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書籍案内 「タートル流投資の魔術」
(記 2010/8/9)
著者 カーティス・フェイス
訳者 楡井浩一
監修 飯尾博信、常盤洋二
刊行 徳間書店 (原著McGraw-Hill Companies Inc.)
発行年 2007/10 (原著2007)
著者の主張を元に投資学の観点からまとめてみる。
投資家の心構え
第1章「リスク中毒」
第2章「タートルの心をなだめる」
第3章「いちばんきついのは、最初の200万ドルだ」
第4章「タートルのように考える」
第5章「エッジのある取引をする」
第8章「リスクと資金管理」
第9章「タートル流積み木」
第10章「タートル流トレーディング:一歩ずつ」
第11章「バックテストのうそ」
第12章「地に足をつけて」
第14章「心の悪魔を手なずけろ」
トレーダーはリスクを売買する。
リスクには多くのタイプがあり、対応して多くのタイプのトレーダーがいる。
行動ファイナンスの研究によると、人は不確実な状況で体系的にあやまちを犯す。
大きなストレスを受けると、人はリスク評価を誤り、リスクの発生率を読み違える。
成功するトレーダーは、他人の判断ミスから利益を得る。また、そのようなミスが市場の値動きにどのように現れるか理解している。
トレードの障害となる認知のゆがみ
1)損失回避 利益の獲得より損失の回避を優先する傾向。従って、利益が出るが損失も出るシステムに従い続けることができない。
2)埋没費用効果 これからの費用よりこれまでの費用を優先してしまう傾向。従って、損切りできずに含み損を持ち続けてしまう。
3)処理効果 利益を早く確定し、損失の確定を先延ばしする傾向。従って、大きな利益によって損失を補うことができない。
4)結果偏向 ある決定の良し悪しを、決定した時点での合理性ではなく、決定のもたらした結果で判断する傾向。従って、正しい投資手法を持っていても継続することができない。
5)直近偏向 より最近のデータや経験を重視する傾向。従って、正しい投資手法を持っていても有効でなくなったと判断してしまうことがある。
6)アンカリング 簡単に手に入る情報に頼ったり、こだわったりする傾向。従って、最近の高値安値等に投資判断が影響される。
7)バンドワゴン効果 大勢に従う傾向。従って、バブルが発生する。
8)小数の法則信仰 少なすぎる情報から結論を導こうとして誤る傾向。従って、統計的に意味のある判断が下せなくなる。
トレンドフォーロー手法は、勝率が低いこと、ドローダウンが大きいこと、資金が豊富に必要なこと、から誰にでも利用できる手法ではない。
ゲーム理論や確率論について知っておくのが良い。
優位性のある投資手法を使い、長い目で見て取引することが重要である。
優位性を期待値で測り、結果偏向を避けることが大事である。
正の期待値を持つ投資手法は、長期的には必ず成功する。
予測される損失については無視し、損失期間が続いた後には良好な取引期間が続くと考える。
首尾一貫すれば、身近に有る良く知られた見解や概念を使って取引しても成功する。
取引で成功するには感情的、心理的な強さが肝心である。
上げ相場になるか、下げ相場になるか、トレンドがいつまで続くかは分からない。しかし、人間の感情と認知の仕方は変わらないので、トレンドが生まれるといった値動きの特徴は変わらない。
最近の損を気に病まないことが大事である。
予測するのではなく、可能性と確率の観点から考える。
トレンドフォローシステムでは、勝率が低いため、個別の取引は負けになる可能性が高いものと覚悟して参入し、少数の大規模な勝ちの取引で損失を補うものと理解するべき。
個別の取引の結果がトレーダーの価値を決めるのではない。
優位性のない取引手法では、長い目で見て少なくとも取引コストなどの分だけ損をする。
リスクを取り過ぎてトレーディングをやめざるを得なくなる主な理由は、ドローダウン期間が心理的限界を超えること、価格ショックにより破産すること、のふたつである。
投資手法の販売業者は営業戦略として、危険性を小さめに、収益の見込みを大きめに表現している。
バックテストの結果、耐えられると考えたドローダウンの半分程度のリスクを取るのがお勧めである。
商品取引で成果が出せないのは、計画性のなさ、過剰なリスク、非現実的な期待が原因である。
トレーディングは単純だが簡単ではない。
ものごとを単純に保ち、基本を見失わずにいることが大事である。
