ウルスラ

“ホワイト・トーチ”ウルスラ

スタイル

カブト，ミストレス●，ニューロ◎

解説

病弱で、生まれてこの方一度も病院を出たことがない少女。
自由に動くことのできる空間はウェブ上だけでしかなかった彼女が、伝説となった事件がある。

とあるヴァーチャルゲームで、1万人以上のプレイヤーがアウトロンできなくなるという事故が起こった。
そのゲームは臨場感を売りにしており、しばしばゲーム内でのキャラクターへのダメージがプレイヤーにフィードバックされるという事故も起きていたいわくつきであった。
ゲームからアウトロンできないという事はすなわち、プレイヤーの生命が危険な状態に置かれていることを意味した。
さらに同時にフィールド内のモンスターが凶暴化。
ゲーム内の幾人もが死を覚悟したまさにその時、1プレイヤーであったウルスラが、自身の指揮能力とテクニックを駆使して脅威を退け、1万人の命を救ったのである。

現在でもウルスラの名は、一部ゲーマーにとって伝説の聖女の名前として語り継がれている。

その他にもいくつかのゲームでトッププレイヤーとして君臨した後、ハッキングの才能に目覚めた彼女は、自身の生い立ち――日系超巨大企業である軌道人の遊びによって生み出された遺伝子改造児である――を知る。
さらには驚くほど多くの世界中の人々が彼ら軌道人によって不幸になっている事実を知った。

そして聖女ウルスラはゲームの世界から消え、真教浄化派のテロリスト“ホワイト・トーチ”が誕生したのである。