本編457~462

『エターナル・ソルジャー』

 作者・シャドームーン
457

シベリア地方…SKGBアジト***


死神博士「諸君らの技術提供により、我がGショッカーの戦闘員
 強化計画は大きく前進している。首領もこの成果を非常にお喜びだ」
コワルスキー「グフフフ…お褒め頂き光栄ですDr.シニガミ」
ロビンソン「なんのなんの、わてらの組織がこうして復興できたのも
 Gショッカーはんのおかげ…もっともっと優秀な素体をご用意
 させて頂きまっせ!」

人里から遠く離れた極寒の地の某所――
狼の彫像がシンボルのように天を仰ぐ、秘密施設の一室になにやら怪しげ
な男達が集まっていた。彼らが会話しているモニターに映る人物……
それは紛れも無く、かつて仮面ライダー1号2号と激戦を繰り広げていた
ショッカー大幹部・死神博士その人である。

コワルスキー「歴史の闇に消え往く運命だった、我がSKGBはソビエト連邦の
 復活により今また陽の目を見ましたからな。この上は全力でご恩返しをフフ」
ロビンソン「わてらMAXかて同じや。ターちゃんファミリーのおかげでケルベロス
 共々壊滅に追い込まれましたからな…GOD機関にはえろうお世話にゲヘヘ」
死神博士「SKGBが進めるロボ超人兵士とMAXの改造レスラープロジェクト…
 失われるには惜しい。我がGショッカーでは小癪なヒーロー共に単体で対抗
 し得る最強の兵士を欲している。そのためにはあらゆる実験と実戦テストに
 耐えられる強靭な素体が必要不可欠。両名にはこれからも期待しておるぞ」
コワルスキー「ハッ…! ご期待に添えるよう、努力致します」
ロビンソン「世界をGショッカーのもんにしてみせますさかい」

ズドォ―――ンッ!!!

怪しい男達が密会している建物に、突然爆発らしき轟音が鳴り響いた。
けたたましい警報音が鳴り、建物内が騒然となる。

ロビンソン「なっ…何事や! 長官はん!?」
コワルスキー「どうしたのだ管制室、応答しろ!」
モニター側の声「何者かの襲撃により、研究実験セクションが爆破されました!
 犯人はまだ生きている“素体”の何名かを脱走させ、尚も暴れています!」
死神博士「(まさか…もうライダーや宇宙刑事が嗅ぎ付けたのか?)」

現場に急行するSKGBの兵士と、黒装束にゴーグルという出で立ちの
GOD戦闘工作員が出くわしたのは…しかし、死神博士が危惧している
ヒーロー達ではなかった。その戦士は――黒い仮面に黒いヘルメット、
さらに黒のショルダーアーマーにブーツを装着しており、左右の肘と膝部に
レスリングの試合で身に着けるようなサポーターらしきものが見える。

ウォーズマン「…コ――…ホ――…」

SKGB兵「ゲェ――ッ…キ、キサマは!!」
GOD戦闘工作員「ジー! よくもGショッカーの邪魔をしてくれたな!」
ウォーズマン「ベアー・クロー!」

駆け着けた兵士達の一斉射撃を掻い潜り、その黒い戦士はナックルガードから
飛び出したクローと卓越した格闘技で彼らを次々に薙ぎ倒して行く。
その様子が男達のいる部屋のモニターに映し出され、葉巻を咥えた軍服姿の
ロシア人の男が、歯軋りしながら画面を叩いた。

ロビンソン「長官はん、知り合いでっか?」
コワルスキー「グゥ~~~ッ…ウォーズマン、忌わしき失敗作のポンコツめ!」
死神博士「ほう。賊はコワルスキー…君の組織の遺物かね」
コワルスキー「申し訳ございません…とんだ醜態を! こやつは我が組織を
 脱走し、今や正義超人などという軟弱集団の一員に成り果てた
 ロボ超人兵士“アジーン(第1号)”ウォーズマンめにございます…」
死神博士「正義超人だと? その者達は我がGショッカーに弓引く輩と
 ほぼ同類…連中と手を組まれでもしたら厄介な事になるな…。
 コワルスキー長官! その男は君達の手で必ず始末したまえ!!」