トレーディングが難しいのは先が不確かであることを人が好まないからである。従って、トレーディングシステムはできるだけ、不確実性を減らすように設計すべきである。
市場の状態が投資手法に合っているみきわめることが重要である。
必ずうまく行くツールはないが、トレンドの開始終了の確率が高まった時点をみきわめるのに役立つツールだけでも十分である。
システム開発にはバックテストを行うが、陥りやすい誤りを避けるようにしなければならない。
ある投資手法を本当にものにしている人であれば、その説明は分かりやすく、またその投資手法の限界についてもよく分かっているはずである。
システムを自分で構築すれば、トレーダー効果に優位性を奪われる可能性がずっと低くなる。
システム検証のサンプル数が足りなくて結果的に損失を出すくらいなら、十分なサンプルをテストするためのデータを購入するための費用を払うほうが良い。
裁量トレードは自我を満足させるが、成功するには認知のゆがみが妨げになり難しい。
システムトレードとその限界への完全な理解、トレーディングシステム構築のためのツールがそろえば持続的に成功する可能性が高まる。
計画を実践する一貫性が重要である。
システムを信頼するためのシミュレーションを行うのがよい。
タートルズの教え
1)優位性のある取引をせよ
2)リスクを管理せよ
3)首尾一貫せよ
4)シンプルであれ
テクニカルな理論
第1章「リスク中毒」
第2章「タートルの心をなだめる」
第3章「いちばんきついのは、最初の200万ドルだ」
第4章「タートルのように考える」
第5章「エッジのある取引をする」
第6章「エッジから転落する」
第7章「リスクを測る」
第8章「リスクと資金管理」
第9章「タートル流積み木」
第10章「タートル流トレーディング:一歩ずつ」
第11章「バックテストのうそ」
第12章「地に足をつけて」
第13章「隙のないシステム」
リスクには大きく二つの種類がある。
1)流動性リスク 売りたいときに買い手がなく、買いたいときに売り手がないリスクのこと。スキャルパー、マーケットメーカー、アービトラージャー。
2)価格リスク 価格が上下に大きく変動する可能性のこと。スペキュレーター、ポジショントレーダー。
典型的なトレンドフォローシステムは、65~70%は負けトレードになる。
トレンドフォローシステムは原則として、ドローダウンはリターン水準に近づくと想定すべきである。つまり、年間30%のリターンのシステムはピークの資金額の30%を失う損失期間が来ると考えられる。
トレンドフォローシステムは、適切にリスク額を限定しても、損切り価格の値幅が大きくなるため豊富な資金を必要とする。資金が少ないと破産の確率が高くなる。
市場の4つの状態
1)全体に安定し変動小
2)全体に安定し変動大
3)トレンドありで変動小
4)トレンドなしで変動大
トレンドフォロー派は、トレンドありで変動小の市場を好み、変動大の市場は厳しい。
カウンタートレンド派は、全体に安定し変動大の市場を好む。
スウィングトレーダーは、変動大の市場を好む。
市場がどうなっていくかを予想するのではなく、市場がある特定の状態にあるという兆候を探すことが重要である。
破産の確率 負け取引が続いて資金を全て失う確率
例) 1000ドルの資金があり、50%の確率で掛け金が2倍になる賭けをするとき、一度に500ドル掛けると、2回連続の負けで資金を全額失う確率は、50%×50%で25%
掛け金の額を大きくすると、破産の確率は急激に大きくなることが重要である。
リスクコントロール(資金管理)
負けが続いてもトレードを続けられるように市場リスクをコントロールすること。
収益率を最大限に高めつつ、破産の確率を許容範囲内に抑えること。
ATR(Average True Range 真の値幅の移動平均)
エッジ(優位性) この先も繰り返すと考えられる市場動向に基づいた、利用可能な統計上の強み
優位性を期待値で計測する。
期待値=平均収益/平均リスク額
平均リスク額=(参入価格-損切り価格)の平均値×取引枚数×一枚当りの金額
投資手法を簡単に検討するには、月間リターンの柱状グラフを使う。
例)横軸を月間リターンの2%刻みの区間に分ける。縦軸に区間毎の月数をグラフ化する。
取引結果によって投資手法を検討する場合には、R倍数を基準にした区間で柱状グラフ化する。
R倍数=利益/リスク額
トレンドフォローシステムでは、負けの数が勝ちの数を大きく上回ることが良くある。
個別の損失が1R(参入時に想定している損失額)以下に抑えられるのが望ましい。
