シンフォニック東方 - (2010/02/20 (土) 01:49:24) の編集履歴(バックアップ)
シンフォニック東方
サークル:5150
Number | Track Name | Arranger | Lylics | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
01 | シンフォニック東方(into) | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | オリジナル | [00:58] | |
02 | Sky comet | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方文花帖 | レトロスペクティブ京都 | [04:57] |
03 | Gods of Mountain | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方風神録 | 神さびた古戦場 | [03:35] |
04 | Homicide Maid, from pavilion | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方紅魔郷 | 月時計 ~ ルナ・ダイアル | [04:20] |
05 | Fire at the Alive | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方妖々夢 | ネクロファンタジア | [04:58] |
06 | truth of the world | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方風神録 | 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain | [04:39] |
07 | Cannibalism | 龍5150 | 龍5150 | 龍5150 | 東方紅魔郷 | U.N.オーエンは彼女なのか? | [04:39] |
詳細
レビュー
- Rhapsody Angraといった、シンフォニックメタル・メロディックスピードメタル直径のサウンドで固められたアルバム。
ギターは生。金管を中心にシンフォニックに鳴り響き、聴き手を煽るお決まりのイントロもほどほどに、2曲目から早速の爆走。
3曲目は、いかにもコンセプトに合いそうな原曲を、最高の盛り上がりを見せる見事なシンフォニックメタルにアレンジされている。2重にたたみかけるサビの展開の解放感は見事。
5・6曲目も、原曲屈指のクサメロに、どっかで聴いた様なギターフレーズも織り交ぜつつ奏でられる、大仰なシンフォニックスピードメタルだ。妖怪の山の名サビは、ガンガンコーラスを重ねてくる。間奏も、イタリアン・Rhapsody臭ムンムンのスウィープが聴ける。
全体にはやや音が軽く、ヴォーカルも弱く若干素人くさい。やや説得力に欠けるが、この辺も、愛嬌のある「メロスピ」といった感じがでているか。
4曲目と7曲目は趣が違い、高音の金切り声と、低音の唸るようなデスヴォイスを主体とする、珍しいシンフォニックブラックメタルとなっている。
音質は悪い。これは、アンダーグラウンドなブラックメタルに特徴的な物で、ある程度意識して録られている物だろう。
高音の金切り声と、低音の使い分けは、おそらく有名なブリティッシュコマーシャルブラックメタル、CRADLE OF FILTHのVo.ダニ・フィルスを意識しているのだろうが、ぶっちゃけ稚拙である。特に金切り声の高音パートは、裏返ってるんだかなんなんだか、失敗しとる様に聞える場面も多い。
咲夜・フランドールという原曲のイメージとあわせて、イメージしているコンセプトは存分に伝わってくるし、それには大いに賛同できるのだが……
こちらは流石に専任ヴォーカル雇ってほしかったというのが正直なところ。
個人的には、HECATE ENTHRONEDの方に歌い方は近いかなぁと感じた。
古き良きクサメロスピが好きな方、そのヴォーカルの稚拙さが許せる方は手を出してみてはいかがだろうか。
次回作が出ると言う事なので、そちらも変わらぬクサきダサき、古き良きシンフォニックメロスピを期待したい。あと、説得力あるヴォーカルでのシンフォブラックも出来れば。 -- 鉄 (2009-11-19 20:09:28)