『ロンデニオンの戦い』-1
作者・大魔女グランディーヌ
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ロンデニオン宙域・戦艦アレキサンドリア***
アレキサンドリアの一室では一人の少年が横になっていた。
???「うっ…ここは?」
サラ「お目覚めですか?」
???「おまえは?…何も思い出せない。」
サラ「私はサラ。あなたはジュドー。
あなたは全ての記憶とともに最強の力を手に入れたの。」
ジュドー「何のために?」
サラ「スペースノイドの敵、聖なる地球を荒らす奴らを叩き潰すために。」
ジュドー「そうか、わかった。…この感じは? 敵か?
何機いるんだ!? サラ!俺の機体を用意しろ!!奴らを叩き潰す!」
サラ「既に用意してあります。タイタニア…あなた用に調整済みです。」
ジュドー「よし、今すぐにでも出る!」
洗脳され強化されたジュドーは格納庫へと急ぐ
シロッコ「ジュドー! ジュドー・アーシタ!!」
ジュドー「だれだ!」
シロッコ「君の上官、パプティマス・シロッコだ。
君の働き、期待しているよ。」
ジュドー「はっ!有り難き幸せ! このジュドー・アーシタ、
敵を一人残さず始末してまいります!!」
シロッコ「わかった。行くが良い」
ジュドー「ははぁっ!」
ジュドーは敬礼してタイタニアニ乗り込み、
アレキサンドリアを後にした。
サラ「順調ですね。パプティマス様。」
シロッコ「あぁ…だが、強化しすぎた。アレはもう捨て駒にしか使えんよ。
惜しいことをした。」
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ラー・カイラム・艦橋***
アムロ「ブライト! 今の状況は?」
ブライト「敵は
ジュピトリアンだ。しかも今までとは違う大部隊だ。
今、コウやクリスに出てもらっているが、すでにこちらの艦が3隻沈められている。
前線の兵によればサイコミュを使うMSがいるようだ。」
アムロ「くっ…パプティマス・シロッコか!
リ・ガズィでもいい、何か無いのか!?」
ブライトは無言で文字盤を操作し、格納庫に繋げる
ブライト「アストナージ!Hi-νは使えるのか?」
アストナージ(通信)「サイコミュの調整がまだなので
フィンファンネルは使えませんが…」
アムロ「それで十分だ! 用意しろ! 出るぞ!!」
アムロは格納庫へと向かっていった。
戦闘宙域***
コウ「つ、強い!」
クリス「ウラキ中尉、大丈夫!?」
コウ「うっ、なんとか…」
コウとクリスは一体のMS相手に苦戦していた。強化人間専用MSタイタニアだ。
タイタニアはファンネルを射出した!
コウ「またか! オーキスを囮にして回避だ!!」
コウはオーキスを脱ぎ、タイタニアに向かっていく。だが――
クリス「――!? ウラキ中尉、危ない!!」
コウ「――え? な、なんだと…うわぁぁっっ!!」
先読みされていた。目の前に迫ったタイタニアのビームサーベルが一閃!
コウのGP-03Sは真っ二つになった!
クリス「ウラキ中尉!? いやぁぁぁー!!!」
クリスのアレックスにもファンネルが迫る!!
クリス「うわ…」
クリスのアレックスにビームが命中する!
アレックスの四肢は爆発四散し、コックピットだけが残った。
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●パプテマス・シロッコ→艦隊を率いロンデニオンに侵攻。
○ジュドー・アーシタ→洗脳を受けシロッコの手に落ち、タイタニアに乗って出撃。
○ブライト・ノア→ロンデニオンに奇襲してきた木星軍を迎え撃つ。
○コウ・ウラキ、クリスチーナ・マッケンジー→タイタニアとの戦闘で戦闘不能。
○アムロ・レイ→Hi-νにのって出撃
【今回の新規登場】
○アストナージ・メドッソ(機動戦士ガンダムシリーズ)
グリプス戦役以来ブライトの傍らにいる、地球連邦軍(エゥーゴ)所属のメカニック。
歴代のガンダムを整備してきたシリーズ随一の縁の下の力持ちである。
○アムロ・レイ(機動戦士ガンダムシリーズ)
地球連邦軍外部部隊ロンド=ベルのエースパイロット。
ニュータイプで一年戦争の英雄。RX-93νガンダム/
RX-93-ν-2Hi-νガンダムのパイロット。
最終更新:2020年10月29日 10:57