【ベトナム南部高原地帯を旅してみたら…】
第8話)ホーチミンは大都会になっていた
《ベトナム南部高原旅行記|ハノイ|バンメトート|ダラット|ホーチミン》
今日はベトナムの最終日。早朝ダラットの空港を発ち国内線でホーチミンへ。その後1日観光して深夜便で帰国する。ダラットのホテルから空港まではGrabで車を呼んだ。途中高速道路を利用したが料金がETC!!で徴収されていて驚く。
ホーチミン空港に到着すると路線バスで終点のサイゴンバスターミナルに行く。ターミナル近くの宿を抑えてあったが深夜便までの荷物置き場としての利用なのでドミトリーで十分であった。
朝は19度と冷えるダラットから30度を超えるホーチミンに来ると、汗ばんできて東南アジアの旅らしくなる。ホーチミンを訪れたのは実に四半世紀ぶりであった。前回訪れた20世紀には市内にATMは限られたところにしかなかったが、今ではクレジットカードが使え、QRコード決済も普及している。東南アジア最大級の高層ビルも現れ、随分と様変わりをしていることに改めて驚かされる。
それでも街角の市場には昔ながらの庶民の生活が溢れ、大衆食堂が並び、今だに歩道の上では青空床屋が営業をしていた。
また今回ベトナムを巡って、ベトナムのカフェからあのアルミの濾過器でポタポタと垂れる独特のコーヒーを見かけなくなったことに気が付いた。今やコーヒーはマシンで抽出されたものが出てきて、ポタポタ垂れる独特のノスタルジーがなくなったのは寂しいが、それでも口直しのハス茶が必ず一緒に出てくるのは嬉しい限りだ。
その一方スムージーの店が増えてきたのも時代の流れだろうか。バンメトートやダラットは涼しかったのでスムージーを頼もうとは思わなかったが、30度を超えるホーチミンでは冷たい飲み物が欲しくなる。オイラは一軒の店でアボカドスムージーを頼んだ。生のアボカドがまるまる1個ミキサーにかけられシェイクの状態になって供される。その濃厚な味わいは格別である。
飲み終えて料金の3万ドン(約¥180)を払おうとしたら、3万5千ドン(約¥210)だと言われた。何やら原料が値上がりしているような素振りを見せるが、そんなはずはない。オイラは屋台に書かれていた値段「30」を指差した。因みにベトナムでは下3桁の000は省略される。「30」とは 30,000ドンのことだ。
その「30」を指差したところ、屋台の親父はごめんごめんとマジックを持ってきて、印刷が薄くなってる「30」のゼロのところに黒々と5と書き足した。こうなっては3万5千ドンを払うしかない。
こうしてオイラは、ホーチミン市のアボカドスムージーの物価指数を16.6%も上昇させ、この国を去るのであった。
最終更新:2024年12月22日 20:55