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∞UroboroS∞ - (2008/06/20 (金) 23:25:48) の編集履歴(バックアップ)


∞UroboroS∞

サークル:黒夜葬

Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length
01 Eternal Recurrence 刹那 東方永夜抄 月見草 [01:40]
02 Alucard 刹那 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [03:55]
03 冥土ブラッドワークス 刹那 東方紅魔郷 メイドと血の懐中時計 [04:32]
04 魔弾ノ射手 刹那 東方永夜抄 狂気の瞳 ~Invisible Full Moon [03:10]
05 Alternative Faith 刹那 東方風神録 ネイティブフェイス [03:39]
06 究極虚偽 刹那 東方妖々夢 アルティメットトゥルース [04:06]
07 UroboroS-Infinity 刹那 東方風神録 信仰は儚き人間の為に [03:51]
08 Heart Under Blade 刹那 東方紅魔郷 U.N.オーエンは彼女なのか? [04:10]
09 思兼想操 刹那 東方永夜抄 千年幻想郷 ~History of the Moon [04:36]
10 Jormungandr 刹那 東方風神録 神さびた古戦場 ~Suwa Foughten Field [04:04]
11 Dynamis-Ω 刹那 蓮台野夜行 過去の花 ~ Fairy of Flower [04:16]

東方プロジェクトクラシカルゴシックアレンジ第参弾
博麗神社例大祭5(2008/05/25)にて頒布
イベント価格:1000円
ショップ価格:1200円

レビュー


  • 暗黒系ゴシカルブラックスピードメタルアレンジ。
    原曲メロディは2/3程度維持しつつ、独自解釈やギターソロをうまく融合させ、
    雰囲気は大きく変えている。

    今作はほぼ全曲、疾走系のスピードメタルアレンジとなっている。
    捨て曲は一切なく、もともと名曲揃いの原曲群に恥じない、
    全曲秀曲と呼ぶに耐える素晴らしい出来である。
    メタル寄りと言うことで、ダークで退廃的なドゥーム系の耽美さは後退しているが、
    逆にメロスピ、シンフォニックブラック系メタラーにはたまらない一枚となっている。
    前作で指摘されていた全体的な音のぼやけも、音質がクリアになり大幅に改善されている。

    初~中期のCradle of Filth、時にAnorexia Nervosaさえ思わせる荘厳なシンセによる装飾。
    疾走するドラムとメロディアスに奏でられる美麗なリードギターに特徴づけられる音楽性は、
    他の東方メタルアレンジにはありそうでない。
    その手のカテゴリーに反応される方なら、買って損はしないだろう。
    よくあるペラペラのライトメタルアレンジとは一味も二味も違うへヴィー(でクサい)味わいがある。
    他の大手にあるような、無感情な機械音的打ち込み臭さがないのもよい。
    逆に、うるさすぎるのが苦手な人は、購入前に試聴をお勧めします。
    tr.02 tr.05 tr.07 などが、このアルバムを代表する疾走メタルチューン。
    tr.08は強烈なアグレッションを備えたシンフォニックブラックメタル系のアレンジ。
    tr.09などは、前作にも見られた打ち込み要素も用いた、
    Mors Principium Estに垣間見えるようなトランス気味の楽曲。
    刹那氏ご本人も、デス、ブラックメタル系アーティストに加え、
    高瀬一矢氏ら率いる有名トランス系音楽制作集団I've Soundなどの影響を言われていたように思う。

    個人的には、セプテットのサビ部は原曲キーで進行した方が高揚感は得られたように感じた。
    逆に言うと、それ以外に特に文句はない。それほど完成度の高いものになっていると思う。
    最終トラックに、妖々夢未使用曲の蓮台野夜行アレンジを持ってくるあたり、
    "らしい"選曲で、原作ファンもにやりとするのではないだろうか。

    ハイライトはと言われると少し弱いが、それは楽曲のアレンジがいずれもハイレベルで、
    差をつけにくいことに主に起因する。
    あげるならtr.10が個人的にはバランスも完成度も非の打ちどころがなく、
    ほぼ満点の評価に値するのではないかと感じた。
    確かに、東方アレンジではファーストとなるセカンドミニアルバムのtr.06 Deadly Phantomを超える程の超絶キラーチューンはないかもしれないが、
    それでも、これが琴線に触れた人ならまず満足は出来るレベルであると思う。
    とにかく、捨て曲なしの名盤である。

    次作は冬に向けオリジナルフルアルバムを制作予定らしいが、
    東方に頼らずとも、オリジナルにも十二分の魅力があるのがこのサークルの特徴なので、
    東方アレンジ三作の音楽性に興味を持った方は、注目に値するのではないだろうか。
    -- Ironbird-White for Marisa (2008-06-13 14:33:51)
  • 今回は、これまでのややトリッキーな選曲ではなく、Intro・outroを除いて全て5面以降の曲という、ある意味定番の曲がそろったアルバム。
    そのためなのかはわからないが、全般的にギターがよく目立つ、攻撃的なアレンジとなっている。
    ゴシック風味が薄れたのは残念だが、前回よりもレベルが上がっているし、個人的には満足。
    はまる人はとことんはまると思うが、癖が強いので、視聴は必須。 -- 名無しさん (2008-06-20 23:25:10)
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