「六〇年代のハルマゲドン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
15 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/12/16(日) 22:59:02
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10788&pg=20070808
しかし、唐沢氏が本気で漫棚通信氏に謝罪する意志があるのなら、本自体を完全に絶版、
封印するくらいの潔さは見せてもよかったのではないかと思う。
『新・UFO入門』を子細に読んで行けば分かることだが、「ペースト」は「漫棚通信
ブログ」からだけではないのだ。
『新・UFO入門』の第5章「UFO群、ピラミッドに舞う!」ではCBA事件が取り
上げられているが、これが、新戸雅章氏が『歴史を変えた偽書』(ジャパン・ミックス社)に
掲載した文章をコピーペーストしたと思しき部分がいくつか「残って」いるのである。
新戸氏の元の文章はネットにも掲載してあるので、そちらを参照していただきたい。
「六〇年代のハルマゲドン -UFO教団CBAの興亡―」
http://www.asahi-net.or.jp/~ve3m-snd/shindo/essay/cba.html
全文の引用はこの日記にはとても入りきれないので、いくつかの要所だけを「引用」
させていただく。
例えばこの新戸氏の文章の「地軸は傾く」の項に、このような文章がある。
「八月になって、Cは選ばれたメンバーにだけ伝えられることになった。会合に集まった数十人
のメンバーに対して、幹部がレイ・スタンフォードの訳書を示しながら、Cが間近に迫っているこ
と、われわれはその準備をしなければならないことなどを説いて、団結と協力を促した。この頃、
期日は一九六〇年から六二年の 間に設定されていた。」
比較して、『新・UFO入門』の108ページには以下のような文章が見られる。
「会合に集まった数十人のメンバーに対し、幹部がレイ・スタンフォードの訳書を示しながら、
カタストロフ(CBAはこれを、頭文字の“C”で表現した)が間近に迫っていること、その準備が
急務であることなどを説き、団結と協力を促した。そのCの期日は、1960年から62年の 間である
と説明された。」
漢字を数字に変更したりの改変はあるが、ほぼ同じ文章であることはお分かりいただけるだろう。
16 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/12/16(日) 23:00:10
(>>15続き)
また、次のような箇所の変更もある。
元の新戸氏の文章(「りんご送れ」の項目)はこうだ。
「それによると、Cは地軸の急激な傾斜により起こる全地球的規模の大洪水である。こ
れによって多くの生物が死滅し、陸と海は入れ代わり、新しい陸地では三年間は作物が育
たない。しかし会員とその家族は、その前にUFOで飛来した宇宙の兄弟たちによって救
出される。
Cの期日は十日前に『「リンゴ送れ」シー』という電文等によって知らされる。その時は
登山の用意をし、一週間分の食糧を持って、家族とともに指定の集合場所に行け。一週間前
にはラジオ、テレビを初め、あらゆる報道機関を通じて、Cの到来が告げられる。その後、
否定の報道がなされるが、最初の報道を信じて行動すれば一般人であっても救済される可能
性が高い。救出された者は他の遊星で再教育を受け、地球に輝かしい黄金時代を築く……。」
これが、唐沢氏の著書の111ページから112ページにかけて、以下のような文章に若干の
「書き換え」が施されてペーストされている。
「ともかくも、CBAメンバーたちには、そのCは全地球的規模の大洪水であり、これに
よって陸と海が入れ代わるほどの大変動が地球にもたらされるが、会員とその家族は、その
前にUFOで飛来した宇宙の兄弟たちによって救出される、と告げられた。
そして、救出の具体的な手順も説明された。Cの期日10日前に『「リンゴ送れ」シー』と
いう電文が会員の元に届けられる。その時は登山の用意をし、1週間分の食糧を持って、家族
とともに指定の集合場所に行くこと。1週間前にはラジオ、テレビをはじめ、あらゆる報道
機関を通じて、Cの到来が告げられる。その後、否定の報道がなされるが、最初の報道を
信じて行動すれば一般人であっても救済される可能性が高い。救出された者は他の遊星で
再教育を受け、地球に輝かしい黄金時代を築く……。」
17 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/12/16(日) 23:00:47
(>>16続き) パクリ元の人は本を褒めているけど……という話ですが
そりゃ、シロウトが自分のブログなどで本や映画の紹介をするときに、amazonなどの「あらすじ」
をコピペするようなことはいくらでもあるだろうが(それも厳密にはよくない)、それはあくまで
シロウトのレベルの話である。プロの作家がやっていいことではない。
いつごろからなのか、最初からなのかは分からないが、唐沢氏の中にある「プロ意識」が麻痺し
ていたことは残念ながら疑いようのないことのようである。
新戸氏自身は、唐沢氏の『新・UFO入門』を読まれていて、自身のブログでは「本書は、UFO
という古いテーマに新しい切り口をつけ、そこを通して日本の戦後文化や戦後社会のありようにま
で照明を当てた好著である。一読をおすすめしたい。」とまで絶賛している。
http://blog.goo.ne.jp/tesla1856/m/200706
どうやら、自身の文章が殆どそのまま使われていたことにはお気づきでなかったようであるが、
この一連の盗作騒ぎにはどのようなご意見をお持ちであろうか。