巡視船たかとり型は昭和49年東京湾で発生したLPGタンカー衝突事故、第十雄丸事件を教訓に建造された巡視船です。
 
大規模な火災に対応できるように2基の3000L級の放水銃に加え1基の35Kg級泡沫消化剤噴射銃と、化学消化設備を有しています。
また、故障船舶や遭難船舶にも対応するために船舶の曳航機能、タンカーなどの油流出を防ぐためにオイルフェンスのハンドリング設備を搭載しています。
さらに、災害時に指揮をとれるように、PM型ながらもOIC室があります。
データ
		| 装備 | 3000L級放水銃2基 35Kg級泡沫消化剤噴射銃1基 | 
		| 速力 | 15kt | 
		| 機関 | ディーゼル2基 2軸 | 
		| 総トン数 | 469トン(船舶積量測度法に基づく) | 
		| 番号 | 船名 | 所属 | 竣工 | 
		| PM89 | たかとり | 第三管区 横須賀海上保安部 | 1978年3月24日 | 
		| PM94 | くまの | 第六管区 高松海上保安部 | 1979年2月23日 | 
最終更新:2009年03月31日 20:23