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SNOW PRINT-in the fairy tale- - (2009/06/08 (月) 08:28:37) のソース

*SNOW PRINT-in the fairy tale-
サークル:[[N-tone]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length|
|01|SNOW PRINT|oiko|東方妖々夢|天空の花の都|[02:54]|
|02|緋色の雪|oiko|東方緋想天|緋想天|[04:56]|
|03|equinoctial|oiko|東方花映塚|彼岸帰航 ~ Riverside View|[07:41]|
|04|SNOW PRINT-N-tone Remix-|oiko|東方妖々夢|天空の花の都|[08:33]|
|05|Wisp|oiko|東方妖々夢|東方妖々夢 ~ Ancient Temple|[07:03]|
|06|Watery Forest|oiko|東方永夜抄|もう歌しか聞こえない|[03:17]|
|07|サクラサクユメ|oiko|東方妖々夢|さくらさくら ~ Japanize Dream...|[05:50]|
|08|妖精の冬、雪の跡 -in the fairy tale-|oiko|東方妖々夢|アルティメットトゥルース|[08:58]|
>***詳細
>[[東方紅楼夢4]](2008/11/02)にて頒布
>イベント価格:700円
>ショップ価格:998円(税込)
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***レビュー

- 原曲香る系テクノ・エレクトロニカアレンジ。透明感に包まれた「冬」と「雪」の音作りで統一された、やや和風の味付けがされた環境系・イージーリスニング寄りの一作である。oiko氏のアレンジ技術は相変わらず大安定の一言に尽き、違和感や不快感とは無縁の時間を過ごすことができるだろう。全体的に、ビートは速いもののゆったりとした曲調となっており、シンセの様々な音で奏でられる透き通った主旋律に幻想郷の冬の光景が感じられる。コンセプトアルバムとしてアレンジャーの意図は十分に一定の方向性を堅持し、そしてそれは確実な成果を上げていると思う。 &br()3曲目彼岸帰航アレンジは個人的にヘビロテ入りの本作品出色の出来、前半部分の高速ビートをバックに流れる銀色に輝くような原曲メロの音作りが、冷え込んだ冬の彼岸を思い起こさせて印象深い。転調後の後半部分は余り考えずに聴けば硬質なまま綺麗に流れていくが、細かく聴くとビート中心でややもするとだれ気味なところは今後の課題だろう。4曲目天空の花の都トランス風味アレンジはアルバムの中でやや異彩を放つ強めの音作りで、アルバム全体を引き締める効果を狙ったのであろうか。それほど冬っぽさを感じさせないやや単調なトランスであり、もう少し硬質の飾り音を多様にして気まぐれに挟み込むなどの工夫があれば面白くなったように思う。8曲目アルティメットトゥルースアレンジは、冒頭ピアノから続いて明るめに響く硬質のシンセ原曲メロ、そして後半転調してさらに明るい風景を描いた構成が雪解けを感じさせるような印象を与え、アルバムの締めにふさわしい。 &br()本作品はきっちりと質の高い曲がコンセプトどおりにまとめられた佳作と言えるだろう。美しい端正な音楽という表現が似合うかもしれない。よって、強烈な爆音やぐりぐり押し込む太いシンセ、ドッカンドラムなどの刺激はないので、激しい曲調が好きという人にはやや合わないかもしれない。また、メロディアスに聴く者を深く引き込んで捕まえていく曲かというと、そのような情感情熱的な作品というわけでもなく、さらりと美しく流れるという印象の方が強い。それぞれ各人の好みを踏まえて視聴の上、購入を検討してみることをお勧めする。  -- 電波?  (2008-11-11 03:39:34)
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