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The Secret Of Alice - (2009/06/21 (日) 19:26:20) の編集履歴(バックアップ)


The Secret Of Alice

サークル:BITPLANE

Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length
01 I. Introduction 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 おてんば恋娘 [01:36]
02 II. Alice Doll - Theme of "The Secret of Alice" 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [03:20]
03 - Prelude of III (Variation I) 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [01:02]
04 III. Gautier 愛新覚羅溥儀 東方風神録 封印されし神々 [02:58]
05 - Prelude of IV (Variation II) 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [01:27]
06 IV. Bru Jne 愛新覚羅溥儀 東方風神録 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain [02:43]
07 V. Armand Marseille 愛新覚羅溥儀 東方花映塚 フラワリングナイト [02:40]
08 - Prelude of VI (Variation III) 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [01:24]
09 VI. Verbeeck 愛新覚羅溥儀 東方風神録 神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field [03:20]
10 VII. Interude 愛新覚羅溥儀 東方地霊殿 ハートフェルトファンシー [00:47]
11 - Prelude of VIII (Variation IV) 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [01:48]
12 VIII. Luna Angelico 愛新覚羅溥儀 東方風神録 稲田姫様に叱られるから [03:27]
東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女
13 - Prelude of IX (Variation V) 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [00:33]
14 IX. Commet 愛新覚羅溥儀 東方文花帖 東の国の眠らない夜 [02:01]
15 X. Shoenhut 愛新覚羅溥儀 東方地霊殿 業火マントル [02:06]
16 XI. The Secret of Alice 愛新覚羅溥儀 オリジナル [03:37]
17 XII. Coda 愛新覚羅溥儀 オリジナル [00:10]

詳細

博麗神社例大祭6(2009/03/08)にて初頒布
イベント価格:500円
ショップ価格:700円(税込:735円)

レビュー


  • 前2作「EASTERN FAIRY TALE」「竹取物語」とは打って変わってピアノ,鉄琴,オルゴール(?)主体のアルバム
    やはり今までのアルバムに比べれば圧倒的に地味だが,さすがはBITPLANEというべきか,
    他のサークルとは一線を画すクォリティには驚かされる。
    原曲は今まで以上に破壊されており,最早オリジナル曲になっているといってもいい。
    その分BITPLANEらしさが非常によくでている。
    個人的には低音と高音の使い分けが素晴らしい「III. Gautier」や「V. Bru Jne」、見事な鉄琴使いが光る「VI. Verbeeck」あたりをお勧めしたい。

    ちなみに「X. Shoenhut」と「XI. The Secret of Alice」は,BITPLANEの数々の名曲の中で,一番心に残った曲。
    音楽聞いて感動したのなんて久しぶりだ。
    それほどまでにこの二曲は衝撃的だった。

    アルバム全体の完成度は今まで以上。
    あえて文句を言うならTr.01がなんか蛇足っぽいこと。
    曲としては見事なんですが,初っ端にこの曲を置いた理由がいまいち解らない。
    あと,クセがかなり強いので万人受けはしないでしょう。
    HPで視聴できるのでそちらを聞いておくことをお勧めします
    -- 名無しさん (2009-03-12 13:53:27)
  • テーマは「アリスの部屋の中」。
    今までのアルバムとは全く違う、ピアノ中心のアルバムですが、同人レベルを凌駕したクォリティは健在。
    今作も見事にBITPLANE独自の世界が表現されています。
    ひたすら不気味な曲もありますが、基本的には美しさを追求したようなものが多い。(久石譲と似た雰囲気を感じたのは僕だけではないと思う。
    ただ、今まで作品のような不気味さが全く消えてしまったわけではなく、特に「- Prelude of VI (Variation III)」「VI. Verbeeck」や、
    オリジナル曲である「XI. The Secret of Alice」などからは、「EASTERN FAIRY TALE」と同じような、不気味で、どこか寂しげな雰囲気が感じられた。

    ピアノや鉄筋が中心である分、一曲ずつのインパクトは控えめですが、「Prelude」が本当に上手に役割を果たしており、
    アルバムの流れとしては前作以上のものを感じた。

