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*ウミガメのスープ 過去問集 11スレ目

***問い
[[11スレ目33~78>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#33]]
【問題】
その質問を発した瞬間、彼女の上にそれは降りかかった。
状況を述べよ。


【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){妖夢が紫に歳を尋ねたから、その数分の豆を降らされた}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){節分の豆まきの後。}
&color(#ffffff){ついつい妖夢は「豆はいくつ食べられますか?」と聞いてしまった。}
&color(#ffffff){その瞬間「数は準備してあるから数えてね」との言葉と共に}
&color(#ffffff){頭上のスキマから彼女に向かって豆がぶちまけられたのだった……。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){ 納 豆 が 。}
&color(#ffffff){と言うわけで節分ネタでした。}
&color(#ffffff){トリップは「#節分豆」です。}

&color(#ffffff){元はかなり前の投稿するまでもないスレにあったネタです。}
&color(#ffffff){}



***哀しみの少女
[[11スレ目93~218>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#93]]
【問題】
真っ暗な場所。そこで一人、涙を流す少女がいる。
出題者の返答を元に少女が誰でどんな状況かを当ててください。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「…魔理沙。」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){憧れた人はもういない。私の手が届かない場所へと旅立ってしまった。}
&color(#ffffff){手に持つのは彼女がいつも被っていた帽子。眼前には彼女の眠る場所。}
&color(#ffffff){100年にも満たない逢瀬の時だったがそれでも彼女にはかけがえのない}
&color(#ffffff){一時だった。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「結局、貴方には届かなかったわね。…さようなら、またいつか}
&color(#ffffff){ 会いましょう。」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){そう言って立ち去る魔法使い。彼女の目には一筋の涙が流れ}
&color(#ffffff){その心に呼応するかのように木々がざわついた。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「勝手に殺すな!!ここから出しやがれ!!」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){墓石が盛大に吹き飛び中から一人の人間が現れた。}
&color(#ffffff){残念、もう薬が切れたか}
&color(#ffffff){「あらおはよう魔理沙。大丈夫よ、実験は成功したわ。」}
&color(#ffffff){「何の話だ全く・・・目が覚めたら墓の中なんて冗談じゃないぜ。」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){私は魔法使い、彼女は人間。いつかは来る別れの時。}
&color(#ffffff){その時のためにもリハーサルは必要よね?貴方に}
&color(#ffffff){泣き顔は絶対見られたくないもの。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){というわけで正解は「魔理沙が死んだ時のために予行演習をしているアリス」}
&color(#ffffff){ということでした。元ネタは東方FSSさんのところにあったイラストです}
&color(#ffffff){トリップは#予行演習です。では、少し樹海に行ってきます。}
&color(#ffffff){}



***巫女の本気
[[11スレ目236~253>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#236]]
【状況】

 霊夢がないた。
 それを見た八雲紫は、「ついに本気になったようね。博麗の巫女」といい薄く笑った。
 紅美鈴、は汗を浮かべた。
【問題】
 霊夢は、なぜ、ないたのか答えよ。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){霊夢は鳴いた。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「ぽん」}
&color(#ffffff){鳴いたのは中。既に白、発、と晒してある。}
&color(#ffffff){「ついに本気になったようね。博麗の巫女」}
&color(#ffffff){ちなみに霊夢の残り点数棒は100点のみ}
&color(#ffffff){振った中国は汗を浮かべた。}
&color(#ffffff){「責任払いよ。 大丈夫?」}
&color(#ffffff){レミリアが冷たくにらむ。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){そんな四人をパチェリーが本を読みながら見ていた。順番待ちである。}
&color(#ffffff){最下位と交代なのだ。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){と言うわけで 皆さんの最初の予想通り「麻雀」でした。 トリップは#mjtonpu}
&color(#ffffff){}

