『心ある者たち』-1
作者・ボー・ガルダン
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警視庁・総監室奥の秘密会議室***
勇太「失礼しまーす」
陸「うむ、入りたまえ」
正木「しばらくだね、勇太くん」
勇太「?正木さん…あっ!」
会議室には加賀美警視総監だけでなく、
先日の会議以来の顔合わせとなる正木警視監。
そして…
大樹「あなたが友永警部ですね。自分は特別救急警察ソルブレイン行動隊長・ 西尾大樹警視正であります!」
玲子「同じく行動部隊隊員、樋口玲子警視であります!」
純「同じく、増田純警部補であります!」
勇太「あっ、わっ、じ、自分は警視庁ロボット刑事課・ ブレイブポリスの友永勇太であります!」
それに続いて、ブレイブポリスの面々も挨拶と敬礼を行う。
人の命と心を救うために、かつて正木が結成した特別救急警察・通称ソルブレイン。
ソリッドスーツの量産化に伴い、一度は解散された彼等だが、首都圏での
犯罪件数の急激な増加及び凶悪化に伴い、彼らも再び警視庁に呼び戻されていたのだ。
ブレイブポリスはソルブレイン解散直後に組織されたので、彼らが直接顔を
会わせるのは、この場が初めてである。
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勇太「ボ、ボク、ソルブレインのファンなんです!サインもらっていいですか!」
デッカード「ゆ、勇太。そういうのは後にしたほうがいいんじゃないのか;」
勇太「あっ、いっけな~い!」
勇太の子供らしい発言に会議室が笑いに包まれる。
陸「挨拶が済んだ様ならさっそく用件に移らせてもらおう。
まず、本来君達ブレイブポリスを指揮監督する東副総監が復帰するまでの間
君達はここにいる正木本部長の指揮下に入ってもらう事になった。」
勇太「よろしくお願いします!」一同「「お願いします!」」
正木「こちらこそ、よろしくな」
ドリルボーイ「……(…正直、東さんより、物分りがよさそうな人でよかったね♪…)」
パワージョー「……(…馬鹿ッ!思っても口に出すんじゃねえ!…)」
陸「ゴホンッ!」
二人「Σ(゚Д゚;)(慌てて姿勢を正す)」
陸「それで、今回の事件だが、聞いている通り昨晩・都内の広範囲にて
金属窃盗事件が発生した。だが、皆薄々感づいているかもしれんが、
これは普通の金属窃盗ではない。被害のうち、最新鋭の防犯設備を
備え付けた鉄鋼倉庫や自動車倉庫3件から、なんの遺留品も無く
内部に保管されていた金属類がごっそり盗まれている。それに
近隣住民からの聞き込みの結果、それだけの金属が運び出されたのにも
関らず、誰一人として物音を聞いたり、トラック、重機類を目撃した者が
いないと来ている。」
大樹「確かに普通に考えたら不可能犯罪だ…が」
勇太「Gショッカーみたいな連中なら、それも可能って事ですね。」
正木「その通りだ。奴らのような大規模な組織が盗み出した金属を
不法兵器の開発や、資金獲得のために第三国へ密輸するかもしれない。
早速捜査第三課から資料を引き継ぎ、捜査に当たってもらいたい!」
一同「「はいっ!」」
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秘密通路***
純「それにしてもすごいよな~、勇太君は。こんな小さいのに俺より階級上なんだから。
俺なんか、こなぐらいのころなんか、鼻水垂らしてたもの。」
勇太「そ、そんな、ボクなんて全然…デッカードやみんなのお陰です!」
ガンマックス「そうそう、俺たちがいねぇと何にも出来やしねぇんだから、うちのおチビさんは」
勇太「!?…もぉッ、いくらなんでもそれはないだろう、ガンマックス~!」
デッカード「ハハ、何、今の私たちがあるのもまず第一に勇太のお陰なんだ。そうだろ?」
ガンマックス「フン…まぁな」
玲子「本当にみんな人間そのものね。うちのドーザーもみんなと会えば
喜ぶと思うわ。そうそう、純君も昇任研修受けたら?」
純「やだなぁ、こっちに戻ってきてから、事件にてんてこまいでそんな暇ないですよ。
それに俺はこうやって現場にいる方が性に合ってますからね」
大樹「ハハハ…純らしいや。」
勇太「あっ、そうだ大樹さん!さっきの事なんですけど…」
大樹「ああ、サインの事かい?俺なんかのでよければいくらでも書いてあげるよ」
勇太「あ、あとそれに、ソルブレインでの事いろいろ教えてください!
