本編184~186

『ロンデニオンの戦い』-1

 作者・大魔女グランディーヌ

184

ロンデニオン宙域・戦艦アレキサンドリア***


アレキサンドリアの一室では一人の少年が横になっていた。

???「うっ…ここは?」
サラ「お目覚めですか?」
???「おまえは?…何も思い出せない。」
サラ「私はサラ。あなたはジュドー。
 あなたは全ての記憶とともに最強の力を手に入れたの。」
ジュドー「何のために?」
サラ「スペースノイドの敵、聖なる地球を荒らす奴らを叩き潰すために。」
ジュドー「そうか、わかった。…この感じは? 敵か?
 何機いるんだ!? サラ!俺の機体を用意しろ!!奴らを叩き潰す!」
サラ「既に用意してあります。タイタニア…あなた用に調整済みです。」
ジュドー「よし、今すぐにでも出る!」

洗脳され強化されたジュドーは格納庫へと急ぐ

シロッコ「ジュドー! ジュドー・アーシタ!!」
ジュドー「だれだ!」
シロッコ「君の上官、パプティマス・シロッコだ。
 君の働き、期待しているよ。」
ジュドー「はっ!有り難き幸せ! このジュドー・アーシタ、
 敵を一人残さず始末してまいります!!」
シロッコ「わかった。行くが良い」
ジュドー「ははぁっ!」

ジュドーは敬礼してタイタニアニ乗り込み、
アレキサンドリアを後にした。

サラ「順調ですね。パプティマス様。」
シロッコ「あぁ…だが、強化しすぎた。アレはもう捨て駒にしか使えんよ。
 惜しいことをした。」

185

ラー・カイラム・艦橋***


アムロ「ブライト! 今の状況は?」
ブライト「敵はジュピトリアンだ。しかも今までとは違う大部隊だ。
 今、コウやクリスに出てもらっているが、すでにこちらの艦が3隻沈められている。
 前線の兵によればサイコミュを使うMSがいるようだ。」
アムロ「くっ…パプティマス・シロッコか!
 リ・ガズィでもいい、何か無いのか!?」

ブライトは無言で文字盤を操作し、格納庫に繋げる

ブライト「アストナージ!Hi-νは使えるのか?」
アストナージ(通信)「サイコミュの調整がまだなので
 フィンファンネルは使えませんが…」
アムロ「それで十分だ! 用意しろ! 出るぞ!!」

アムロは格納庫へと向かっていった。


戦闘宙域***


コウ「つ、強い!」
クリス「ウラキ中尉、大丈夫!?」
コウ「うっ、なんとか…」

コウとクリスは一体のMS相手に苦戦していた。強化人間専用MSタイタニアだ。
タイタニアはファンネルを射出した!

コウ「またか! オーキスを囮にして回避だ!!」

コウはオーキスを脱ぎ、タイタニアに向かっていく。だが――

クリス「――!? ウラキ中尉、危ない!!」
コウ「――え? な、なんだと…うわぁぁっっ!!」

先読みされていた。目の前に迫ったタイタニアのビームサーベルが一閃!
コウのGP-03Sは真っ二つになった!

クリス「ウラキ中尉!? いやぁぁぁー!!!」

クリスのアレックスにもファンネルが迫る!!

クリス「うわ…」

クリスのアレックスにビームが命中する!
アレックスの四肢は爆発四散し、コックピットだけが残った。

186
●パプテマス・シロッコ→艦隊を率いロンデニオンに侵攻。
○ジュドー・アーシタ→洗脳を受けシロッコの手に落ち、タイタニアに乗って出撃。
○ブライト・ノア→ロンデニオンに奇襲してきた木星軍を迎え撃つ。
○コウ・ウラキ、クリスチーナ・マッケンジー→タイタニアとの戦闘で戦闘不能。
○アムロ・レイ→Hi-νにのって出撃

【今回の新規登場】
○アストナージ・メドッソ(機動戦士ガンダムシリーズ)
 グリプス戦役以来ブライトの傍らにいる、地球連邦軍(エゥーゴ)所属のメカニック。
 歴代のガンダムを整備してきたシリーズ随一の縁の下の力持ちである。

○アムロ・レイ(機動戦士ガンダムシリーズ)
 地球連邦軍外部部隊ロンド=ベルのエースパイロット。
 ニュータイプで一年戦争の英雄。RX-93νガンダム/
 RX-93-ν-2Hi-νガンダムのパイロット。

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最終更新:2020年10月29日 10:57