【伊豆諸島:気づいたら自炊の旅】
第3話)鯛養殖場見学と自炊キット(2)

《伊豆諸島|神津島|式根島|新島》

宿のスタッフとともに徒歩で式根島の鯛養殖場に出かけた。防波堤で囲まれた湾の中に施設が現れ、中にある幾つかの生簀で職員が餌やりをしている。

伊豆諸島 旅行記|式根島の鯛養殖場
式根島の鯛養殖場

ところで、宿のスタッフと思っていた同行者は実はスタッフではなく、ワーケーションで島に滞在している宿泊客であった。島の雑貨店で働いているためほとんどの島民と顔見知りで、鯛養殖の職員も例外ではなく、これがオイラにとってラッキーであった。

職員:「こっちに来るか?」

と同行者が声をかけられ、運よくオイラも一緒にイカダに乗り生簀に行くことができた。

職員:「鯛は3年ほどで出荷します。1年目、2年目、3年目と生簀が分かれています」

だが、生簀から逃げ出した鯛も数多く、生簀の外に住み着いており、撒かれたエサのおこぼれを狙っている、と言うより職員は生簀の外の鯛にも餌を与えている。

職員:「逃げ出した鯛はもう10年物になってるので大物ですね。でも人間で言えば年寄りですから味は落ちます。でも時々大きなサイズの注文が入るので、その時に捕獲します」

なるほど、大きいからと言って美味しいとは限らないのか。

ここでオイラは邪悪なアイディアが浮かんだ。

オイラ :「ところで生簀の外の鯛を捕まえても窃盗罪にはならないですよね?」
職員:「生簀自体が防波堤に囲まれた養殖場の施設内にあるので、立派な窃盗罪です」

浅はかなオイラのひらめきは一瞬にして否定されたが、いずれにしても普段見ることのできない貴重な光景を体験させていただき感謝しかない。

伊豆諸島 旅行記|式根島の海中温泉
式根島の海中温泉

養殖場を辞して一旦宿に戻り、続いて式根島の名所である海中温泉を散策、足湯などを楽しみ夕方に宿に戻ると自炊開始だ。

今回挑んだのは以下である。

  • エスニック風ホイル焼き:家庭栽培のレモングラスやパクチーを使ったホイル焼きだ。作り方はオーブンでチンするだけなので猿でもできる。
  • 洋風鯛めし:オリーブオイルや乾燥トマトを使ったタイプにしてみた。レシピカードを見ながらスタッフのアドバイスを聞きつつ調理を進める。
  • 半身の式根鯛:一部はスライスして刺身としても頂く。
  • 鯛のアラ:スープを作る。鯛めしの材料を半分流用してアクアパッツァみたいなものができた。

伊豆諸島 旅行記|自炊キットでディナー完成
自炊キットでディナー完成

こうして豪華(?)4品が出来上がった。見栄えはまあまあだが味はなかなかグッドだ。だが誤算は量である。正直これは一人で食える量ではない。特に鯛めしは3~4人前はある。余った鯛めしをおにぎりにしたら大きなものが4個も出来た。ラップで包んで、うち2個は翌日の朝飯、もう2個は昼飯となった。

全くもって今回の旅は自炊三昧である。

(続く)


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最終更新:2025年07月12日 16:37