代謝についての本・教科書を研修医・レジデントはもちろん
勉強をしたい皆さんにご紹介します.
本当に奥が深いですよね.
生活習慣病や代謝って一瞬,簡単に思えてしまう人もいるようですがとんでもない話です.
まだまだまだわからないことばかりで発展途上の分野です.
特に日本人の多くが興味を持っているであろう,食生活と代謝についてのかかわりは
奥が深く,いいデータをとりづらい領域です.
また,日本の場合は食品,調味料,健康食品などを販売している業者の
商業的圧力も強くて正しい統計がとりづらい背景があります.
そして,これまで多くの医師はぼんやりとお茶を濁して指導してきました.
例えば,中性脂肪が高い患者さんがいてどう指導しているでしょうか.
「あぶらものをひかえてください」なんていってないでしょうか.
LDLコレステロールが高い人に
「卵や魚卵をひかえてください」なんてこともいってないでしょうか.
上記のような指導は決して大間違いではないかもしれません.
でも中性脂肪やLDLをあげる要素にはもっと重要なものがあります.
これらのことを考えるには生化学の知識が必要です.
上の中性脂肪を例にとれば
すべてのカロリー源,つまり三大栄養素は肝臓でアセチルCOAを経過して,中性脂肪になります.
つまりカロリーになるものなら,なにを食べても中性脂肪になります.
あぶらものをひかえてください,というより総カロリーか代謝異常を考えた方が良いのでは
ないでしょうか.