withered leaf) | [04:10] |
03 | Heavy Metal Spark! | みょん | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [05:12] |
04 | Steel Of Scarlet | みょん | 東方紅魔郷 | 亡き王女の為のセプテット | [04:40] |
05 | RAW Power | Wiest | 東方永夜抄 | 永夜の報い ~ Imperishable Night. | [04:03] |
06 | Shadow Shooter | Wiest | 東方妖々夢 | 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life | [05:04] |
レビュー
- 東方二次創作STG「東方夢終劇」の音楽担当氏による、初のHR/HM系東方音楽アレンジCD。
「夢終劇」での巧みに原曲を組み合わせながら鋼鉄音楽に仕立てていくアレンジ手腕はなかなかに扇情的だった。このCDではさらに、持ち味のブルータリティも大幅増強し、本格的なメタルアルバムとして遜色ない仕上がりになっている。強靭な激重リフとデジ風味の共存したモダンな音像は、一聴してSOILWORK、IN FLAMES、CHILDREN OF BODOMあたりを源流とする目下売出し中の北欧高性能メロディックデスメタル/メタルコア勢からの影響を強く伺わせる。とにかく、ツインギターで叙情味を織り交ぜながらも、ザクザクとしたリフ捌きが前面に押し出される様子は、これまでの東方アレンジには有りそうで無かった方向性だろう。
やはり一番目を引くのはタイトルトラックの4曲目。これまで数え切れないほど多様なアレンジが試みられていた「亡き王女の為のセプテット」だが、これはさも当然のようにブラストビートも飛び出し、これでもかという程に暴虐疾走する様は圧巻。従来比で最もエクストリームなアレンジが登場したと言えるだろう。Tr.2の橙曲はアレンジの現場では陽の目を見るのことがあまりないが、重金属化となると尚更珍しい。
Tr.5とTr.6はゲスト参加氏によるインダストリアル気味なグルーヴ感のあるアレンジで、純正メロデスとはかなり切り口が違うが、ややもすると単調になりかねないアルバムに変化を与えているという意味では好ましい。
全体の尺の短さがやや残念だが、インパクトと重量感は十二分にあるので、今後も期待がかかる内容だ。メタル好きの、とりわけ北欧メロデスにピンとくる人ならば間違いなくお勧めできるCD。 -- 蝦夷の人 (2007-07-11 03:08:58) - 似たようなジャンルのアレンジCDの中では良く出来ている方だと思うが難点が多い。
ギターの歪みはなかなか良いが若干音が大きくバランスが良くない。
逆にドラムは小さく大人しい。そのために重みは十分だが厚みが薄い印象を受ける。
ドラムもそうだが曲の展開が単調で、聴き終わらない内に飽きてくる。In Flames、Metallica、SlipKnoT、Arch Enemy等のメジャーなものからコアなものまで好んで聴いているらしいが、その影響を活かしきれていないと思う。
メロディはシンセばかりではなく、もっとギターサウンドが欲しかった。
ミックスダウン時のボリュームバランス次第ではもっと良い一枚になった筈である。
HR/HM系が少ない中で良い傾向であるが、あと一息といった印象のCD。 -- joe (2007-07-22 01:34:37) - Mountain of Faithのアルバムよりもこちらのほうが音楽に個性味が出ていて
よいと思う。 -- (2008-04-03 00:55:46)