刑事になる前から、皆さんの活躍にわくわくしてたんです!」
ダンプソン「自分もであります!ロボット刑事の先輩である、ドーザーさんの
お話を是非お聞きしたいです!」
デッカード「私たちもお願いします」
大樹「ああ、勿論いいさ。さっそく資料が届くまでキミたちの部屋で話そうか」
勇太「やったぁ、やっぱり凄いよなぁ!なんたって、人の命だけじゃなく、
心も救うんだからね!」
大樹「…人の…心か」
デッカード「…?」
勇太「どうかしたんですか?」
大樹「実は…ソルブレインが解散する直前、俺たちはある犯罪者と戦ったんだ。
だが…だが、俺たちは彼の命も、心も、救う事が出来なかった…。俺たちの最後の事件は
完全な敗北だった。そして、また、犯罪の発生件数は減るどころか増加している。
ふと、思う事があるんだ。俺たちのやって来た事なんて、ちっぽけな事だったんじゃないかって。」
勇太「そんな…」
大樹「だが、俺は信じている。確かに犯罪の無い世の中なんて、やって来ないのかもしれない。
それでも、一人でも多くの被害者と、犯罪者の心を救う事が俺たちの使命なんだって。
それが、少しでも優しい世界に繋がるなら、俺たちは戦い続けて行こうって!
こうして、ソルブレインが再結成されて、君達と合同捜査を行えるのも一つの運命なんだと思う。
俺は、俺たちは、今度こそ、誰の命も、心も見捨てたりしない。キミたちもそのために、
一緒に戦ってくれるね」
勇太「ハイッ、勿論です!ねぇ、みんな!」
一同「「オウッ!!!」」
正木「……(ふふ…大樹、勇太くん、そしてみんな。君達のような若者がいる限り、警視庁の…
いや、世界の未来は安泰だ。まったく、お前の慧眼にはつくづく頭が下がるよ、冴島…)」
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都心郊外・某所***
謎の金属盗難事件の捜査が始まって3日が経過した。
手掛かり一切無しの事件の捜査は困難を極めたが、いくつか新情報が浮かび上がった。
まず、密室と思われていた倉庫には、唯一、外界との接点として、通気口が存在し、
それらの蓋まで消失している事、盗難事件が発生した近辺では、その日の夜、
犬や猫などペットの失踪事件が12件発生していた事、盗難事件の翌日、
前日とは正反対の方角で、廃車置場などで、複数件の金属盗難事件が発生した事である。
それでも、状況を大きく進展させる事実は見つからず、事件発生箇所の同心円等から、
「クロス800」が搾り出した、犯人グループが選挙している可能性の高い箇所を、
手分けして虱潰しに調査していた。
ガンマックス「ついたようだぜ」
ドリルボーイ「ひゃあ、なんか寂しい所だなぁ」
勇太「林しかないねぇ」
デッカード「クロス、詳細データを頼む」
クロス800『現地点は個人所有の土地です。敷地内に、かつて一帯を所有していた建設会社の
管理事務所と資材置き場が、地価下落の影響で手付かずのまま放置されています。』
勇太が、デッカードの運転席から降り、デッカードのパトカー形態から、
二足歩行のロボット形態にチェンジする。ガンマックスもトレードマークと言える
白バイを停め、そこから降りた。
デッカード「私と勇太はその資材置き場を当たる。ドリルボーイとガンマックスは雑木林を頼む。」
ドリルボーイ「オーケー!」
ガンマックス「まかせときな…、ベイビィ!」
「進入禁止」を示す、低い柵と有刺鉄線を越え、四人は二手に分かれて歩き出した。
勇太「それにしても本当に寂しい所だなぁ…昼間なのになんか出そうだよ」
デッカード「ハハハ、怖いのか?勇太」
勇太「そ、そんなんじゃないよッ!」