逆に利益は、中規模で4R-5R、大規模で10R-30Rなどとなることで損失を補う。
優位性を見つけるには、時間枠の中で、特定の方向に市場が動く確率が通常より高くなる参入ポイントを選ぶ。
優位性を最大化するためには、参入時に想定した市場タイプで利益が出せる退出戦略を組み合わせる。
投資手法の優位性の構成要素
1)ポートフォリオ選択 特定の日に効果的に取引できる市場を選ぶ方法。
2)参入シグナル いつ参入の売買をするかを決める方法。
3)退出シグナル いつ退出の売買をするかを決める方法。
時間枠が異なると優位性が失われることがあることに注意。
参入シグナルの優位性 シグナルの後の最大順行幅の平均が最大逆行幅の平均を上回ること。
順行は利益の出る方向への値動き、対して逆行は損失が出る方向の値動き
優位比率(E比率)=変動調整後の最大順行幅の平均/変動調整後の最大逆行幅の平均
変動調整は、最大順行幅、最大逆行幅をATRで割り、更にシグナル分のデータで平均化する。
変動調整することで、様々な参入シグナルの比較が可能になる。
ランダムな参入では、順行も逆行も同程度であるので。優位比率(E比率)は1.0に近い数値になる。
参入後の期間を添え字にして、E10比率などというように表記する。
例)ポートフォリオフィルタなしのドンチアントレンドシステム E5比率=0.99、E10比率=1.0、E70比率=1.2。中期に優位性を持つことが分かる。
ポートフォリオフィルタ有りのドンチアントレンドシステムのE120比率=1.6。参入シグナル後の120日間で平均60%順行したという意味。
退出シグナルは、参入の条件に左右されるので検証は難しい。投資手法のパフォーマンスへの影響を見ることで優位性の検証をする。
支持線、抵抗線は3つの認知のゆがみ、アンカリング、直近偏向、処理効果から生まれる。
カウンタートレンド派の優位性は、価格が以前の高値、安値に達するとそこから戻る傾向がをもたらす。
カウンタートレンド派は支持線は持ちこたえるときもあれば持ちこたえないときもあることを知っており、持ちこたえないときは市場と格闘するべきでないことも知っている。
トレンドフォロー派の優位性は、支持線、抵抗線が突破されたときの、トレーダーたちの示す認知のしかたのギャップにある。
トレーダーたちが新しい状況に対応するのはそれほど速くないため、ブレイクと同方向へ動きが強まるという統計上の傾向がある。
不安低価格ライン 支持線、抵抗線付近の価格。
価格が一定せず、上下のどちらかに動き出す可能性が高い。
不安定な価格に留まることがないことが重要である。
参入価格と損切り価格の差を小さくできるため絶好のチャンスである。
支持線、抵抗線をめぐる心理戦の終盤では、どちらに価格が動き出すかを知ることは比較的簡単になる。
良い投資手法、投資家とは、最高のリスク・リターン比率を持っていることである。
ポジションサイズか大きすぎると、逆行によって全資金を失うリスクがある。従ってサイズのコントロールが重要である。
リスクの種類
ドローダウン 資金を減少させる一連の損失。
ローリターン 生計が立てられないほどの低収益期間。
価格ショック 回収不能な損失を出す突然の大きな価格変動。
システムの無用化 市場力学の変化で有効だった投資手法が損失を出すようになる。
例)アービトラージの普及による収益機会の喪失
ドローダウンが大きくなると有効な投資手法に従えなくなることがあるため、システム設計上は注意を要する。
収益の変動が大きいシステムはローリターンが発生するため、収益の安定した投資手法より利用するのが難しい。
価格ショックはポジションを閉じることができないまま損失が拡大することがある。
価格ショックはバックテストで想定するよりも大きくなることもあるので、価格ショックがあるということを忘れずに、リスクレベルを抑えることが必要である。
システムの無用化の多くは、バックテストが不十分なために起こる。
逆に長期に有効な投資手法がドローダウン期間に陥ると、システム無用化が起きたと考えて脱落する投資家が出るため、その後に再び利益を上げる期間がやって来ると考えられる。
リスク、リターンの定量化のために考えるべき尺度
最大のドローダウン 期間内での最高資産額からその後の最低資産額の比率。
最長のドローダウン 最高資産額から次の最高資産額までの期間の長さ。
リターンの標準偏差 月間のリターンのばらつき。