    まず間違いなく傑作の部類に入るアルバム。
    -- 名無しさん (2009-03-13 12:38:08)
  • ↑Tr.11はピアノアレンジじゃないよ -- 名無しさん (2009-03-16 11:34:48)
  • 今の同人音楽界、TAM氏やまらしぃ氏など演奏技術が優れている方はたくさんいますが、
    編曲技術、選曲眼(どの原曲を用いるか)という点では愛新覚羅溥儀氏に勝る人はいないでしょう。
    最高にピアノにマッチした曲だけを選び出し、見事な編曲で魅了してくれる。
    素晴らしいアルバムでした。

    (あと、雰囲気的には久石譲というよりは坂本龍一かな?) -- 名無しさん (2009-04-02 10:48:16)
  • ここまで見事なアルバムはそうそうお目にかかれるものではない。
    坂本龍一をほうふつとさせるようなピアノ旋律は見事。その中でも特にBru JneやLuna Angelicoはひたすらに坂本龍一的な美しさを追求したピアノアレンジとして非常にきわだっている。
    これらの曲は今までのbitplaneではあまりみられなかったタイプだが、今までのアルバムとまるっきり方向性が違うわけではない。
    そのような曲がある一方でverbeeckや、表題曲であるThe Secret of AliceなどはEASTERN FAIRY TALEで顕著だった「不気味さ」を前面に押し出したアレンジとなっている。
    このような2つのタイプの曲が、このアルバムの「サビ」であるTr.12のShonhutへの布石となっていく・・・。
    いや、本当に見事でした。個人的には過去二作より完成度は高いと思う。まぁとりあえず買うべき -- 名無しさん (2009-04-07 22:50:51)
  • この巨大市場を誇る上海アリス幻樂団カヴァー市場においてさえ、私がかつて件のメロスピ漁りをしていた時に聴いた過去二作に受けた衝撃には、演奏編曲カヴァー曲の割り当てもさることながら、特にその作品としての完成度の高さにおいて未だ比較になる作品にお目にかかれない。他の大手中堅同人サークルとはレベルの次元から比べ物にならぬそのクオリティーと魅力は聴く者を音の牢獄へと妖しく誘い込む。その孤高にして孤独であり、不気味さと静謐を併せ持つ圧倒的な美は、この日本において、アーティストBITPLANEだけの世界なのかもしれない。
    BITPLANE待望の3rdアルバムは、前作に比べては大分に大人しいものの、その出来はそれを感じさせない程に前作を超えており、完璧に近いといっても過言でないすばらしい音世界を形成している。
    イントロから、その独特の音像は聴く者をぐにゃりぐにゃりと、奇妙なウサギを追って不思議の国へと続く穴に落ち込んでしまったかのように吸い込んでいく。薄暗くてらされる穴の底へゆっくりと着地した所で、Tr.2は鉄筋を主体とした静かで不思議な世界へと迷い込ませてゆく。
    全体の音楽性は、ピアノを前作以上に主役に据え、時に日本の著名なピアノ作曲家、稀には久石譲的であったりもし、特に坂本龍一的な表情を垣間見せる中に自然に息づく、聴きなれたはずの上海アリス幻樂団の良メロには違和感も飽食感もない。Tr.1から最後までが何の不和合も過不足もなく一つの世界としてリスナーの頭上に天球を形成する。すべての曲が、音が、完璧に調和もしくは不調和によって完成された幻想世界を形作っている。これぞコンセプトアルバム。これはもはや、昨今の上海アリスカヴァーシーンのマンネリ化傾向を鑑みずとも、カヴァーましてやアレンジ曲などというイメージからは離れた物となっている。もしくは、一人のアーティストによるそれらの究極の形がこれなのか。
    その美しくも物悲しい音像が象徴する絶対的かつ圧倒的な孤独と美は、聴く者にある種の陶酔感・時に恍惚感すら味あわせてくれる。
    こんな徹頭徹尾恥ずかしいレビューを平気で書いてしまう程のトランス状態を提供してくれるというわけである。
    そんなアルバムが、聴きやすさやわかりやすさの様なリスナーへの媚び要素を欠片も含んでいるはずもなく、かつての吉野家のギョク以上に素人にはお勧めできないためジャケ買いする前に試聴必須。逆に音楽というものに、特にピアノあたりに興味がある方は、これを試聴せずに人生を終えるのは損だと言ってしまえる。
    せっかく自らの、未成年であれば御家族の労働報酬である金銭を支払って手に入れる物であるから、それに見合う一生の価値の有るアルバムに出会えた時は本当にうれしい気持ちとなる。2009年博麗神社例大祭にて、2枚ものそういうアルバムに出逢えたのは本当に幸運だった。ただしことわたくしという愚者の場合もう一枚は、Unlucky MorpheusのREBIRTHという、これとは全てが真逆のアルバムなのであるが(笑)
    ともあれ、素晴らしいアーティストに感謝と尊敬を。制作者の命と思いのつまった作品に、命の限り大切に聴いて行く事で応えたいと思います。BRAVO.хорошо.Wonderful.すばらしい。

