ある日、霧の湖に奇妙な大男が現れる。
偶然近くを通りかかった大妖精の前で、男はフラフラと湖に近づいたかと思うと、水の中に落ちてしまった!
このまま見過ごすわけにも行かないので、慌てて男を助ける大妖精。
なんでこんな事をしたのか、よもや自殺志願か?と男に訪ねてみた所、帰ってきた答えは意外すぎる物だった。
「か、カエルが……溺れそうになってたから……」
半ば呆れながら「カエルは水の中を泳ぐもの」と説明して見るも、いまいち男は要領を得ない。
どうやら、男は深刻な記憶喪失であるらしい。服装から見て恐らく外の世界から迷い込んだようだが…?
そして対応に迷っている大妖精の所に、いつもの様にやってくるチルノの姿が。
「あ、大ちゃーん!」
「チルノちゃん!」
「お…おー」
「あれ…あなた、チルノちゃんの事知ってるの?」
「いや、知らない。呼ばれたから返事しただけ」
「呼ばれた?」
「……誰よあんた?アタイはあんたじゃなくて大ちゃんを呼んだんだけど」
「それ、俺の名前……俺、大ちゃん!」
「「は、はぁぁ!?」」
こうして、奇しくも自分と同じあだ名を持つ男と知り合う事になった大妖精。
チルノによって『大ちゃん2号』と名付けられたその男が、人間では無く妖怪に近い存在であると気付くのにそう時間はかからなかったが、
妖怪とは思えぬほどに純粋で優しい性格の彼にはそういった事はあまり関係なく思えた。
だが、彼がその記憶を取り戻した時には、果たして――――
大ちゃんことルークファンガイア@仮面ライダーキバが幻想入り
最終更新:2009年03月28日 16:28