【座間味・那覇 クジラ見物の旅】
第4話)シェア自転車で那覇・自由自在 Part②
《沖縄旅行記|座間味島|ホエールウォッチング|那覇|のうれんプラザ》
最終日、大きな荷物を宿に預けチェックアウトし、またもシェア自転車で市内を巡る。
10年程前まで、那覇には農連市場というディープなスポットがあった。戦後闇市から発展した市場が朽ちかけつつ平成の時代まで使われており、云わば生きてる昭和博物館といった様相であった。
その農連市場が健在なころ、オイラは観光協会主催の散歩ツアーで農連市場を訪れていた(そのときの様子は⇒
こちら
)。一個¥40の天ぷら屋さんだの、メニュー一品しかない食堂だの怪しいお店だらけであったが、再開発で農連市場は姿を消し、今は新たに「のうれんプラザ」として生まれ変わったというので訪れてみた。
どこかヤバそうな雰囲気だった農連市場だが、リニューアルした「のうれんプラザ」は遠目からはお洒落なショッピングセンターの様に見える。なんともまあ綺麗になったこと。
リニューアルした「のうれんプラザ」だがディープなDNAの面影が残っていた
だが外見は洗練されたように見えるが、中に入ってみるとそこには農連市場時代のディープなDNAの面影が残っていた。テナントの多くは個人商店で、野菜や手作りの惣菜などを販売している。中にはもやしの専門店などというマニアックな店まである。
ディープな雰囲気は「のうれんプラザ」近くの大平通り商店街の方にも色濃く残っていた。
天ぷら 150円/一袋
マグロステーキ150円/一袋
お弁当250円/一個
なんだこのありえない価格は!!
いくら再開発が進んでも「何じゃこりゃ」が絶滅することはない。まだまだディープな世界が残る那覇の市場、流石である。
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そうこうするうち沖縄を離れる時が来た。宿に預けた荷物をピックアップし空港に行かねばならない。「のうれんプラザ」から宿の近くまで、またまたシェア自転車を使う。「のうれんプラザ」近くのスポットの自転車は空きがありすぐに予約できた。自転車にまたがると、返却スポットを予約する。宿のある旭橋近くにはスポットが何ヶ所もあるので余裕で返却できるはずだ。だがしかし…
え、返却スポットがない!!
少し自転車を漕いだところで停止して改めて返却スポットを検索する。だがアプリ上のマップに返却可能を示すPマークのあるスポットが目的地の旭橋付近に見当たらない。オイラは焦った。スポットが満車状態だと自転車が返却できないのだ。
しばらく漕いではスポットの空き状態を確認するも、どうにも目的地付近のスポットに空きがない。仕方なく一駅手前の県庁前のスポットに空きを見つけ自転車を返却。ヤバイこのままだと飛行機に乗り遅れる可能性も出てきた。慌てて駆け足で宿にもどり荷物をピックアップし、冷や汗をかきながら沖縄を後にしたのであった。
最終更新:2023年04月09日 23:41