***てるよさま
[[11スレ目260~297>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#260]]
【状況】

 永遠亭の朝は早い。
 少女は朝ご飯を作っていた。
 うさみみぴょこぴょこ。
 今日も大切な人のために、心を込めて朝食を作る。味噌汁の出汁がいい感じ。
 そろそろお寝坊山を起こしに行こう。

【問題】

 このとき、じつはてるよは自分の部屋にいなかった。
 どこにいたかを答えよ。

 ただし特殊ルールとして「てるよは○○にいますか?」という質問は禁止します。
(可能性を絨毯爆撃すればあっさり終わるので)

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){永遠亭の朝は早い。}
&color(#ffffff){おばあちゃんに教えてもらったので、朝食はちゃんと作れる。月にいた頃には従者にやってもらったのでさっぱりだった。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){地上におちてきたときには「なんでこんなことをわざわざ」と思ったが、慣れると楽しい。}
&color(#ffffff){大切な人のためにならなおさらだ。}

&color(#ffffff){うさみみをぴょこぴょこさせながら輝夜は思った。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){うどんげ:「姫様、その頭は……(もうどこにつっこんでいいのやら)」 }
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){そしてえーりんのへや。何回起こしてもさっぱりおきないえーりんの前で。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「ご、ごはん‥‥}
&color(#ffffff){もう‥‥}
&color(#ffffff){できてるよ‥‥」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「あー!!」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){姫がうさみみつけている経緯についてはこの辺で。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){ttp://jigizagi.s57.xrea.com/gallery.php?genre=toho&num=069}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){トリップは#daidokor 台所 ということで。}
&color(#ffffff){}


***失われた約束
[[11スレ目320~346>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#320]]

【問題】
彼女がそれを行った瞬間、約束は半ば永久的に失われたが
それを悲しむものはいなかった。
状況を述べよ。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){魔理沙がついに「#捨食の法」を行い魔法使いになる日がやってきた。}
&color(#ffffff){霖之助、アリス、パチュリーを初め彼女に様々なものを奪われた人々は}
&color(#ffffff){それを阻止しようとしたが無駄なことだった。}

&color(#ffffff){なぜなら彼らに本当に止める気はなかったから。}

&color(#ffffff){誰もがわかっている。}
&color(#ffffff){「死ぬまでには返すぜ」という彼女の言葉がこれで反古になろうとも}
&color(#ffffff){これからの長い日々は彼らに彼女が借りて行ったものより大きなものを与えてくれるだろうことを。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}


***香霖堂襲撃事件
[[11スレ目362~453>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#362]]

僕の名前は森近霖之助。
突然で悪いのだが……僕は今、妖怪と妖精から襲撃を受けている。
名前は、確かはレティ・ホワイトロックと、チルノとか言ったっけ。
あいつら、まだ2月で吹雪いている夜に、突然窓を割って侵入するわ、店中吹雪かせるわの大暴れ。
かく言う僕も、今まさに凍死する寸前。
今篭城している自室を破られたら、その時点で命はなくなるだろう。
ああ、何故僕がこんな目にあわなくちゃいけないんだ……
あ、部屋の外にいる奴らが、何か言っている。
何、ゲーム?
何故私たちがこんなことしているか、YesとNoだけで当ててみろ、って?
1時間で分かったら、大人しく帰る。分からなかったら、扉をぶち破って凍死させるだと……?
どうせ、受けなくても扉をぶち破って凍死させるんだろ。
いいだろう、受けて立とうじゃないか!