    -- Ironbird-White for Marisa (2009-04-24 06:01:53)
  • 他サークルと比べるのが馬鹿らしくなるほどの圧倒的なクォリティ。
    東方曲の贅肉部分を徹底的にそぎ落とし、ひたすらにピアノ曲として昇華させた究極の形。
    (一部打ち込みくさい部分はあったものの)ミスと指摘すべきような部分は全くと言っていいほどない。
    同人音楽としてこれだけのものをだしてくる溥儀氏にはいつも驚かされるが、
    東方のアレンジはこの次のアルバムで最後になるようだ。
    是非とも有終の美を飾って終わらせてほしい。 -- 名無しさん (2009-04-27 11:45:06)

  • >>東方のアレンジはこの次のアルバムで最後になるようだ。
    えっ・・・
    日記に書いてありましたっけ・・・?
    レビュー汚しすいません -- 名無しさん (2009-04-28 00:09:39)
  • ↑The Secret of Aliceの特設ページの「Note」というところに
    「多分これか、その次あたりが最後になると思います」と書いてありますよ。
    でも日記の方に「新作をやりたい」と書いていらっしゃったので、
    この次のアルバムがラストになる可能性が高いです。
    -- 名無しさん (2009-04-28 22:29:02)
  • 愛新覚羅溥儀というのは「ラスト・エンペラー」という映画に出てくる、清朝最後の皇帝の名からとったものだ。
    20年も前の作品なので知らない方も多いかと思うが、実はこの映画の作曲を務め、アカデミー作曲賞を受賞したのが坂本龍一だ。
    つまり、坂本龍一は愛新覚羅氏がこの名を名乗るきっかけともいえる存在なのだ。
    このアルバムを聞いていただければわかると思うが、ほかの方も指摘されているように、今作では明らかに坂本龍一が意識されており、少しでも彼に近づこうと努力しているのがよくわかる。
    坂本龍一をめざしてきたアーティストは数多くおり、愛新覚羅氏もその一人にすぎない・・・はずだったのだが。
    愛新覚羅氏はもはや「格が違った」。
    かつてここまで坂本龍一に近づいたアーティストが他にいただろうか。
    それも、ただ模倣しているだけではなく、ある部分では坂本龍一を真似つつ、しかし細かい部分はまぎれもなく「BITPLANE」なのである。
    坂本龍一の良い部分を取り込みつつも、 自分らしさを貫いている。
    初めてこのアルバムを聞いた時は言葉にならないほど感動した。
    完全なる不協和が生み出す、歪だけれど、どこか美しい曲たち。
    見事としか言いようがない。 -- PSPの字数制限のせいで書きたいことが書ききれなかったのでPCから編集して書き直しましたが勘弁して下さい (2009-05-05 23:57:36)
  • BITPLANEの本気をみた。
    前二作を聞いたときもかなりの衝撃をうけたが、今作は圧倒的なまでに過去のアルバムを越えている。
    音の重ね方、思わず聞き入ってしまうほど美しく、時に激しい不協和音や変調。
    全てが一級品。
    批判すべき点が見あたらない。
    既存楽曲のピアノアレンジという、アレンジャーの力量がモロにでるこの分野において、これほどまでに完成されたものを出してくるということが信じられない。

    現時点で、上海アリス市場、いや、同人音楽における最高のピアノアルバムであろうと確信している。

    これからも、BITPLANEというサークルがインディーズ界を引っ張り続ける存在であり続けてほしい。 -- Mushroom infecting ! (2009-05-09 23:55:19)

  • 全体的な感想などは上記の方々がいろいろ詳しく書いてるので一つだけ。
    「IX. Commet」などを聴いた瞬間、これは吉松隆の「プレイアデス舞曲集」のパロディーだと気がついて感嘆しました。
    いわゆる現代音楽の中では聴きやすさもあって有名な作品ではあるけれど、愛新覚羅氏が多くの音楽を聴いていて、
    結果自身の音楽表現により深みを持たせていることを窺い知る事が出来ました。 -- AbG (2009-06-21 19:26:20)
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