デッカード「ハハ、いやぁ、スマン、スマン…むっ?あれがその、資材置き場か?」
間も無く、結構大きいが、トタン張りの粗末な倉庫と、プレハブの事務所が見つかる。
外壁の会社名は風雨に晒されて剥げ落ちており、倉庫の中は朽ち始めている。
未だに残っている、錆びたヤカンや、カップ麺の容器、だいぶ前の雑誌等のゴミだけが、
かつてそこに人が出入りしていた事を思わせた。
勇太「何にも無いみたいだよ、デッカード」
デッカード「うむ、盗んだ金属を隠して置けるだけのスペースも見たところ無いしな…」
勇太「って事はここも外れ…ッ!?」
デッカード「どうした勇…!!!」
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振り返った二人の目に飛び込んできたのは―――
――先程まで微塵も気配を感じさせなかった、一人の少年だった。
年頃は勇太と同じくらいか、それよりも小さい。長く伸びた黒い髪の
下に見える顔はけっこう可愛らしく整っている。そしてなぜか少年は
ボロボロになった大きな布を肩から羽織り、その下は裸であるように見えた。
と、突然少年が身を翻して走り出した。
勇太「き、キミッ!待つんだ!」
勇太とデッカードが追いかけると、少年は倉庫の裏手の藪に入り込んだところで、
突然姿を消した。
デッカード「なにッ!?」
勇太「ま、まさか…本当にお化け!?」
恐る恐る少年の消えた位置に近づいていく勇太。
そして、今度は短い叫び声とともに勇太の姿がデッカードの視界から消えた。
デッカード「!?…勇太!?馬鹿なっ!!!」
慌てて、二人の消えた位置に近づくデッカードだが、
幽霊の正体見たり、あまりに単純な真相に気がつく。
二人の消えた、位置に、そう、どこかで見た事のあるような通気口がポッカリ口を開けていた。
デッカード「糞ッ!地下か!ドリルボーイッ!!!」
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勇太「痛てて…一体何が…?」
通気口を滑り落ちた勇太の視界は闇が支配していたが、
突然頭上から強い光が放たれ、思わず目を瞑る。
勇太「……っ…えっ?ここは…」
どうやら電灯が点いたようである。
再び目を開けると、周囲は鉄の壁で覆われ、なにかよくわからない鉄屑があちこちに散乱していた。
少年「ハ・ハ・ハ・ハ・ハ…いらっしゃい、勇太くん」
周囲によく反響する甲高い声にビクッと体を震わせる勇太の
眼前に、先程の少年がゆっくりと歩み寄って来た。
勇太「きっ、キミは…?!なんでボクの名前を知っているんだ!」
少年「さっき、おまわりさんのロボットがキミをそう呼んでいたからね」
勇太「き、キミは誰だ?」
少年「僕?僕はドラス」
勇太「ドラ…ス…?(外国人かな?って、そんな場合じゃない!)
ブレイブポリスの友永勇太だ!」
ドラス「?…キミもおまわりさんなの?へぇ、凄いんだね」
勇太「こ、この周りの金属はキミがここに持ってきたのか?!」
ドラス「ああ…これ?そうだよ、この部屋を作るのに使ったんだ」
勇太「いったいなんの「ねぇ…」
勇太の言葉を遮って、ドラスと名乗る少年は逆質問を始めた。
ドラス「ねぇ、僕のパパを知らない、望月敏郎っていって、科学者なんだ」
勇太「キミの…お父さん?」
誰が描いたのか。勇太の前に、非常に上手な似顔絵をドラスが差し出す。
勇太「し、知らないけど」
ドラス「そう…パパは僕の前からいなくなってしまったんだ、僕をひとり追いてさ」
勇太「キミを一人にして!?そ、そんな…」
自分の子供を一人残していなくなるなんて、なんて酷い親なんだ!