出題者の返答を何故レティ達が香霖堂を襲撃しているのかを当ててください。 
なお、1時間で正解にたどり着かなかった場合は、デッドエンドになります。 

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){「レティ、知ってる? 今日って、『#バレンタインデー』なんだってさ」}
&color(#ffffff){「なによ。それ」}
&color(#ffffff){「何でも、昔バレンタイン、って言うおっさんが殺された日なんだってさ。で、そいつにちなんで……『ちょこれいとう』だっけ? する日なんだってさ」}
&color(#ffffff){「ちょこれいとう……ちょいとばかし凍らせてやる、ってことかしら?」}
&color(#ffffff){「多分、そうだと思うよ。で、これはまさに私たちにうってつけじゃない! って思って」}
&color(#ffffff){「面白そうね……でも、誰を凍らせようかしら……」}
&color(#ffffff){「ちょうど、こらしめてやりたい奴がいるのよ。魔法の森にいる、メガネ掛けた半人半妖。あいつ、みかけるたびに私のことイヤらしい目で見てくるんだよね」}
&color(#ffffff){「ああ、あいつ、私も知ってるわ。何でも、冬でも外の世界のストーブを使って、苦労せずぬくぬくしているアン畜生ね。いいわ。ヤりましょう」}
&color(#ffffff){「よっしゃーーー、殺るぞーーー!!」}

&color(#ffffff){というわけだと?}
&color(#ffffff){違うだろ!! どこで訊いたんだよ、そんな話!! っていうか、何でそう壮絶な勘違いができるんだ!!}
&color(#ffffff){おまけに、それを真に受けて実行する馬鹿がどこにいる!! ていうか、扉の前にいるけどさ。}
&color(#ffffff){だいいち、妖精を見ていたのだって、目を離すと悪戯をするからなのに……}
&color(#ffffff){いいか、バレンタインデーってのは、『チョコレート』というお菓子を、女性が男性にあげるという、ワクワクラブイベントなんだ。}
&color(#ffffff){まかり違っても、こんな寒々しい日じゃない……}
&color(#ffffff){うっ……くっ……}
&color(#ffffff){え、何で泣いてるのかって?}
&color(#ffffff){もちろん、今年もチョコなんてもらえなかったからに決まってるだろ!!!}

&color(#ffffff){注}
&color(#ffffff){実は、幻想郷の人間のバレンタインは、外国よろしく、恋人にメッセージカードを送る日なのだ。}
&color(#ffffff){なぜかといえば、幻想郷にはカカオ豆などという植物を大量生産する者などはいないからである。}
&color(#ffffff){故に、恋人などいない霖之助に贈り物をする者などいない。}
&color(#ffffff){しかし、世間一般に疎く、本からの情報が知識の大半を占めている彼が、そんなことを知る由もない……}


***多々ますます不便す
[[11スレ目469~502>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#469]]
【問題】
ほんの少し前まではこんなことはなかったのに…
幻想郷の住人たちは増え続けるそれにいい加減に辟易していた。
一部には喜んでいる者もいるようだが…

状況を説明してください

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){幻想郷に住む人々は購読もしていないのに際限なく溜まり続ける新聞に辟易していた。}
&color(#ffffff){近頃紙の価格が下がったので、天狗たちはこぞって号外を発行するようになってしまったのだった。}
&color(#ffffff){もっとも、「新聞紙は油をよく吸うので重宝します」などと言って喜んでいる夜雀もいるようだが…}

&color(#ffffff){というわけで、元ネタは香霖堂第十六話「#洛陽の紙価」でした。} 
&color(#ffffff){}

***小町の寸鉄
[[11スレ目519~623>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#519]]
【問題】
幽々子は毎日、小町のところへ魚料理を食べにいっていました。
始めは友好的な小町でしたが、ある日とうとう堪忍袋の緒が切れて、
彼女を追い払うことにしました。
ある文句を口にすることで遠ざけたのですが、
その文句とは何だったでしょう。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){坊やよい子だ 金だしな}
&color(#ffffff){金もないなら 銭だしな}
&color(#ffffff){銭もないなら 命だしな}
&color(#ffffff){命もないなら 近寄らないで}

