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15.血の懐中時計・時の支配者

「零れ落ちる砂のように誰も時止められない~♪」
「お嬢様・・・それは私に対する全否定ですか・・・」
「咲夜、そう言えばあなたの時止めってどういう原理なの?」
「さぁ・・・いまいち考えたことが無いですね、
しかし、物理的に言ってみれば何も見えない聞こえないになるとか
そもそも空気が止まってるから動けないとか言うらしいですしね
案外、クロックアップに近いのかもしれませんが、よく分かりませんね・・」
「ふーん、ややこしいからこの辺で終りにしましょう」

血の懐中時計・時の支配者

「殺人ドール!」ウカワームに殺到するナイフ、しかし硬い骨格によりダメージ
は僅か
発達したハサミの一撃を受ける剣、不敵な笑みを浮かべるウカワーム
「もうすぐ聞けるぞ、私のレクイエムが」

「伏せなさい、咲夜、剣」
その時、ハサミとぶつかり合う真紅の槍
「雑魚ばかりで話にならなかったわ、後はお前だけ」


「バカな、ライダーでもないものが、あれだけのワームを」
「私を一体なんだと思っていたのかしら、永遠に幼い紅い月が雑魚に遅れをとるとでも?」
「ならば遊びを変えよう、出て来い!」
突如、レミリアの足元がすり鉢上に窪む、飛び上がってそれを避けるレミリア
「遊んでやれ」現れたアリジゴクのワーム、ジェノミアスワーム
「上等、あなたなら少しは相手になるんじゃない?」
ジェノミアスと戦うレミリア、剣と咲夜に向かい合うウカ
「さて、レクイエムは問題なく奏でられる」
「俺は音楽においても頂点に立つ、お前が聞け、頂点のレクイエムをな」
「メイド長として不甲斐ない姿は見せられないわね、というわけでそろそろしめるわ」
ぶつかり合うナイフと刀とハサミ
「「「クロックアップ」」」


真紅の槍と爪を振るい戦うレミリア、地中に潜りそれを間一髪で避けるジェノミアス
「ちょこまかと、五月蝿い奴ね!」
スピアオブグングニルを叩き込むレミリア、吹きとぶ地面
「これで倒し・・・まだね!」
後ろから飛び掛るジェノミアス、それを避け反撃を叩き込もうとする、しかしまたも地中に逃げられるジェノミアス
そんなジェノミアスをせせら笑うレミリア
「さて、いつまで逃げるのかしら、そのまま地中にいるあなたの運命は私に殺されること
占ってあげるわ万に一つでも助かるかもしれないのは飛び出してくるか、クロックアップとやらで逃げるか
それくらいね、さぁ、選びなさいそこで朽ちるか、向かうか、逃げるか」
挑発するレミリア、だが地面は静かなまま、どうやら挑発に乗る気は無いらしい
「ふーん、聞く気ゼロ、なら運命どうり、あなたは死ぬだけね 運命 ミゼラブルフェイト」
無数の紅の鎖が地面に突き刺さる、そして、地中から引き上げられるジェノミアス
「さよなら、ちゃんと言う事聞けばよかったのに」
紅いオーラを纏い、鎖に絡め取られたジェノミアスへ猛スピードで飛び掛るレミリア
炸裂するデーモンキングクレイドル、レミリアの腕がジェノミアスを貫き爆発するジェノミアス
「そういえば言ってなかったわね、私の占いは当たるのよ」


超スピードで壮絶な闘いを繰り広げるウカワームと剣、咲夜
「ライダースラッシュ!」「インスクライブレッドソウル!」
二人の必殺技がヒットする、しかし何とか持ちこたえたウカワーム
「っぐぅ・・!これほどとは・・!」
クロックオーバーし通常の速さに戻る、膝をつくウカワーム
「勝負があったようね、そっちも、あーあ、少し日光浴びちゃったわ」
決着をつけ咲夜と剣の間に立ったレミリア
「全てのワームは俺が倒す、トドメをさしてやる」
止めを刺そうとする剣、その時、響く声
「幻想郷の諸君!」
喪服の女たちを引き連れ現れた眼鏡の男、その名は乃木怜治
「っぐ、申し訳ない」
「いやまったく困った人たちだ・・・麗奈君をここまで追い詰めるとは」
満身創痍の間宮麗奈を引き連れ、去ろうとする乃木たち
「(あれが、ワームのリーダー!?つまり今ここで倒せば・・・)咲夜の世界!!」

