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8.ボーダーオブライフ・不死と双剣

そして橘が来てから数日後

「何かしら?話って」
いつに無く深刻な表情の橘さんに呼び出された幽々子
「これを、まずは見て欲しい」
橘が広げたのは、アンデッドを封印したラウズカードだった
「これがどうかしたのかしら?」
「よく見てくれ、このカードを」
橘が指さしたのは無地のカード、それも1枚ではない

「カテゴリー4、7、8、そして、上級アンデッド・・・Jの伊坂・・・!
そして俺が戦った中で最強・・カテゴリーKのギラファ、
俺のダイヤの中でもこれだけのアンデッドが開放されている。
全てのカードだったらもっと開放されているだろうな・・・」

「・・・そんな存在が大量に幻想郷に来たなんて、これは立派な異変ね
ともかくそんなのだったら紫や博麗の巫女にも相談しなくてはいけないわね」
ため息をつく幽々子
「アンデッドについて、もっと詳しく教えてもらえないかしら」


「心抄斬!」
妖夢、渾身の踏み込みだったが、男が虚空から取り出した双剣によりやすやすと受け止められる
「なるほど、なかなかだな人間、ならばこちらもそれなりに力を出させてもらおう」
男の体が光り出し、異形のものへと姿を変える、

カテゴリーK、ギラファノコギリクワガタの始祖たる姿へ

「・・!おまえが、橘さんの言っていたアンデッド!食らえっ、結跏趺斬!」
剣気の衝撃波をだすもバリアに弾かれ、まったくの無傷のギラファ
「くっ・・!これならどうだ!断迷剣 迷津慈航斬!」
楼観剣に大量に妖力をつぎ込み巨大な刀身を作り出して薙ぎ払う強力な一撃
だが、しかしギラファの強力なバリアはそれすらも阻んだ
「どうした、こんなものか」
「・・・!舐めるな!」
焦る妖夢、遠距離攻撃は無意味、そう判断した妖夢は次のスペルカードを構える
「人符 現世斬!」
超高速の踏み込み、だがその斬撃はギラファの驚異的なジャンプによって避けられた
空中より襲い来る衝撃波

突然の攻撃に対応できず、直撃した妖夢は圧倒的な敗北感の中で意識を失った


「さて、中々楽しい余興だったぞ、人間、さらばだ」
剣を振り上げトドメを刺そうとするギラファ
その剣をはじいたのは一匹の蝶
「なんだか、騒がしいと思ったら・・・
あなた・・・私の従者をこんな風にするなんて・・・覚悟はいいわね」
怒りに震え、無数の蝶を展開するのは白玉楼のあるじ、西行寺幽々子
「やはりそういうことか、その娘には手は出させない、変身!」
橘もギャレンに変身する
そんな二人を見るギラファは笑みを浮かべながら言った

「ここの主とやらと、俺を封印したギャレンか・・・
これは分が悪るそうだ、ここを去らせてもらう
ギャレン、お前を倒すにはもっとふさわしい場を用意してやる」

衝撃波を放ち、消えるギラファ
「今のがアンデッドね・・・妖夢をこんなに傷つけるなんて許せないわね」
傷ついた妖夢を抱きかかえる幽々子
「まあ、もっと詳しい事は、妖夢が目を覚ましてからだ」


「んっ・・ここは」
「目が覚めたか、妖夢」
白玉楼の布団の上で目を覚ました妖夢
「そうだ!アンデッドが襲ってきて・・・」
「ギラファのことなら心配は無い、また戦う事にはなるだろうがな」
「そうですか・・・すみません、私の力が足りないために・・・」
「恥じる事は無い、奴はアンデッドの中でも最強クラスのギラファだ、
そこまで戦えただけで十分だ」
気を落す妖夢を励ます橘
だが、自分の全力が遠く及ばなかった、その現実に苦々しい敗北感を突きつけられる妖夢
「お願いです!橘さん、私にアンデッドと戦うすべを教えてください!」
頭を下げる妖夢、しかし渋い表情の橘
「だめだな・・・アンデッドの封印はライダーの役目だ」
「それでも!私は自分の未熟さに打ち勝ちたいんです!お願いします!」
それでも食い下がり頭を下げる妖夢
「・・・いいだろう、だが、これまでより過酷な訓練になるだろう、立てるか妖夢」
「ありがとうございます!」
妖夢の熱意に観念したのか、訓練を承諾する橘
「盛り上がっている所悪いけど、ちょっと外出しなきゃいけないの、訓練はその後にしてもらえないかしら」
二人の下へ、荷物を持って、現れる幽々子
「どこへ、行くんですか」

「博麗神社よ、橘さんも、妖夢も連れてね」


次回予告
白玉楼からところ変わって今度は紅魔館
いろいろあって、紅魔館の中へ入った坊ちゃまは悪魔の妹・フランドールと出会う
「ねえねえ、弾幕ごっこであそぼ!」
「いいだろう、俺は弾幕においても頂点に立つ男だ!!」

次回 赤より紅い夢・破壊の旋律 お楽しみに!

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最終更新:2009年03月29日 11:33
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