もしかして、このドラスは悪の組織に繋がる人物の子供で、
親に命令されて盗みを?でも、どうやって…と、勇太が思考したところで
再びドラスが口を開いた。
ドラス「ねぇ、僕、今すごくお腹が空いているんだ、そりゃもう死にそうなくらいにね」
勇太「え?」
ドラス「よかったらなにか食べ物が欲しいんだけど…」
かわいそうに、ご飯も食べていないなんて…。
最初、ドラスを警戒していた勇太は、完全に彼に対して同情していた。
勇太「そのくらいなんて事ないよ。待って、今、ポケットに…」
―ビスケットが何個か入ってるから、あげるよ。あまりお腹の足しにならないかもしれないけど…。
そう勇太は言いかけた。
ドラス「そう…、じゃあ遠慮なく……、イ タ ダ キ マ ス ♪」
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勇太「え?」
次の瞬間、ドラスの瞳が赤く光り、物凄い力で勇太の首根っこを掴んできた。
勇太「っ!?…ぅ…ぐぁ…な…に…す………いっ!?」
勇太は目を皿のように見開いた、小さな少年だったドラスの体が、
くすんだ銀色に変わると、見る見る姿を変えていき、あっというまに
バッタを思わせる2メートル近い怪物に変化したのだ。
ドラス「よかったぁ…。勇太くんが『い・い・人』で。やっぱり、犬や猫じゃだめだね」
勇太「…ぁ…ひっ……」
異形の怪人に変身したドラスであるが、声は澄んだ少年のままである。
それが、一層不気味に感じられ、勇太の恐怖心を駆り立てた。
叫び声を上げたいが、喉を締め付けられ、声を出す事もままならない。
ドラス「安心して。キミは死なない。僕の…神の体の一部として永遠に生きるんだ。
下等な人間にとって、これ以上の光栄は無いと思うよ?ハ・ハ・ハ・ハ・ハ!」
ドラスの胸が蠢くと、そこから、銀色の半球状の物体が現れ、
熟れたイチジクのようにグロテスクな口を開けた。
勇太(デッカード!!)
勇太が声をならない叫びを挙げたその時である!
ドラス「!?」
ドラスが勇太の首根っこを離し、大きく横飛び下と思うと。
突然、地下室の壁の一部が爆ぜ…巻き上がる土煙から飛び出した
腕が、ドラスを鷲掴みにした。
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勇太「デッカード!!!」
デッカード「ホールドアップ!ブレイブポリスだ!」
ドラスを掴んだまま、デッカードがいつもの決め台詞とともに、手帳を開く。
デッカード「大丈夫か勇太!?」
ドリルボーイ「ひゅ~っ!間一髪ギリギリセーフ、やっぱり僕を連れてきて正解だったでしょー!」
ガンマックス「ああ、お前もたまには役に立つみてぇだな、坊や。」
ドリルボーイ「ムッカ~ッ!!たまには余計でしょ!た・ま・に・はッ!」
二人と合流したデッカードはドリルボーイのドリルで地面に潜り、間一髪で
勇太の元へ駆けつける事に成功したのだ。
勇太「みんな、ありがとう!助かったよ!そうだ…デッカード!そいつが、金属窃盗の犯人だ!」
デッカード「なにッ!本当か?!」
デッカードは右腕に握った異形の怪物を凝視する。
デッカード「こいつ、ボディの材質が盗まれた金属と一致している。ロボット……!?生体反応だと!生物なのか!?」
ドラス「ぐ…くるし……」
異形の生物の口から漏れるか細い声に、デッカードはそれを握る力を思わず緩めてしまう。
と、同時に、顔面に強烈な衝撃を受けて吹き飛んだ。
デッカード「ぐあっ!!!」
勇太「デッカード!!!」
二人「「デッカードっ!」」
二人がドラスに向けて拳銃を構えるが、突如全身に見えない衝撃が走り
銃を取り落としてしまう。
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ドラス「駄目だなぁ、おまわりさん。犯人はちゃんと、拘束しておかないと。
ロボットのくせに人間みたいな事を考えるんだね。子孫でもない
自分より弱い相手に同情する惰弱な生き物は人間だけだからね。
ちょっと演技すれば、すぐに引っ掛かってくれるから助かるよ」
デッカード「くっ……!」
ドラス「にしても、キミたちは不幸だよね。愚かな人間と同じように、感情なんてものが
プログラムされてるんだからさ」
デッカード「なんだと!?我々は人の心を得た事を一番の誇りに思っている!