&color(#ffffff){幽々子「ふっ……この場は大人しく引き下がれということかしら?」}
&color(#ffffff){小町「うーん。あたいも美味しく食べていただけるのは嬉しいんだけどね。}
&color(#ffffff){ あんまり手間かけてると仕事の方が進まないし」}
&color(#ffffff){幽々子「そう……。残念ね」}
&color(#ffffff){小町「ま、暇ができたらこっちから行くからさ。気落ちしなさんな」}
&color(#ffffff){幽々子「……ほんとに?(やや上目づかい)」}
&color(#ffffff){小町「ああ。……なんだその仕草?」}
&color(#ffffff){幽々子「だって……不安だもの……。}
&color(#ffffff){ 来てくれなかったらどうしよう、って……。}
&color(#ffffff){ あなたに会えない日々が続いたら、私どうなるか分からない……」}
&color(#ffffff){小町「え?」}
&color(#ffffff){幽々子「知らなかったの? 私、あなたに会いに来ていたのよ。}
&color(#ffffff){ ほんとは魚料理を食べたいなんて口実……}
&color(#ffffff){ 魚が水面の光に引き寄せられるように、私も太陽みたいに眩しい、}
&color(#ffffff){ あなたに引き寄せられていただけ……」}
&color(#ffffff){小町「幽々子……。そっか。}
&color(#ffffff){ 分かってやれなくてごめんな。これから、デートでもするかい?」}
&color(#ffffff){幽々子「良いの? 忙しいのでしょう?」}
&color(#ffffff){小町「何、今日は休日さ。愛しい幽霊のお嬢さまが私を求めてくれるのに、}
&color(#ffffff){ 野暮ったい仕事なんてしてられないよ」}
&color(#ffffff){幽々子「小町……」}
&color(#ffffff){小町「さ、行こう♪(たらしスマイル)」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){映姫「 こ ~~~~~~ ま ~~~~~~~ ち ~~~~~~~~~!!」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){小町「ぎゃあああああ!! 閻魔の形相ッ!!」}
&color(#ffffff){幽々子「あら、映姫」}
&color(#ffffff){映姫「あんたって人はッッ!! ちょっと黙って見ていたら、すぐこれですもの!}
&color(#ffffff){ まったく、冥界の姫までたらしこんで! その女癖はいつになったら治るのです!}
&color(#ffffff){ 大体仕事をなんだと(以下小一時間)」}
&color(#ffffff){小町「うわあああああああ ちょ、ちょっと幽々子! 助けて~~」}
&color(#ffffff){幽々子「あら、そろそろ妖夢がお昼ごはんを作ってくれている時間ね。}
&color(#ffffff){ さ、帰るとしましょうか。映姫、たんと説教してちょうだいね♪」}
&color(#ffffff){小町「ぎゃーーー はかられたーーー!」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){ こうして小町は幽々子の肴になりましたとさ。ちゃんちゃん。}

&color(#ffffff){なお、トリップは替え歌。文句が歌に繋がらなかったり、}
&color(#ffffff){料理の方に飛んでしまったのは私のミスです。ごめんなさい。}



***ある平和な日の話
[[11スレ目641~702>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#641]]
その日、永遠に幼き吸血鬼は、巫女が『ソレ』をおいしそうに飲んでいるのを、食い入るように見つめていた。
以下は、その際に交わされた会話の一部である。
「ねえ、霊夢。どうしても飲ませてくれない?」
「何度言ったってダメよ。レミリア。そんなに物欲しそうな顔したって、ダメったらダメ」
「いいじゃない。減るもんじゃないし」
「減るわよ。いろいろと」

