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〇〇「~♪~♪…痛っ!」
数ヶ月前に幻想郷に迷い込み、紆余曲折あって人里の外れに住んでいた。
只今、博麗神社の宴会に誘われて身嗜みを整えるために生やしていていた無精髭を洗面所で剃っている最中だったが…どうやら剃刀負けを起こしたらしい。
〇〇「痛たた、仕事の時は生やし放題だけど流石にあんな綺麗な女性が沢山居るんだし、少しくらい見栄ははりたいしなぁ…とりあえずは止血しないと。」
剃刀負けを起こした所を抑えながら、薬箱を取りに行こうとすると…。
バァーン!!
魔理沙「〇〇!!大丈夫か!?ああ、こんなに血が…早く応急処置しないと!!とりあえず、このちり紙で血を拭け!!」
突然、洗面所の扉を開け鬼気迫る勢いで入って来たのは白黒の魔法使い、霧雨魔理沙。
〇〇「魔…
魔理沙…大丈夫だから落ち着いて。て、言うか何で勝手に入って来てるのさ。」
魔理沙「いいから早く!!」
〇〇「わ…わかっt「「ちょっと待ったぁぁーー!!」」
ずいっと寄って来た
魔理沙に気圧されちり紙を受け取ろうとすると〇〇と
魔理沙の足元と天井から出て来たのは、人形使いのアリスと紅魔館の動かざる図書館である
パチュリー。
パチュリー「いいえ、〇〇はこっちのちり紙で拭くのよ。さぁ〇〇おもいっきり拭きなさい。」
突然の来訪者に目を丸くする〇〇
しかし、一番始めに来た
魔理沙は
魔理沙「何だよアリス、
パチュリー。お前達はお呼びじゃないぜ!さっさと神社に行って騒いでいな。」
アリス「何を言っているの
魔理沙?あなたこそ宴会となれば一番に騒いでいるはずなのに。〇〇は私が応急処置しているからあなた達方こそお先にどうぞ?」
パチュリー「二人とも、いい加減なことばかり言わないでくれる?生半可な知識で怪我の応急処置はできないわよ?〇〇はこの中で最も聡明な私が責任持って介抱するわ。」
ギャアギャアと三者譲らない言い合い。
彼女達の目的は一つ。
「「「この魔法契約書と婚姻届の紙に〇〇に血を拭かしてそれを血判にすれば…。」」」
困惑した顔で三者を見る〇〇だが、それを横目にそそくさと薬箱を取りに向かう。
だが、そう甘くないのは幻想郷の病んだ女性達。後ろから三者揃って「「「さぁ〇〇!早くこれに拭きなさい!!」」」
感想
最終更新:2019年02月09日 18:35