決定係数 複利平均成長率に対するブレの大きさ。確定利付きであれば1.0、リターンのばらつきがあれば1.0より小さい。
複利平均成長率(CAGR%) 特定の期間、最終資産額になるように均等に複利で計算した場合の成長率。一時的なハイリターン期の影響を受けやすい。
移動平均年間収益率 期間の始点終点を移動させて1年間のリターンの平均を測る。一時的なハイリターン期の影響が少なくなる。
平均月間リターン
月毎のリターンの分布グラフ
損益曲線
シャープレシオ ( CAGR% - リスクフリーレート )/ リターンの標準偏差
リスクのない収益に対する超過的な収益の平均値を、その収益のばらつきに対する比率でみる、リターンの安定度に関する尺度。
ミューチュアルファンドの成績の比較に使われる。レバレッジのかからない投資なので、リスクとしては、平均からの逸脱を見るだけで十分と考えられる。
リターンの安定度はその投資手法のリスクの大きさと同じではないことに注意が必要。
MARレシオ 年間リターン / 月末ベースの最大ドローダウン
ヘッジファンドなどの成績の比較が簡単にできる。ただし、月末ベースでドローダウンを見る根拠はないので、単純に最大ドローダウンで計算するのも良い。
リスク管理には最善の方法はなく、投資家各人にとっての正解があるだけの芸術や宗教のようなものである。
ひとつひとつの取引や市場が、他の取引や市場より重要性になり過ぎないようにサイズを調整することで、ひとつの取引の大きな儲けで、他の取引の損失を補うことができるようにしなければならない。
タートルのユニットの制限によって、相互に関連のある市場では最も早くにシグナルを出す市場から順番に参入することになり、遅れてシグナルを出す比較的不利な市場を避けることになる。
長期間にわたって価格ショックを調べ、自分のリスク管理が耐えられるか検討するのが良い。
市場の状態を示すツール(トレンドフォロー手法用)
1)ブレイクアウト
対象とする期間の長さによって、来るべきトレンドの長さも変わる。
全般的なトレンドを示す移動平均と組み合わせるとより効果的。
2)移動平均
3)変動性チャネル
移動平均に標準偏差やATRなどの変動性の尺度を加減したもの。
加減した値の範囲を超えると、トレンドの兆し。
4)時限退出
意外と効果的にドローダウンを軽減する。
5)過去との比較
例)100日前の価格+ATR×2を超えたときに買い参入など
トレンドが発生すれば遅かれ早かれ大概のツールはシグナルを発する。また、期間の調整によって、シグナルの発生を早くするか遅くするかも調節できる。従って、どのようなツールであっても同様な利益をあげることは可能であると考えられる。
長期トレンドフォローシステムの例
1)ATRチャネル・ブレイクアウト
終値の350日移動平均にATR×7の上限とATR×3の下限。
前日終値が上限下限を超えると、翌日寄付きで参入。
価格が戻して終値が移動平均とクロスで退出。
2)ボリンジャー・ブレイクアウト
終値の350日移動平均に標準偏差の2.5倍の加減。
前日終値が上限下限を超えると、翌日寄付きで参入。
価格が戻して終値が移動平均とクロスで退出。
3)ドンチアン・トレンド
20日ブレイクアウトで参入。
10日ブレイクアウトで退出。
25日移動平均が350日移動平均の上なら買い、下なら売りというトレンドフィルタ。
4)時限退出付ドンチアン・トレンド
3)の退出を80日の時限退出にしたもの。
5)ダブル移動平均
100日移動平均と350日移動平均のクロスで参入退出。
6)トリプル移動平均
150日移動平均と250日移動平均のクロスで参入退出。
350日移動平均のトレンドフィルタ。
バックテストによる比較
時限退出の結果は好成績であり、退出方法が投資手法の優位性の決め手にならないことを示唆している。
対象期間ではドンチアントレンドは比較的低パフォーマンスで、多くの資金が同じ投資手法を取ったことで優位性が薄れていたと考えられる。
ダブル移動平均がトリプル移動平均に勝っていることから、複雑なシステムが必ずしも優秀ではないことを示唆している。
ストップの取引ルールを持っていないシステムでもリスク調整機能を果たしていることが分かる。従って、「常に損切りを用いよ」は正しくないということになる。
更にストップを加えてみると、成績が悪化することも分かる。優位性のあるトレンドフォロー手法では、個別の取引の負けは問題でないということ。
バックテストの問題点
テスト期間を変えると、成績が激変する。
ちなみに、時限付ドンチアン・トレンドは期間変更の影響をほとんど受けていない。