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){「はい、終わり。抱いていいわよ」}
&color(#ffffff){「わーい」}
&color(#ffffff){吸血鬼、レミリア・スカーレットの最近の楽しみは、生まれたばかり霊夢の娘を抱き、あやし、可愛がることだった。}
&color(#ffffff){(なお、乳児なのに巫女なのか、という意見に関しては、既に次期博麗の巫女ということが決定しているので、間違いではない)}
&color(#ffffff){そのため、彼女は連日博麗神社に押し掛けていた。}
&color(#ffffff){しかし、おしめの取替え、子守唄などはレミリアにもできるとしても、彼女には決してできないことがある。}
&color(#ffffff){それが――食事、母乳を与えることである。}
&color(#ffffff){最初、霊夢が娘にそれを与えているのに、ほほえましい思いを感じていたレミリアだったのだが……}
&color(#ffffff){その思いに、いつしか羨ましさと好奇心が混じるようになっていた。}
&color(#ffffff){そして、我慢できなくなったレミリアは、霊夢に訊いてみたのだった。私も、そのおっぱい飲んでいいか、と。}
&color(#ffffff){まあ、当然ながら却下されたわけだが……}
&color(#ffffff){ちなみに、母乳の原料は血液である。}
&color(#ffffff){あるいは霊夢は、レミリアが吸血鬼として母乳を求めていることに危険を感じたのかもしれない。}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「しっかし、旦那は何処行ったのよ。霊夢ほっぽりだしてさ」}
&color(#ffffff){「霖之助さんは、私が放り出したのよ。この子の分まで養ってもらわなきゃ困るからね。売れそうなものでも拾ってこーい、ってね」}
&color(#ffffff){「やれやれ……しっかし、娘の名前が『#霊霖』ねぇ……親の名前の一文字ずつとは、安直というかなんというか……」}
&color(#ffffff){「そう? 可愛いじゃない。それに、雨冠が揃っていて気持ちがいいでしょ?」}
&color(#ffffff){違いない、と、新婚の博麗霊夢と、レミリア・スカーレットは笑いあったのだった。}
&color(#ffffff){}


***二匹の妖精の話
[[11スレ目722~741>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#722]]

氷の妖精・チルノと、彼女と同じように紅魔館近くの湖に住む、大妖精。
二匹は、とっても仲良し。二匹は、いつでも、というわけではありませんでしたが、割と一緒におしゃべりし、割と一緒に遊ぶ仲でした。
そんなある日。大妖精は、紅魔館近くの湖で、チルノが釣りをしているのを見つけました。
「チルノちゃーん。何してるの? 釣り?」
「そうだよ」
「それじゃあさ。私も一緒にやっていいかな?」
笑顔でそう言った大妖精でしたが。チルノは、突然怖い顔になって言いました。
「…………ダメ。帰って」
「……………………え?」
それは、明らかな拒絶でした。こんな冷たい反応は、初めてでした。
「大妖精がどうしてもやりたいんだったら、止めない。でも、やるんなら、私はどこか別の場所に行く。二人一緒はありえない」
「そんな……」
不意に、大妖精の目から思わず涙がこぼれました。
チルノは、そんな大妖精を見て、一瞬狼狽したようでしたが……すぐに、大妖精に背を向けてしまいました。
チルノちゃんは……どうしてこんな酷いことを言うの……?
帰って泣きたい気分の大妖精でしたが、彼女はこういう問題はあとになればなるほど複雑になるということを良く知っていました。
「チルノちゃん……どうしてなの?」
今は、泣いている場合じゃない。
大妖精は、チルノの背中に問いかけるのでした。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){「『#ひまなつり』?」}
&color(#ffffff){「そうよ……今日は、だから暇な釣りをしなきゃいけないんじゃないかな、って思って……」}
&color(#ffffff){大妖精の問いに、チルノはばつが悪そうに答えました。}
&color(#ffffff){「大妖精と一緒にいたら、きっと楽しい。会話も弾む……だけど、それじゃあ暇な釣りにはならないから……」}
&color(#ffffff){「うっ……うふふ……あはははははっ!!」}
&color(#ffffff){「ちょ……なんで笑いのよ――!!」}
&color(#ffffff){「ごめんね、ごめんね。今日は、暇な釣り、じゃなくて、ひな祭り、って日なんだよ」}
&color(#ffffff){「えっ……じゃあ、アタイの勘違い!? ごめんね! ごめんね!!」}
&color(#ffffff){「ううん、いいんだよ。チルノちゃんらしいし」}
&color(#ffffff){「むぅ……それって、どういうことよ――!!」}
&color(#ffffff){大妖精の目元には、涙が光っていました。}
&color(#ffffff){しかし、その涙は、悲しみのものではなく、さりとてチルノの勘違いに笑ったからでもなく、チルノ}
&color(#ffffff){に嫌われたわけではない、という安堵からきたものでした。}
&color(#ffffff){「チルノちゃん、教えてあげるよ。ひな祭りっていうのはね……」}
&color(#ffffff){その日。チルノと大妖精は、日が暮れるまで、ずっとおしゃべりしていたのでした}
&color(#ffffff){}

