アットウィキロゴ

東方-TYPE

幻想郷
―――それは行き場を失った、そして人に必要されなくなった人ならざるものたちの最後の楽園

 地球にありながら地球と隔離された空間、時に異物が混じることがあれどそれは些細な問題であり、
異物が消滅するか、その地に馴染むか…それ以外は外の世界と関りの無い世界、
多少の異変は起きてもそれはただの暇つぶし、そうそうだった、そして幻想郷を何よりも愛した
八雲紫や月の頭脳である八意永琳ですらも予想もしなかった、幻想を凌駕した科学技術、
妖怪を恐れない人間の集団、そして妖怪が恐れない人間が恐れ、憎悪した奴等の存在を知った

あの時までは…

霧雨魔理沙は当たりを見回す、感のいい彼女は自分が見張られていると気付いたのだ。
いつものように箒で空を飛び、いつものように喧嘩を吹っかけてくる妖怪をいつものように弾幕で蹴散らす、
その時に彼女は感じた、見張られていることに、しかし気配は感じるとも周りには誰もいない、
そういった芸当を出来る存在を知っているが今は大体寝ているし第一此の程度でこちらに干渉してくることは殆どありえない…
ただありえない事が最近起きている。最近人妖問わず神隠しにあっていることだ。しかし幻想郷では日常茶飯事でありさして気にするまでも無い、
仮に異変が起きればその当事者を何時もの様に恋の魔法でぶっ飛ばせばいいんだ、そう思い魔理沙は紅い屋敷に飛ぶ、何時ものように本を借りに行く為に…

 確かに魔理沙の感は当たっていた、そう魔理沙は監視されていたのだ…詳しく言うと監視していた存在は幻想郷と言う世界には存在していなかった、
監視者の存在しているのは幻想郷にある異層次元、つまり魔理沙がいる場所と同じながら魔理沙がいない場所にいる。

―――変わった世界だ

監視者は思う、この世界はさっきまで飛んでいた世界とはまるで違う、人が飛び、人が弾を放つ、自分達が見ればその世界は
「イカレテイル」と言ってもよかった、けどこの世界の住人、いや様々な世界に住む住人が自分達えを見たら間違いなくこちらを
「イカレテイル」と言うだろう、何せ「イカレテイル」と言われるようになった存在と戦って早100年経過、
こちらの勝利に終わりつつあると言ってもその存在はまだしぶとく抵抗している。監視者はそんな感傷に浸る自分に渇を入れる為
小さく息を吐くと自分の帰るべき場所へ戻ろうとした、そして伝えなければならなかった・・・この地に「奴等」が降り立った事を、
まずそれからだ、之から先は司令部が考えることだ、俺は任務を果たすことだ

立ち去った監視者、名称はこう言う「Rー9ER2 UNCHAINED SILENCE」偵察と攻撃を同時に行える従来の軍事ドクトリンでは創造もつかない、
異形で異質な戦闘機―――それは限りなく近くそして限りなく遠い世界が生み出した101に及ぶ狂機の一つ


月上空に異形の箱達が浮かんでいた、その中でも一番大きくそして宇宙の漆黒と対照的に真っ白といえる塗装が施された巨大な機械ながらも
どこか有機的嫌悪感を感じさせる鋼鉄の箱、ニヴルヘイム級超弩級異層次元航行戦艦の1隻でありこの異形な鋼鉄の箱船を率いる旗艦
「シルヴァーナ」、そのCICで提督は空間モニターに写る情報を見ていた、先に起きた月面での戦闘、そして帰還した偵察機からの連絡を、
提督と艦隊の中枢を占める参謀達は今後について話し合う

「月方面の戦闘が終わったようだな」
「ええ、月に落着したモリッツG…おそらく複製したもの、ならびにゲインズ、タブロックの混成中規模部隊の殲滅は完了しました」
「被害は?」
「艦隊の被害はゼロ、まぁ敵には有力な艦艇が存在していませんし、撃墜された戦闘機も10機…生き残ったパイロットはすでに救助し、
 墜落した機体はすべて吹き飛ばしました」
「しかし、少破した機体が多いな」
「ええ、月の原住民による抵抗もかなり激しかったからです…ま、野蛮人の連中も自分の実力を知らず無謀な抵抗のせいで都市の
 半数が吹き飛ばされるとは思いもしなかったでしょう」

