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蟲と東方と青酸ソーダ - (2009/06/07 (日) 12:03:02) のソース

*蟲と東方と青酸(メロン)ソーダ
サークル:[[蟲とLumpyとミュ-ジックコンクリ-ト]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length|
|01|Nyctalopia Reverse|耳長兎|東方永夜抄|夜雀の歌声 ~ Night Bird|[11:14]|
|02|生前の記憶の回収|TYPE-4|東方妖々夢|ネクロファンタジア|[11:45]|
|03|暦|最速(アルティメットスピード)|東方永夜抄|懐かしき東方の血 ~ Old World|[10:24]|
|04|スキスキdieスキIシtell|ぼねりん閣下|東方紅魔郷|U.N.オーエンは彼女なのか?|[08:30]|
|05|夢見幻視|mikki|東方永夜抄|幻視の夜 ~ Ghostly Eyes|[10:45]|
|06|1045|濁り部屋|東方萃夢想|萃夢想|[10:25]|
||||[[Unlimited Spark!]]|Unlimited Spark!||

>***詳細
>前衛音楽アレンジCD
>[[博麗神社例大祭4]](2007/05/20)にて頒布
>イベント価格:500円
>ショップ価格:700円(税込:735円)
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***レビュー

- 原曲破壊系・変態実験音楽アレンジ。&br()いやぁ、ついに出た(笑)。前回のブレイクコア集で強烈なインパクト残してくれたが、今回はまた違った方向性で強烈。作品はあくまで東方アレンジである以上、厳密にはミュージックコンクレートではないが、いずれにせよ著しく分断・伸縮された原曲のモチーフはもはや環境音の一つに過ぎず、徹底して実験的で不条理な世界が創り上げられている。油断して聴くとトラウマになってしまいそうな約60分間が堪能できるだろう。&br()作家陣は東方アレンジでは割とお馴染みの顔ぶれ。敢えて別名義なのは普段の作風から切り離す意識の表れだろうが、混沌の中にもそれぞれ本来の持ち味が垣間見えたり、逆にギャップに驚かされたりもできる。曲ごとにそれぞれアプローチが異なるから、聴き方を色々工夫してみると面白いと思う。&br()延々とカサカサ音が鳴り続けるTr.1から容赦なく不気味。SEを駆使した一連の流れで何かが表現されたTr.3、不安と狂気に蝕まれたTr.4、息苦しいような閉塞感に包まれたTr.6と、いずれも本気度が高い。&br()意外なのがTr.2とTr.5の存在だ。これらは原曲のメロディラインを比較的留めていて聴きやすいが、それが返ってなんとも言えない廃頽感・寂寥感を助長しており、陰鬱音楽好きにはもってこいのアレンジになっている。&br()結論として、特定層狙い撃ちのような内容であり、リスナー自身の寛容さと積極的に楽しむ姿勢が試されるようなCDである。敢えて毒に当たってみたい方は是非。&br()(個人的には「いいぞもっとやれ」と表明したいです。)  -- 蝦夷の人  (2007-07-08 06:07:10)
- 余りあまる変態っぷり。人によっては興奮できます。 &br()自分は2曲目がすごくお気に入りですね。ノイズが前面に押し出されてるけれども、その裏でうつらうつらと流れるメロディがたまりません。 &br()「普通のアレンジに飽きた!」もっと変なのが聴きたい!って人におすすめ。 &br() &br()しかし、この手の系統は自分はこれしか見たこと無いです。 &br()まぁここまでやる必要は無くとも、もう少しこんなのが増えてもいいんじゃないかな。  -- 15  (2008-01-17 15:47:25)
- 破壊の先に見えてくる別世界はカオスを越えたコスモス。単純な「音」の単位にまで還元された原曲たちは環境音に溶け、無機質でいながら濃度の濃い陰鬱な世界観を作り出している。Tr.2は原曲を維持したというよりはBGMとしての存在をひたすら背景に押し込めたと解釈するべきか。(BGMの背景というのもおかしな言い方だが)心の底にある潜在的な不安をポラロイドのように徐々に浮かび上がらせてくる60分。トラウマになるか中毒になるか、その覚悟があるならば聞いてみることを強くオススメしたい。  -- 鶉  (2008-04-14 23:43:53)
- ゾワゾワする  -- 名無しさん  (2009-02-10 19:26:33)
- ノイズミュージックなんてあぶらだこぐらいしか聴いたことが無いが、生前の記憶の回収 にマジハマりしてしまった。ザリザリとジャリつくノイズのなかの静謐に恍惚感すら覚える。 &br()t+pazolite、篠螺悠那、鯛の小骨、ziki_7、どぶうさぎ氏といった名の知れた面々の意外な音楽性を垣間見られるのが面白い。中でもどぶ氏など普段はこれでもかと平凡なアレンジながら、外注でその高品質さにアイディア性を絡めて見せていたが、これはその中でも超異色。こんな素養もあったのかと驚かされる。 &br()次回作を強く期待してしまうが、もう出ないのだろうか…… &br()  -- 鉄鳥  (2009-05-02 03:59:03)
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