***紅魔館での出来事
[[11スレ目841~873>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#841]]
【問題】
その日、紅魔館の吸血鬼は、メイドの少女がそれを飲むのをじっと見つめていた。
「……ねえ、咲夜。それ、ちょっと私に貸しなさい」
「ダメですよ。飲むでしょう?」
「飲まないわよ」
「今お嬢様がそう思っていても、手に取れば飲みたくなります。そして、絶対に痛い思いをするのですから……やっぱり、ダメです」
「ケチ」
「ケチで結構ですわ」

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){ある日の紅魔館の夕食。}
&color(#ffffff){突然、咲夜が「新しい奇術を仕入れたのですが、ご覧になられますか?」と言ったので、夕食後はマジックショーとなった。}
&color(#ffffff){メイドであり、また「#マジシャン」でもある彼女のマジックショーは、レミリア達紅魔館の妖怪のよい暇つぶしとなっていた。}
&color(#ffffff){一瞬でハンカチを結ぶ。ステッキから花が出る。シルクハットから鳩が出る。印をつけたトランプがオレンジの中からでてくる。}
&color(#ffffff){等など、おなじみの魔術が踊り、拍手が飛ぶ。}
&color(#ffffff){そんなマジックショーの最後に、咲夜は長く銀色に光るレイピアを取り出した。}
&color(#ffffff){そして、なんと……彼女はそれを口の中に差し込んだのだ!!}
&color(#ffffff){半ばまで突き入れ、苦しそうにする咲夜。彼女の身を案じる、紅魔館の面々。}
&color(#ffffff){しかし咲夜は、大丈夫、とばかりに手を振り……さらに、剣を飲み込んだ!!}
&color(#ffffff){根元までささる剣。美鈴、レミリアだけでなく、パチュリーまでもが、息を呑み、目を丸くする。}
&color(#ffffff){いや、それだけでは終わらなかった。咲夜は、なんと剣をさらに一本とりだして……}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){結局、彼女は5本もの剣を飲み込んだ上、さらにそれを全て引き抜いて見せたのだが、ショーが終わってから、レミリアは咲夜に言ったのだった。}
&color(#ffffff){「……ねえ、咲夜。それ、ちょっと私に貸しなさい」と。}
&color(#ffffff){そして、話は問題編に移るわけだが……}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「はぁ……仕方がありませんね。どうぞ、お好きになさってください」}
&color(#ffffff){「素直に貸せばいいのよ……美鈴!! ちょっとこっち来なさい!! 来}
&color(#ffffff){なかったらひどいわよ!!」}
&color(#ffffff){こっち来なさい、の時点で逃げ出そうとした美鈴だったが、次の台詞で観念したようだった。}
&color(#ffffff){どうせ酷い目にあるなら、お嬢様の機嫌をなるべく損ねないようにしよう、と。}
&color(#ffffff){しかし……}
&color(#ffffff){「美鈴。ちょっと、これさっきの手品みたいに、飲んでみなさい。これなら私が飲んだことにはならないわ。私ったら最強ね!!」}
&color(#ffffff){「え、えええええっ! ムリ! ムリですって!!」}
&color(#ffffff){「って、こら、逃げるなーーーー!!」}
&color(#ffffff){剣をぶんぶんと振り回し、門番を追いかけるお嬢様。}
&color(#ffffff){その様子を止めることなく、ため息をついている咲夜に、パチュリーが近づく。}
&color(#ffffff){「……貴女は夕食で、奇術を『仕入れた』と言ったわね。つまりは、そういうこと?」}
&color(#ffffff){実は、マジックで使った剣は、タネが仕込まれているものだった。}
&color(#ffffff){そして、さらに咲夜は似たような本物の剣も用意し、それをレミリアに渡したのだった。}
&color(#ffffff){しかし、咲夜はそれがどうした、という風に。}
&color(#ffffff){「さて、どうでしょうか?」}
&color(#ffffff){そう言って、瀟洒な笑みを浮かべたのだった。}
&color(#ffffff){}




