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Steel Of Scarlet - (2007/07/11 (水) 03:08:58) の編集履歴(バックアップ)
Steel Of Scarlet
サークル:MyonMyon
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | equinox | みょん | 東方花映塚 | 花映塚 ~ Higan Retour | [04:06] |
02 | Withered World | みょん | 東方妖々夢 | ティアオイエツォン(withered leaf) | [04:10] |
03 | Heavy Metal Spark! | みょん | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [05:12] |
04 | Steel Of Scarlet | みょん | 東方紅魔郷 | 亡き王女の為のセプテット | [04:40] |
05 | RAW Power | Wiest | 東方永夜抄 | 永夜の報い ~ Imperishable Night. | [04:03] |
06 | Shadow Shooter | Wiest | 東方妖々夢 | 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life | [05:04] |
レビュー
- 東方二次創作STG「東方夢終劇」の音楽担当氏による、初のHR/HM系東方音楽アレンジCD。
「夢終劇」での巧みに原曲を組み合わせながら鋼鉄音楽に仕立てていくアレンジ手腕は
なかなかに扇情的だった。このCDではさらに、持ち味のブルータリティも大幅増強し、
本格的なメタルアルバムとして遜色ない強力な仕上がりになっている。強靭な激重リフと
デジ風味の共存したモダンな音像は、一聴してSOILWORK、IN FLAMES、CHILDREN OF BODOM
あたりを源流とする目下売出し中の北欧高性能メロディックデスメタル/メタルコア勢からの
影響を強く伺わせる。
とにかく、ツインギターで叙情味を織り交ぜながらも、ザクザクとしたリフ捌きが前面に
押し出される様子は、これまで東方アレンジでは有りそうで無かった方向性だろう。
やはり一番目を引くのはタイトルトラックの4曲目。これまで数え切れないほど多様な
アレンジが試みられていた「亡き王女の為のセプテット」だが、これはさも当然のように
ブラストビートも飛び出して、これでもかという程に暴虐疾走する様は圧巻。従来比で最も
エクストリームなアレンジが登場したと言えるだろう。Tr.2の橙曲はアレンジで陽の目を見るのことが
あまりないが、重金属化となると尚更珍しい。
Tr.5とTr.6はゲスト参加の方によるインダストリアル気味なグルーヴ感のあるアレンジで、
純正メロデスとはかなり切り口が違うが、ややもすると単調になりかねないアルバムに変化を
与えているという意味では好ましい。
全体の尺の短さが残念だが、インパクトと重量感は十分で、今後にも期待がかかる内容だ。
北欧メロデス好きにならば間違いなくお勧めできる。 -- 蝦夷の人 (2007-07-11 03:08:58)