「弾奏結界 夢幻夜想曲 Eternal Nocturne」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

弾奏結界 夢幻夜想曲 Eternal Nocturne - (2006/11/05 (日) 16:16:42) のソース

*弾奏結界 夢幻夜想曲 Eternal Nocturne
サークル:[[dBu music]]
----
|Number|Track Name|Arranger|Original Tune|Length|
|01|蠢蠢秋月 ~ the Mooned Incects|どぶウサギ|蠢々秋月 ~ Mooned Insect|[02:24]|
|02|もう歌しか聴こえない|どぶウサギ|もう歌しか聞こえない|[02:59]|
|03|無何有浄化 ~ Pure in Asia|どぶウサギ|プレインエイジア|[03:23]|
|04|少女綺想曲 ~ the Dream Duel|どぶウサギ|少女綺想曲 ~ Dream Battle|[04:11]|
|05|恋色ファイナルマスタースパーク|どぶウサギ|恋色マスタースパーク|[03:49]|
|06|Cinderella Cage ~ とおりゃんせ|どぶウサギ|シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome|[03:18]|
|07|不可視隠月 ~ Pupil of Frenzy|どぶウサギ|狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon|[03:57]|
|08|Voyage 1969|どぶウサギ|ヴォヤージュ1969|[03:00]|
|09|千年幻想郷 ~ the Brain of the Moon|どぶウサギ|千年幻想郷 ~ History of the Moon|[04:25]|
|10|竹取飛翔 ~ the Lunatic Princess|どぶウサギ|竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|[04:31]|
|11|幽玄の槭樹 ~ Eternal Dream|どぶウサギ|Eternal Dream ~ 幽玄の槭樹|[04:30]|
|12|無限夜想曲 ~ Eternal Nocturne|どぶウサギ|月まで届け、不死の煙|[04:58]|
 
>東方永夜抄BGM篇曲蒐
>[[博麗神社例大祭2]]にて4タイトル個別同時発表
>イベント価格:500円
>ショップ価格:735円
----
***レビュー


- 原曲維持系ダンスロックアレンジ。[[弾奏結界 紅魔狂詩曲 Scarlet Rapsodia]]や[[弾奏結界 幻葬旋律曲 Necromanza]]では基本的に最初から最後まで原曲メロをほぼそのまま音色を変えて流し、時々思い出したように構成を少しいじるアレンジであったが、本作品では自分の解釈を織り交ぜての展開を試みた意図が、不十分ながらも垣間見える。上記各作品の私のレビューを参考にされると、本作品との対比が分かりやすいであろう。夢幻夜想曲では、上記2作とは違い、どぶウサギ氏のアレンジの感覚が不完全ながらも表現されていると言ってよいだろう。&br()&br()特筆すべきは、ヴォヤージュ1969ダンスアレンジの味付けである。もちろんメロは原曲とほとんど同じであるが、主旋律の音色の硬質さ、氏のアレンジにしばしば見られる効果音(この曲では彗星が通り過ぎていくような風の音や通信音)、後ろで張り付く硬いシンセ音、そして何よりもビートの強烈な固く鋭い刻みが、原曲の主題に対するアレンジャーのアプローチを感じさせ、それがうまくはまっている。メロが同じでも、味付けをこれだけ一生懸命行えば、原曲まんまという謗りは免れよう。正直、3分で終わってしまうのが残念である。&br()Invisible Full Moonのアレンジは、前半ピアノで原曲以上にこらえてのBメロでのハードロック疾走でギターとピアノがこれでもかとかき混ざっての進行が、典型とは言え気持ちよい。そして急に停止してのオルゴールの静寂からまたギターの唸りと進むところも、また典型ではあるがわかりやすい。メロが同じであることを意識してかき混ぜの程度を引き上げたところに、これを完全に肯定するわけではないが、アレンジの意図が見える。&br()シンデレラケージアレンジは、原曲のかごめかごめパートに代えてとおりゃんせを入れただけ。まさにこれだけである。あとは何か挑戦的なまでにメロも進行も同じ。苦笑いしきりであるが、これはこれで面白い試みではあると言える。&br()&br()逆に、千年幻想郷や恋色マスタースパークのアレンジは、上記に挙げたような「かき混ぜ度」が足りず、それぞれ原曲に埋没するようなロックアレンジとダンスアレンジになってしまった。少女綺想曲アレンジ、もう歌しか聞こえないアレンジも同様である。冒頭に挙げた2作に見られたアレンジャーとしての解釈が見えない典型である。&br()&br()メロが同じ場合、原曲に埋没するのを防ぐアレンジ方法として、当然ではあるが味付けをたくさん行うという手法がある。それは濃すぎると別の失敗を犯すものであり、その手法を諸手を挙げて肯定することはできない。しかし、調味料をバランスよく使えば何とか形になるということ、本作はそれを認識できる一枚である。必ずしも十分とはいえず、これに満足するわけではないが、私は本作を、冒頭2作よりは一歩二歩、アレンジとしての意味を見出すことのできる作品であると評価する。  -- 電波?  (2006-11-05 08:12:02)
- どぶ氏のアレンジは安定しておりかなり安心して買えるアレンジだと思える&br()しかし、このCDにおいてはそれ以上にちょっとした工夫が見られるようで面白い&br()&br()お勧めの曲としては『Cinderella Cage ~ とおりゃんせ』である  -- 名無しさん  (2006-11-05 09:28:47)
#comment(size=50,nsize=20,vsize=3)
目安箱バナー