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闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati - (2008/12/31 (水) 19:22:02) の編集履歴(バックアップ)
闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati
サークル:Demetori
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | 童祭 ~ Innocent Treasures | Demetori | 夢違科学世紀 | [05:22] | |
02 | 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 | Demetori | 東方妖々夢 | [04:33] | |
03 | オリエンタルダークフライト | Demetori | 東方花映塚 | [04:02] | |
04 | 天空のグリニッジ ~ Deep P Sky | Demetori | 大空魔術 | 天空のグリニッジ | [04:58] |
05 | 天狗が見ている ~ Eye of the Needles | Demetori | 東方文花帖 | 天狗が見ている ~ Black Eyes | [04:33] |
06 | 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain | Demetori | 東方風神録 | [05:24] | |
07 | 花の映る塚 彼岸の塚 ~ Unnamed Scenery | Demetori | 東方花映塚 | 花の映る塚 | [03:29] |
此岸の塚 | |||||
08 | 亡き王女の為のセプテット ~ Ascending Into Naught | Demetori | 東方紅魔郷 | 亡き王女の為のセプテット | [07:24] |
09 | 彼岸の奴隷 ~ One Conclusion | Demetori | 東方花映塚 | 花映塚 ~ Higan Retour | [02:47] |
詳細
レビュー
- Demetoriの単独アルバム第四作目。
内容は、毎度の技巧的HR/HMアレンジ。
個人的には、
「Shout at The Devil」のへヴィさと、
「如臨深遠 ~雨縒煙柳~」のエモさと、
「Il mondo dove e finito il tempo」のプロメタっぽさを、
同居させたような、そんなイメージがしました。
ちょっとプログレ度は減退したかも。
それでもやっぱり絶対的な実力をみせつけてくれました。
Tr.3、Tr.5、Tr.9、は再録ですが、手直しが施されているっぽいです。
毎度の如く超絶テクニカル、かつへヴィでエモーショナルな旋律、
アグレッシブに炸裂するギターサウンドには首を振らずにはいられない!
まぁ、私は専門知識とか、そういうのが全くないので、
あとは他の方にお任せしたいと思いますw
最後に、
Demetoriばんざい!!!!!!!!!!
-- oriko (2008-12-31 14:29:00) - 原曲香る系ハードロック、メタルアレンジ。東方HR/HMアレンジではお馴染みのDemetoriの新作は相変わらずの完成度と安定感、重低音とエレキギターそしてシンセが充実して詰め込まれている。アレンジ技術は言うまでもなく水準をはるかに超える。スピードという点からすれば決して高速というわけではないが、その代わりに込められた力強い音は、やはり定番と言わざるを得ない。ただ、個人的には、従来に比べると重低音と深い叙情が少しばかり足りておらず、かつスピードもそれほど速くないということも合わさって、贅沢ではあろうが、物足りない印象も受ける。
2曲目人形裁判アレンジは、ぎちぎちと単調に刻まれる低音ビートがシンセと相俟って原曲の雰囲気を増幅しており面白い。再録3曲目オリエンタルダークフライトアレンジもひたすらざくざくと刻まれる重いビート、ベースとエレキギターにシンセの原曲メロが輝かしく、思わず縦ノってしまう秀作である。オリジナルメロで高らかに響くギターもすばらしい。4曲目天空のグリニッジは、ロックとしてはきっちりした出来栄えであろうが、やはり原曲の独特なテンポと繰り返し構成がアレンジの障害になっているのだろう、あの奇妙な不安感と迫ってくる何かの存在は、やや影を潜めてしまっている。6曲目妖怪の山アレンジはロックとしてシンプルな構成と原曲重視のメロで、エレキギターとシンセのサビ主旋律マッチングが心地よい。そこにさりげなく織り込まれるオリジナルメロも、構成のストレートさを際立させて安心できる。再録9曲目花映塚アレンジは原曲の一部を切り取ってはめ込んでテンポをずらしながら繰り返す奇妙な構成であり、ドラムの巧みなテンポずらしと技術に裏打ちされたエレキギターの高速挿入が面白い。これでベースにずっしりとした重低音が通奏低音のようにぶちこまれるイメージがあればかなりよくなっただろうところが惜しかった。
やはり定番、高い完成度は揺るぎなく、ハードロック、メタル系が好きな人には無条件でお勧めの一作である。そういう音が好きではない人はやや厳しいだろう。また、かっ飛びロックを求める人も、今作は少し好みから外れるだろう。個人的には、もっともっと重く、邪教的な調べすら欲しいと思うほどである。ともあれ、十分に元が取れる作品であることは間違いない。次も大いに期待している。
-- 電波? (2008-12-31 19:22:02)