***罪人と閻魔
[[11スレ目883~>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1169913992.html#883]]
【問題】
「貴方には、とても大きな罪がある」
俺は、死んだ。酒を酔った拍子に、豆腐の角に頭をぶつけて。
そして、彼岸を渡って、閻魔様にお会いして。
彼女は、そう言ったのだった。

「というわけで、貴方は地獄行きです」
「そんな!! いったい私が何をしたというのですか!!」
実を言うと……俺には、彼女の言う『地獄行きに値するほどの罪』が何なのか、さっぱり心当たりがなかったのだ。
「それが分からないから、貴方は地獄行きなのです」
「そんな無茶苦茶な!!」
「しかし……貴方は、それと同じくらいの善行も積んできました。ですから……ここで、この罪を思い出せば、地獄行きは帳消しにしましょう」
「……わかりました」
「制限時間は、死神が次の死者を連れてくるまで……まあ、あと一時間くらいでしょう。それまでです。あと、質問はYESとNOで答えられるもののみ可とします」
「わかりました」

なお、1時間で正解にたどり着かなかった場合は、地獄行きとなりバッドエンドになります。

【解説】(反転して見て下さい)
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){「そう、貴方の罪は……東方花映塚で私を少女として描きました。そのせいで、現世では少女閻魔の存在が広まってしまい、ひいては地獄の威厳が損なわれたのです!!」}
&color(#ffffff){その罪は重く、とても天国へは行けない。しかし、と彼女は言った。}
&color(#ffffff){「己の罪を自覚しないようなら地獄でみっちり反省させようか、と思いましたが……それを自覚した今、ゲームで為した罪はゲームで贖うべきである、と私は判断しました」}
&color(#ffffff){俺の身体が軽くなり……意識が白くなっていく。}
&color(#ffffff){「死者、『#太田順也』!! 貴方はもう一度人間として生まれ変わり、そのゲームをもって罪滅ぼしをするのです!!」}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){21ⅩⅩ年Ⅹ月Ⅹ日}
&color(#ffffff){コミックマーケット(1ⅩⅩⅩ回)にて、新機軸のシューティングゲーム『映雄譚』が、同人サークル『蓬莱アリス幻樂団』にて発表された。}
&color(#ffffff){100年前に実在した同人サークル『上海アリス幻樂団』を彷彿させるそのゲームは、多くのファンをつくることとなった。}
&color(#ffffff){なお、このゲームの主人公は、上海アリスと同じく巫女の少女である。}
&color(#ffffff){さらに、EXボスとして7等身・Eカップでリメイクされた四季映姫・ヤマザナドゥが出演し、多くのファンを作っている…… }

&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){}
&color(#ffffff){というわけで、某SSで神主が裁きうけるとしたらどうなるかな、と思って問題作成しました。ここまでおつきあいくださった皆様方、ありがとう&おつかれさまでした!! }
&color(#ffffff){}
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復元してよろしいですか?

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