『東方×ドラゴンボール』を書きます。
時間設定は、東方は星蓮船後、ドラゴンボールは原作終了から数年後です。
朝、太陽が顔を出し、小鳥がさえずり、人々が動き始める時間。
高いビルが建ち並ぶ西の都の、カプセルコーポレーションの前に二人の男と一人の少年が立っていた。
三人共、体付きが良く、中々の筋肉を持っている。
「朝から人がいっぱい……こんな大都会、初めてです」
肌の色が少し黒く、山吹色の道着を身に付けるた少年が喋った。
「だよなー!ウーブ! オラ、ここに住んでるヤツの気が知らねえや!」
少年と同じ山吹色の道着を着た男が同意を求めるように言う。道着には◯の中に『悟』の文字が入っている。
「ウーブ! カカロット! つべこべ言わす、中へ入れ!」
青の全員タイツの上から戦闘服を付けた男が怒鳴った。額の髪が丁度M字型に薄くなっている。
「わかったわかった、ベジータ! そう怒るなって!」
三人はカプセルコーポレーションへと入って行った。
言うまでもないが、三人とは順にウーブ、悟空、ベジータである。
「まったく……夜中にお前達を呼びに行ったオレの身にもなれ!」
「すみません、ベジータさん。ですけど、僕も悟空さんも修行で寝てないんですよ?」
「うるさい! オレはトランクスと特訓しつつ、ブルマとブラの買い物の荷物持ちをしてるんだぞ! オレの方が大変だ!」
「ベジータ! 会社で怒鳴らないで! 社員が驚くでしょう!?」
通路の奥から、水色のワンピースと水色の髪をした女性が出て来た。ブルマである。
「よお! 久しぶりだな、ブルマ!」
「前も言ったけど、アンタたまには顔出しなさいよ!」
「そ、それよりブルマさん、異世界を発見したって本当ですか?」
慌ててブルマの話を反らすウーブ。彼も面倒な師匠を持ったものだ。
「そうよ! だからベジータを使ってアナタ達を呼んだのよ! ついて来て!」
四人はしばらく歩き、機械で厳重に閉じられた扉を何回もくぐり、最後に着いた研究室。
ガラスの壁の向こうの空中に、四角くスキマが開いていた。
「なんですか……コレは?」
「これが異世界への入り口。タイムマシンの研究中に偶然発見したの」
ブルマは自慢話をするように話した。
「タイムマシンって、未来の方トランクスが乗って着たあれか?」
「そうよ。 未来の私が作れたのなら、今の私にもできると思ってね!」
「へぇー、そいつはすげぇや」
悟空は関心した。
「フン、実験に失敗して、偶然開いただけだ」
「ベジータ! アンタは黙っでなさい!」
「す、すまん」
ベジータは慌て謝る。
「で、それがオラ達に何の関係があるんだ?」
「孫くんとウーブくんには、ベジータと一緒に探索をして欲しいのよ。どうやら、生き物が沢山いるみたいだし」
「必要な道具は全てオレが持っている。行くぞ! カカロット! ウーブ!」
「待ってくれよ! まだ行くとは言ってねぇ!」
悟空とウーブが戸惑う。
「孫くん、もしかしたらだけどね、向こうには強い人が居るかもしれないわ」
ブルマの言葉に悟空は悩む。断って修行を続けるか、久しぶりに冒険してみるか……
「それに、他のみんなにも連絡したわ。ピッコロやクリリンにね」
仲間が来る、という理由で悟空は決断した。
「……ウーブの修行にもなるな。分かった! いくぞ、ウーブ!」
そう言うと、悟空はガラスの扉を開け、スキマの中へと旅立った。
「カカロットめ……待ちやがれ!」
「悟空さん!置いてかないでください!」
残りの二人も飛び出した。研究室に残ったのは、ブルマ一人だけである。
「早めに帰って……もう見えないか」
この時、まだ誰も知らなかった。知るとしたら、紫だけだった。
これが壮大な闘いの序章になるとは……
<第一章 サイヤ人襲来編 地霊殿ver>
最終更新:2010年02月21日 22:15