ニヤリを笑う若手の男の発言に提督は若干眉をひそめるが、さして気にも留めなかった、何故なら「奴等」を殲滅するのにあらゆる犠牲は認可される、
自分が在籍している軍内部で繰り返しそう叩き込まれた、だがまだマシと言えようほんの例えば10,20年前だったら都市は跡形も無く吹き飛ばされていうだろう、
だが「奴等」が滅びかけているとはいえ「奴等」を完全に殲滅するまで手を休める事は出来ない・・・これは戦争ではない存亡をかけた生存競争だからだ、提督は言う。

「諸君、悪い知らせだ・・・先ほど帰ってきた偵察機によるとあの星に「奴等」の種子が落着している」

その言葉にCICに詰める男女の顔が真っ青になる。

「馬鹿な、なら何故「奴等」は行動を開始しない」
「今回のは狡猾だ、知られないように「奴等」は少しずつ、少しずつ成長していった」

息を呑む一同、モニターに移るのは青々とした惑星…「地球」、提督は続ける。

「無論「奴等」は殲滅しなければならない、可及的速やかにだ」
「無論です、提督、すぐに攻撃隊を差し向けましょう」

若手はいきりたつように言う、無理もない、今眼下にあり、言われなき暴力によって踏みにじられた都市の嘆きなど気にしないが、
モニターに移るものは世界は違えど自分達の愛すべき、そして守るべき存在として頭にソレこそうんざりするほど叩き込まれた愛しき故郷、
それを踏みにじる「奴等」を殲滅したいのは誰だって同じだ、その心を表さないように提督は言う。

「偵察機の情報によると落着した場所は幸い、ニューヨーク、トーキョー、ロンドン、モスクワ、ベルリンのような大都市ではない・・・
 だが落着した場所に問題あるのだ」

異なる映像を映したウィンドウを新たに開く、その光景に一同は文字通り唖然とした。


「幻想郷がおかしい・・・」

幻想郷の守護者たる博麗霊夢はつぶやく、神隠しにあう人間や妖怪の数が増えてきたのだ、以前は単独行動を起こしていた人や妖怪が消えていたのだが、
今回は一つの小規模な集落に存在した人間が纏めて消え去ったのだ、現場には多数の荒らされた後と血痕…そろそろ動くべきかなと思う、
紫の企みに乗ってやろうと思った矢先に気分を損ねる連中に存分に思い知らせてやる、この地のバランスを崩そうとするオロカモノ達に鉄槌を下さんが為に、

だが彼女は気づいていなかった、その異変を起こした奴等の根はすでに自分の住む家の真下にある事を…そして
「サタニック・ラプソティ」「デモンシード・クライシス」を知るものが彼女の思考を読んだら間違いなく
霊夢を殴り飛ばしてこう言っただろう「それ以前にさっさと動け、この馬鹿野郎!」と


バイド・・・それは26世紀の人々が生み出した悪夢の兵器のなれはて、それはあらゆるものを飲み込み、取り込み汚染する、それが精神であろうと…
      皮肉なことに遺伝子の塩基配列が人間と同じであるそれは暴走、26世紀人によって滅ぼされた…はずだった、次元をそして時空を超えた
      それに遭遇した22世紀の人々は文字通り決死の抵抗を行い、数多の犠牲を払った、そして対バイド最終ミッション「ラストダンサー」
      によってバイド中枢の破壊に成功、多くのバイドは活動を停止したが未だに活動を続けるバイドもいた。


<<シルヴァーナよりヒュペリオン(アイギス)へ>>
「ポイント406921に確認された世界は太陽系とほぼ変わらない事を確認、同時に同銀河系に侵入したバイドの駆逐にあたり、
 先ほど月面において掃討がほぼ完了、が、同銀河系地球にバイド係数を確認、小規模とは言えかなり知能を持った存在と確認、
 指示を待つ」

<<ヒュペリオンよりシルヴァーナへ>>
「照合終了、地球のバイド係数を完全に確認、文化レベルは21世紀前半その世界における地球軍によるバイド殲滅は不可能、
 貴艦隊はあらゆる手段を使用し、早急にバイドの殲滅を開始せよ、が地球に対して大規模破壊兵器の使用は認可せず」

<<シルヴァーナよりヒュペリオンへ>>
「任務了解、大量破壊兵器不使用の案は全クルーと共に同じ気持ちである」

<<ヒュペリオンよりシルヴァーナへ>>
「緊急事態発生、残存バイド部隊による大攻勢が開始された、現在そちらのに向けてグリーンインフェルノ級;4 
 改コンバイラ級:8 改・ボルド級:20 ファインモーション:12 ベルメイト:2の大規模艦隊が向かっている、
 注意せよ」 