優れたパフォーマンスは優れた戦略より、ランダム効果によることが多い。
ランダム効果による好成績の後には、平均への回帰によって悪い成績が発生すると考えられる。
過剰な最適化は実際の運用成績との乖離をもたらすので避けるべきだが、最適化の検討を行わなければシステムの開発はできない。
過剰な最適化を発見するには、パラメータを変化させていったときに結果が大きく変化する点(断崖、クリフ)がないか検証するのが良い。
統計的にサンプルサイズが十分であるかに注意を払う必要がある。
例えば、季節要因に関する取引ルールを持っていたとすると、10年のデータでも10回しかサンプルがないということになる。
サンプルが将来起こりうる状況をどの程度正しく反映しているかに注意を払う必要がある。
特定の特徴を持った市場の期間のみでテストしてしまうと、今後の市場の変化については参考にならない。
元のデータを変化させても影響を受けにくい「堅固な統計的推定値」を使うよう注意を払う必要がある。
回帰年間利益率(RAR%)
単純な利益率は期間の最初と最後の資金の比較であるため、最初と最後の日をいつにするかによって結果が大きく左右される。
直線回帰であれば、全ての点から最も近い直線であるので、最終日などのひとつのデータからの影響をが少なくなる。
期間調整平均最大ドローダウン
平均最大ドローダウン 例えば大きい順に5回のドローダウンの平均を取る。
期間調整 例えば長い順に5回のドローダウン期間の平均を取り、365で割る。
サンプル数は可能なだけ大きく、様々な市場でテストしたほうが良い。
サンプルが20未満では大幅な誤差があるだろう。サンプルが数百以上ならほとんど十分だろう。
複雑なシステムは、しばしば十分なサンプルサイズを持っていない。
幸運なシステムでないか検討することが重要である。
最近の成績が良い場合は幸運である可能性がある。
パラメーターを組み替えてみることが重要である。
ローリング最適化ウィンドウを試してみるのもよい。
過去の時点を選んで、その時点での過去のデータに最適化してみる。
最適化してから、その後の2年間のデータを使ってパフォーマンスがどうなったかテストしてみる。
いくつかの過去の時点で同様のテストを繰り返し、比較してみることで、最適化の結果の変動性を検証することができる。
モンテカルロシュミレーションを試してみるのもよい。
過去のトレードのデータをランダムに組み替えて、どのように変化するかを検討する。
ただし、大暴落などは多くの市場の相関性を高めてしまうので、むしろランダムなシミュレーションの結果がふさわしくなくなる。
大まかなことは分かっても、将来のことは予想できない。
将来のことが不明であることを考慮に入れたトレーディング・プログラムは、パフォーマンスの予測がしやくすくなる。
堅固なトレーディング・プログラムは、多様性と単純さを共通の特性としている。
システムを堅固にするには、様々な市況に適応し、かつ単純さを保ちながら市場の変化の影響を受けにくくする規則を作る。
市場の分散 相関性の低い多くの市場を含むポートフォリオとする。
ただし、流動性のある市場で取引するように注意する。
トレンドフォロー派にとって、ファンダメンタル主導の市場は取引しやすく、投機主導の市場は取引しにくい。
市場の分散は資金を必要とする。先物で市場分散し長期のトレンドフォローシステムを運用するには、最低限10万ドル必要である。
システムの分散 システム間の違いが大きいシステムを複数同時に使う。
逆相関するシステムを使えば、パフォーマンスは劇的に改善する。
例)長期と短期のボリンジャー・ブレイク・システムの併用
システムの分散には資金を必要とする。長期トレンドフォローシステムでの分散には最低でも20万ドル必要である。
適切に分散された投資手法には多額の資金が必要であることが、プロに資金を任せる理由になる。
投資手法
第2章「タートルの心をなだめる」
第3章「いちばんきついのは、最初の200万ドルだ」
第5章「エッジのある取引をする」
第6章「エッジから転落する」
第8章「リスクと資金管理」
第ボーナス章「タートル流トレーディング規則原本」
市場がどうなっていくかを予想するのではなく、市場がある特定の状態にあるという兆候を探すことが重要である。
タートルの資金管理
ポジションを複数の小さな単位に分散し、損失を全ポジションの一部に限定する。
各市場の変動性をATRで比較し、市場毎に適したポジションサイズに調整する。
