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管理局上層部が幻想郷を制圧しようとしたら逆に制圧されたでござるの巻き

法と世界の守護者である時空管理局…
その本局は今壊滅状態に陥っていた
局内には倒れ付した管理局の戦闘員の姿があり時折悲鳴が響いる
その阿鼻叫喚のなか黒いバリアジャケットを纏った男が歩いていた
男はある扉の前で足を止める
『局長室』とミッド文字で書かれた扉が開く
本来その部屋の椅子には管理局のトップが座っているはずだった
が、その椅子に座っていたのは別の人間…いや妖怪だった

「八雲紫、少しやりすぎじゃないか?」
「あら?でも彼等はそれ相応のことをしたのだから当然の報いよ、ハラオウン提督」

ハラオウン提督ことクロノの苦言に紫は笑顔で返す
だが彼女の目は笑っていない
その眼光にクロノは戦慄を覚えた

無理も無い
管理局の上層部は彼女の逆鱗に触れることをしてしまったのだから


事の発端は第97管理外世界即ち『地球』において謎の結界を発見して事が始まりだった
魔法技術の無いこの世界に何故結界が存在するのか不審を感じた管理局はすぐさま調査隊を派遣した
調査の結果もうひとつの世界『幻想郷』が存在しておりそこにはアルハザードに匹敵する秘術や魔法が存在することが明らかになった
幻想郷の魅力に目が眩んだ管理局上層部は周囲の反対を押し切って幻想郷の制圧を断行してしまった
幻想郷側は当然のごとくこれに抵抗、管理局の部隊は次々に返り討ちにあった
そして業を煮やした上層部は最悪の選択をしてしまう
魔導砲『アルカンシェル』による幻想郷の破壊である
さらに上層部にとって政敵であるハラオウンの縁者たちを幻想郷に送りこみ彼らもろとも消し去ろうとした
しかし、その策謀に気付いたクロノは直ちに幻想郷と休戦、事態の解決を図り上層部の暴挙を阻止した


この事に幻想郷を愛する大妖怪は激怒し報復として幻想郷の面子を集め管理局本局に乗り込んだ

「あそこまで激怒した紫様を見たのは初めてだ」

と彼女の式神は後に語っている


そして現在に至るわけである


「そういえば上層部の連中の姿が全然見当たらないんだが…?」
「スキマ送りにしてやったわよ…今はどこかで自分の行いに後悔しているのではなくて?」

クロノの問いに紫はサディスティックな笑みで答える
このときクロノは彼女を怒らせてはならないと心に誓ったのはいうまでもない


後に管理局の上層部は一新されることとなり無限書庫が白黒魔導師の襲撃を受けたりデバイス開発課に河童が入り浸るようになるのだがそれはまた別のお話




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最終更新:2009年03月27日 23:36
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