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この設定を生かしつつ、続きを考えてみたらこうなりました。
○月×日
今日もいつものように研究室に向かうと、教授が長らく難航していた研究を進行させる目処がついた、と喜んでいた。
確か、可能性を演算するとか言うトンデモ装置に組み込む制御用AIの開発だったと思う。
研究の難航は私も気にしていたので、一先ずこれで一安心といった所か。
○月△日
今日の夕方、教授の研究室に所属する宇佐見蓮子さんと、その友人であるマエリベリー・ハーンさんが警察に逮捕された。
○○君のパンツ窃盗と公然わいせつの現行犯だったらしい。
確かに、よく研究室でその二人に教授を加えた三人が¨○○に一番似合う服は何か¨について討論するのを見かけたが、犯罪を犯すほど○○君が好きだったとは・・・。
○○君、ショックを受けていないと良いけど・・・。
P.S.
宇佐見さんは裸Yシャツ、マエリベリーさんはフリル付きメイド服、そして教授は体操服+ブルマを推していた。
○月▲日
今日は○○君と二人で遊園地に出掛けた。
お姉さん達が逮捕された時はとても不安そうにしていたが、宇佐見さんとハーンさんが戻ってきた今ではすっかり元気だ。
私のことも、
ちゆりおねえちゃんと呼んで懐いてくれている。
そんな可愛らしい○○君を一日独占出来て、今日は本当に良い日だったと思う。・・・後ろをついてくる変態トリオさえいなければ。
△月○日
今日、私は大変な真実を知ってしまった。
何と教授は研究を偽装し、○○君を自分のものにする洗脳プログラムを作っていたのだ。
それだけではない。
例のトンデモ装置を用いて、自分好みに洗脳した○○君と共に邪魔者の居ない異世界へ逃げるつもりなのだ。
変態達には任せられない。変態達には○○君はもったいない。
そう、これは必要なこと。仕方がないことなのだ。
○○君。○○君。○○君。○○君。○○君。○○君。○○君。○○君。○○君。
全て貴方を思うが故のことなの。
だから、ね?
そんなに脅えた顔をしないで?
おうちにかえりたい、ここからだして、なんて言わないで。
ずっとずーっと、私が愛してあげるから・・・
今度こそどうだろう。
ちゃんとヤンデレになっているでしょうか?
変態という名の淑女2
あるいは北白川ちゆりの沈黙 終
最終更新:2016年07月20日 17:34