人間の、心の素晴らしさがわからないのか!?」
ドラス「心が素晴らしい?馬鹿だね、感情ほど生き物に不必要なものはないんだ!
だから、感情に支配される人間は二流の生き物。淘汰されるべきなんだよ!
おまわりさんたちの敵の犯罪だって感情が引き起こしているんでしょ?」
デッカード「…だ、だが…」
ドラス「それに、キミたちロボットが感情なんてお笑い種だよ。所詮、ソレだって…
人間がプログラムした……?なんだろう、この生命エネルギーは…。
おまわりさんたち、普通のロボットじゃないね?」
デッカードのAIをコピーして作られた、超AIロボットはフォルツォイク事件以来、
ロボットを超越した、機会生命体へと進化している。ドラスの分析センサーは彼らの
体内に眠る、生命エネルギーを見抜いたのだ。
ドラス「ア・ハ・ハ…面白いや。壊しちゃおうと思ってたけど、やっぱり
キミたちは、ボクの新たな力になってもらう事にしたよ!」
ガンマックス「なにおぅ!」
ドリルボーイ「へーんだ!誰がお前なんかに!」
デッカード「もう容赦しない!お前を全力で逮捕する!」
勇太「行くよ!みんな!」
ドラス「ア・ハ・ハ・ハ・ハ!僕を逮捕?キミたちがいくら束になってかかっても、
僕には勝てないよ?でも、確かに一度に3人も相手にするのは、ちょっと面倒だね」
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すると、ドラスの体の一部が切り離されると、見る見る打ちに大きくなり、形が作られてくる。
それはクモのような8本の足に、女性の上半身を取り付けた、巨大な怪物であった。
クモ女「キシャーッ!!!」
ドラス「たくさんの金属を取り込んでおいてよかった。クモ女、 あのおまわりさんたちを、やっつけるんだ」
ガンマックス「あの野郎、分身しやがった!」
デッカード「こっちも応援を呼ぶんだ!」
勇太「うん、こちら友永勇太、………えっ!?」
突如、辺りが真っ暗になったかと思うと、周囲の空間が広がった。
辺りには、さきほどとはうって変わり、折れた石柱等が散乱している。
デッカード「なんだここは!?」
ドラス「ここはクモ女の巣だよ。外との連絡は一切取れない。さぁ、おまわりさんたち。
ようこそ、神の狩場へ…ハ・ハ・ハ・ハ、ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ!」
ドラスの甲高い耳障りな笑い声が周囲に響く。果たして、ブレイブポリスは
ネオ生命体によって齎された、絶体絶命の窮地を脱する事が出来るのか!?