そして、時は止まった、投げられる無数のナイフ
「やれやれだ」
信じられない事に止まった時の中を動きナイフを払いのける乃木
「!!なぜ!!止まった時の中を動けるなんて!!」
「まさか同じ能力とはね、正直驚いている、だが一つ覚えとくといい」
「(嘘ッ、体が動かない!私よりあいつの方が長く時を止めている!)」
「さらばだ」
宙に散らばったナイフを一本摘み上げ、咲夜に投げつける乃木

「時は私のためだけに・・・流れているのだ」


動き出した時間

音を立てて落ちるナイフ、肩を貫かれる咲夜
剣、レミリア、そしてワームにも今、何が起ったのかは分からなかった
「残念だ、ナイフは慣れていなくてね、致命傷には至らなかったな」
去っていく乃木とワームたち
「痛っ!、すみません、まさかこんなことになろうとは」
「時を止めたのね、でもどうしてナイフが・・・」
「そういえば、戦った事がある、時間をも止める強力なワームはな」
「時を止めるワーム・・・なんにせよ私の負けですね、すみません・・・」
「いいから、まずは自分の体に気をつけなさい、でもあのワーム、これだけじゃないわね」
「まあ、全ての頂点に立つこの俺がいる、心配するな、あんなワームなど俺の敵ではない
しかし、他にもライダーがきて欲しいな」
「ええ、このままでは幻想郷があんなので溢れかえる・・・いやねそんなの」


人形師・夢の守り人
「オートマータとはギリシャ語「automatos」「自らの意志で動くもの」を語源とする西洋からくり人形よ
18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで作られていてオルゴールなどの技術の応用とされているわ
自分で動くものの創造は人類の神に対する挑戦なのかもね・・・」


「またキノコか・・・」
テーブルに並べられた料理に不服そうな顔を示す名護さん
「いやなら食べなくてもいいんだぜ」
「美味しかったですよ、ご馳走様」
結局、一口もつけずに席を立つ名護さん
「まったくなんでそもそもあんな奴を家に入れるはめになったんだかな・・・」
回想するのはほぼ4日前、神社での戦いの後
「で、何でお前は私の家にきてるんだぜ」
家に帰った魔理沙が見たのはくつろいでいる名護さん
「鍵くらいかけなさい無用心だ、それとこれは紹介状だ、霊夢さんから貰った」
紙を渡される魔理沙
「あんたと名護さんは面識があるようだし、私のところは経済的にあれだからよろしくBy霊夢」
「まあ、そういうわけだ、よろしく」

「ってなわけでうちにきたのだが、まったく・・・なんかいつもより疲れた気がするぜ」
ドアを開け外へ出る魔理沙
「ちょっくら、アリスの所に言ってくる、見慣れないものがあっても勝手にいじくんなよ」


「っというわけで大変だぜ、まったく・・・」
「それは気の毒ね・・・」
魔理沙と話をしているのは七色の魔法使いアリス・マーガトロイド
「どうしたアリスそう言えばいつもより機嫌がいいじゃないか」
そんな魔理沙に微笑みかけるアリス
「実はね・・・私の人形作りに協力してくれる人が出てきてくれたの」
「ほー、それって例の自律人形か」
「そうよ、多少お金がかかるらしいけどね、まあ何とかなるわよ」
「そっか、まあ、頑張るんだぜ」
飛び去っていく魔理沙を見送るアリス
「さて、そろそろあの人が来るわね」

アリスの家、男にお金を渡すアリス
「三宅さん、これがそのお金、まだ足りないけどね」
「素晴らしい!焦る事は無いですよ、後、少しですね」
「ええ、よろしくお願いします」
アリスの家から出て行く男
「ククク、夢を追う若者のエネルギーは素晴らしいですね・・・後少しで、その魂が・・・」
男の顔に浮き出るステンドグラス模様、にやりとほくそえみながら男は森の中へと消えていった




次回予告
「ククク、私は夢を追う若者たちの魂が大好物でね、貴方の魂も頂きますよ」
本性をあらわし、アリスへ襲い掛かるライノセラスファンガイア
「今まで生きてきて、お前ほど胸糞が悪くなる奴を見たのは初めてだぜ」
「絶対に許さないわ・・・貴方」
そんなライノセラスに怒りをあらわにする魔理沙とアリス


次回 人形裁判・夢の守り人

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最終更新:2009年03月29日 11:49
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