ポジションサイズが大きいときは、取引価格を有利に保つために、指値注文を使う。
優位性のある(正の期待値を持つ)トレーディングシステムを使う。
タートルのトレンドフォロー手法
市場の値動きが横這いから上向きに転じるときに買い。
市場の値動きが横這いから下向きの値動きが生じるときに空売りする。
上向きか下向きの値動きが横這いに戻ったら退出する。
タートルのブレイクアウト手法(ドンチアン・チャネル)
市場価格が過去の特定期間の最高値を超えた(ブレイクアウト)ら買う。
システム1(中期システム) 期間20日間(2週間)
システム2(長期システム) 期間60日間(12週間)
一日毎に最高値、最安値を更新する。
ATR×2の損切り水準を設定する。この損切り水準は資金の2%の損失に相当する。
あらゆるトレンドを捉え、利益を稼ぎ出す少数のトレンドを逃さないようにすることが重要である。
ドンチアン・トレンド・システムのトレンド・ポートフォリオ・フィルタ
50日移動平均が300日移動平均を上回っていなければ、買い参入しない。
50日移動平均が300日移動平均を下回っていなければ、売り参入しない。
これらのルールによって、ドンチアン・トレンド・システムに適さない市場を除外する。
ブレイクトレーダー
抵抗線をブレイクアウトしたとき買い
支持線をブレイクアウトしたときに売り
短期支持線ブレイクアウトで売って、買いポジションを退出
短期抵抗線ブレイクアウトで買って、売りポジションを退出
タートルのリスク管理
ユニットサイズ 市場毎に1ATRで資金の1%のとなるような取引枚数
ひとつの市場で4ユニットまで
相関の高い市場では合わせて6ユニットまで
買いや売りの一方向へ合わせて10ユニットまで。例外として相互に関連がない市場では12ユニットまで
タートル流
市場、ポジションサイジング、参入、ストップ、退出、戦術
市場 先物市場。原則として流動性の高いアメリカの全ての先物市場。
ポジションサイジング
TR 真の値幅。当日高値安値の差、前日終値と当日安値の差、前日終値と当日高値の差、の最大値。
ユニットサイズ = 資金の1% / (20日ATR)×市場の1ポイントの金額
週初に見直し。
ユニット上限。単一市場で4。相関のある市場で6。相関の緩やかな市場で10。買い売りの同一方向に12。
1年間資金の額を増加させない。一年毎に利益を組み入れる。
資金の10%を減らすごとに、資金総額を20%減らして調整する。元の資金額に戻るまで増やさない。
参入 ドンチアン・ブレイクアウト
システム1 20日ブレイクアウト
システム2 55日ブレイクアウト
ブレイクアウトと同時に参入。
システム1では前回のブレイクアウトが勝ちの場合は参入を見送る。
前回ブレイクアウトは、10日退出で利益が上がる前に2ATR逆行したら負けとみなす。
システム1で参入を見送った後に55日ブレイクアウトになった場合には参入する。
参入価格から1/2ATRの順行毎に1ユニット追加。
全てのシグナルで一貫して参入する。
ストップ
ストップ価格に達してから発注する。
参入価格から2ATRの逆行で損切り。
原則として、最新のユニットの損切り価格に全てのユニットの損切り価格を合わせる。
例外として、ブレイクから大きくずれて価格がついた場合に、既存のユニットは理論的な執行価格で損切りを設定し、最新のユニットは実際の取引価格で損切りを設定することがある。
その他のストップ方法(ホイップソー)
それぞれのユニットのストップは1/2ATRとし、4ユニットで資金の2%のリスクとする。
ユニット毎の損切り価格は変更しない。
ひとつのユニットが損切りになった後で、再び取引価格に戻したら再度ユニットを追加する。
退出
システム1 10日ブレイクアウト
システム2 20日ブレイクアウト
全てのユニットを同時に退出する。
退出価格に達してから発注する。
戦術
価格がヒットしてから発注する。
指値を使う。
市場が激しく動いているときは、安定するのを待ってから指値で発注する。少なくとも一時的な価格の反転を待つ。
同時にシグナルが出た場合には、流動性があり、買いなら最も強い、売りなら最も弱い市場から参入する。
限月の乗り換え。
期先が今のポジションを乗り換えるにふさわしい動きを見せていなければ乗り換えない。
出来高が減りすぎないうちに乗り換える。2から3週間前など。今持っている期近が大幅によいパフォーマンスの場合は除く。
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