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○ブレイブポリスの面々→東副総監復帰まで、正木本部長の指揮下に。
ソルブレインと金属窃盗事件の合同捜査を開始。
○ソルブレイン行動部隊の三人→都心の治安悪化のため、各々の任地から呼び戻され再結成。
ブレイブポリスと金属窃盗事件の合同捜査を開始。
○友永勇太→公害廃屋の地下でドラスと対決。
○デッカード→公害廃屋の地下でドラスと対決。
○ドリルボーイ→公害廃屋の地下でドラスと対決。
○ガンマックス→公害廃屋の地下でドラスと対決。
○加賀美陸→BP、SRBに不審な連続金属窃盗事件の合同捜査を命じる。
○正木俊介→東副総監復帰まで、ブレイブポリスを指揮下に加える。
●ドラス→今回の連続金属窃盗の犯人。隠れ家にやって来た、勇太とブレイブポリスを誘き出し
吸収しようとしている。
●クモ女→ドラスとともにブレイブポリスと共闘。勇太たちを、自分の『巣』へ引きずり込む。
なお、オリジナルよりも大きい。
○ブレイブポリスの一人、デュークは現在、ブレイブポリスUK復興のため日本を離れている。
○シャドウ丸は加賀美総監の指示で、地球教に関する隠密任務を負っているらしい。
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【今回の新登場】
○デッカード(勇者警察ジェイデッカー)
勇者刑事。友永勇太少年との触れあいで、超AIに心を宿した最初のロボット。
ブレイブポリスの超AIは、彼のものをベースに設計されている。
パトカーに変形。実直な性格。友永家の車庫で寝泊りしており、ご近所では、
友永パト吉として親しまれている。ジェイローダーと合体してジェイデッカーとなり、
さらにデュークファイヤーと大警察合体してファイヤージェイデッカーとなる。
なお、アニメ終盤で、ブレイブポリスの面々ともども、ロボットから
機会生命体へと進化を遂げている。
○マクレーン(勇者警察ジェイデッカー)
コンバット刑事。冷静沈着なビルドチームのリーダー格。判断力にも優れており、
戦術や作戦の立案も得意とする。クレーン車に変形。ビルドチーム3体で合体し
ビルドタイガー、さらにドリルボーイも加えてスーパービルドタイガーとなる。
○パワージョー(勇者警察ジェイデッカー)
カンフー刑事。ビルドチーム。少々がさつだが、さっぱりとした気性の熱血漢。
素早い身のこなしと豊富な打撃技を持つ。ショベルカーに変形。
○ダンプソン(勇者警察ジェイデッカー)
レスラー刑事。ビルドチーム。生真面目で頑固な性格で、
質実剛健をモットーとする肉体派。ダンプカーに変形。
○ドリルボーイ(勇者警察ジェイデッカー)
サッカー刑事。ビルドチーム。ドリルタンクとジェット機に変形。
精神が子供っぽく、無邪気で悪戯好き。
○ガンマックス(勇者警察ジェイデッカー)
白バイ刑事。ぶっきらぼうな性格で、スタンドプレーが多いが、
実は寂しがり屋。ガンバイクと合体してガンマックスアーマーに。
そしてマックスキャノンに変形し、ファイヤージェイデッカーの脇に合体する。
387 ○西尾大樹警視正/ソルブレイバー(特救指令ソルブレイン)
特装救急警察ソルブレイン行動隊部の隊長。アメリカ留学中にFBIで訓練を受けた。
文武両道で、強い正義感と熱い魂、そして優しい心を兼ね備えている。
犯人逮捕や障害物破壊に特化したソリッドスーツを纏い、ソルブレイバーとなる。
○樋口玲子警視/ソルジャンヌ(特救指令ソルブレイン)
ソルブレイン行動隊部の隊員。優しい性格だが、強い芯を持った女性。
医師でもあり、ソリッドスーツをプラスアップしてソルジャンヌとなり、
災害現場での負傷者の応急処置などに活躍する。
○増田純警部補(特救指令ソルブレイン)
ソルブレイン行動隊部の隊員。少々そそっかしいが、強い正義感を持つ熱血漢。
ソリッドスーツは持っていないが、大樹の捜査面でのサポート役として無くてはならない人物。
●ネオ生命体ドラス(仮面ライダーZO)
望月博士が生み出した完全生物。金属を吸収して、自在に操る事ができ、
高い戦闘力、生命力と知能を誇る。ただ、精神や声色は幼い子供そのもの。
博士を「パパ」と呼び、非常に強く執着しており、狂気の博士に教え込まれた
とおり、人類を滅ぼす事によって博士に認められると信じている。
●クモ女(仮面ライダーZO)
ドラスの細胞と液体金属で構成される傀儡。
八本の手足と、口から吐き出す糸が主な武器。
また、特殊な空間に相手を閉じ込める事が出来る。
最終更新:2020年11月08日 15:55