<<シルヴァーナよりヒュペリオンへ>>
「了解、直ちに敵艦隊の殲滅に向かう」

<<ヒュペリオンよりシルヴァーナ>>
「貴君の勝利を祈る、蒼き我らの故郷に栄光と幸あらんことを」


通信を切り、提督は作戦を全クルーに淡々伝える。

「本日1800より我が艦隊は敵艦隊の迎撃に移ると同時に少数精鋭部隊による「クローズランド」におけるバイド殲滅に当たる」

クローズランド、閉じられた世界、偵察機から持ち帰ったデータによって解析された「幻想郷」のコードネーム

「「クローズランド」における攻撃目標は6つ、一つはポイントB7Rにある神社、一つはポイントA8Gにある神社、
 一つはポイントG9Fにある紅い屋敷、一つはポイントE2Yにある森林にある屋敷、一つはF5Vにある向日葵畑、
 一つはJ4Iにある竹林にある屋敷・・・この6つだ、その地に根を張るバイドを殲滅後一気に敵中枢に侵攻、殲滅せよ…
 対象目標に存在する住人達への手段は個人の判断に任せる、尚作戦開始から一定時間経過もしくは作戦続行が不可能になった場合、
 バルムンクならびに軌道上に配置したするR-9DH3 CONCERT MASTER による波動砲攻撃による「クローズランド」
 完全殲滅にあたる…以上、何か質問は?よしここでウロボロスの尻尾を食いちぎってこい!」


―――そして楽園は悪夢へと染まる
<<ヘケトンケイルより各機へ、目標へ攻撃を開始せよ>>
幻想郷における攻撃部隊の管制を勤める「Rー9ER2 UNCHAINED SILENCE」 コールサイン「ヘカトンケイル」

守矢神社に向かう 「R-9/2 RAGNAROKⅡ」 コールサイン「デュグラディグドゥ」
魔法の森へ向かう「R-13B CHARON」 コールサイン「ボーディガー」
紅魔館に向かう「R-9WZ DISASTER REPORT」 コールサイン「ゴルンノヴァ」
永遠亭に向かう「OF-5 KAGUYA」  コールサイン「ラグドメゼキス」

向日葵畑に向かう「R-9Leo2 LeoⅡ」 コールサイン「ガルヴェイラ」


そしてそれは幻想郷を守護する最強の人と妖と対峙する人類の英知と狂気と暴走の果てに生み出された
最後にして究極のRそれを駆るエースオブエース
「R-101 GRAND FINALE」 コールサイン「ヴォルフィード」

そして幻想郷は理不尽な生存競争に巻き込まれる…

「これが、科学の力だと!馬鹿なこんなの私は絶対認めない!」
「戦闘機が魔法を操っている・・・そんな…」
「弾幕がすべて防がれ…いや吸収されている!いったいあれは何?」

「貴方達が月を・・・」
「だからどうした?」
「狂ってる」

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「さ、さとりさま!」
「あれはあれは人の悪意そのもの・・・あの球体は心を持って・・・いや、こないで!その憎悪の心で私を飲み込まないでぇぇぇぇ」

「スキマを…奴はスキマを吹き飛ばした…ありえない」

そして彼らまた活動を開始する
「ヘカトンケイルより各機!次元断層を確認!反応はバイド!至急迎撃に当たれ!」
「ゲインズやUロッチはともかくドプケラドプスまでもか・・・バイドめ、よっぽど地球が好きなようだな」

「あれが貴方達の敵?」
「そうだ、貴様らが邪魔しなければこうはならなかったもののの」

「おいまて、お前はあの青髪の女性を助けるのか!」
「あいつは敵わないと知っていても子供を守っているんだ、見捨ててられるか!」
「命令違反だぞデュグラディグドゥ」
「馬鹿野郎!同胞を放っていられるか!」


「龍神様が光臨・・・え?様子が変」
「汚染されているなバイドに、ついでにいうと博麗大結界というものもな」
「!!!」
「奴らには神様だろうが妖怪だろうと関係ない…奴らはあらゆるものを汚染する、それがどんなのでもな」

幻想郷に明日はくるのか?
上海アリス×アイレムによる悪夢の合作 「東方-TYPE」





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年07月11日 22:18
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。