死神博士の映っているモニター映像が、プツリと切れる。

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コワルスキー「ハハーッ!(くう、折角ここまでGショッカーの信頼を
 築いたというのに…ギギギ許さん、許さんぞウォーズマンめ!!)」
ロビンソン「長官はん、ここはあんたの腕の見せ所やでぇっ!」
コワルスキー「フフ…ご安心を。奴を破壊するのに最適なロボ超人が
 今日完成したばかりです。…“あれ”をウォーズマンと戦わせろ!!」
モニターの声「…ハッ。コワルスキー長官」

研究実験セクションでは、破壊された実験用の調整槽のガラス片や、
たくさんの被験者らしき人々の顔写真が貼付されたファイルなどが床に
散乱していた。割れた実験カプセルから…哀れにも生物と機械の中間
のような姿にされた女が、何かを懇願するように手を伸ばしている。

ウォーズマン「コーホー…」

ウォーズマンはその手を、そっと握ってやった。すると彼女は、目から一滴の
涙を流し…眠るように息絶えた。機械化されたスコープのような片目を、
彼は死者を悼むように閉じさせる仕草をした。

ミハイルマン「ニコ……」
ウォーズマン「…!! パ、パーパ」

突然背後から語りかけて来た人物に、ウォーズマンは驚いて振り返った。
そこに立っていたのは、彼の心の中に生きている大切な存在…

ウォーズマン「いや…パーパであるはずがない。SKGBめ、汚い真似を!」

ベアークローを構え、迎撃の体勢に入ろうとするウォーズマン。
彼の目の前に立つ人物も、同じく拳からベアークローを出し身構える。

ミハイルマン「大きくなったなあニコ…。その立派な姿を、マーマが見たらどんなに喜ぶか」
ウォーズマン「パーパは死んだ! …オレと、マーマの目の前で!!」
ミハイルマン「ニコ…Gショッカーはいいところだぞ。お前もパーパと働かないか」
ウォーズマン「スクリュー・ドライバー!!」

その人物が呟く言葉を振り払うように、彼は左手のクローを突き出し体に
高速回転を加えた、「超人削岩機」と化して標的を狙う。
そしてその一撃は、見事に敵の体の中心を捉え風穴を開けたかに見えたが――

ウォーズマン「…~~~っ」
ミハイルマン「ハハハいけないなあニコ…戦うために、殺戮のために造られた
 ロボ超人が、直前で迷って攻撃を止めたりしては!」

ウォーズマンのベアークローは、穿つ事を躊躇したのか…敵の僅か数ミリという
ところで寸止めしていた。逆に、相手のクローは彼の心臓付近を貫いている…
黒い仮面に備える両目のスリットからは、止め処なく…“涙”が溢れていた。

ミハイルマン「マシーンが涙とは…やはりお前はとんだ出来損ないだったようだ。
 パーパは悲しい、悲しいぞお~~ニコ…ケケケケケ、シネッ!!」

???「リングブーメラン!」

突然窓をブチ割り、車輪形の「輪」が飛び込んで来た。
それはブーメランのように飛び、ウォーズマンを貫いているロボ超人兵士の
腕を切断する。その武器を投げた戦士が、窓から飛び込みウォーズマンを
抱えて肩を貸した。赤いボディの見知らぬロボットを、彼は見上げた。

ウォーズマン「誰かは知らないが…助かったぜ」
リングマン「オレはリングマン、Dr.コサックナンバーズのロボットポリスだ。
 数日前から張り込んでたんだが…突入前にあんたが騒ぎを起してね」
ウォーズマン「フッ…ロボポリスもここを突き止めていたか…
 とんだ迷惑をかけちまったようだな…すまない」
リングマン「いや、おかげで生存者の救出には成功した…感謝している」
ウォーズマン「オレのこの手で…彼らを救い出したかったんだ…う…」
リングマン「おい? いかん、急いで博士のところへ…!」

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ミハイルマン「ニガサン…キサマラ、マトメテハカイスル!!」
ウォーズマン「…くらえーッ!」

襲い掛かるロボ超人兵士目掛け、ウォーズマンはベアークローの手首を
外して投げつけた。それは回転しながら敵の頭を貫き破壊した。

SKGB兵「逃がすなーっ!」
GOD戦闘工作員「ジー!!」

リングマン「まずいな新手か…さあ、こっちだ!」

リングマンは負傷しているウォーズマンを抱え、先程入ってきた窓から
外の雪原に飛び降り脱出した。彼の合図で雪の中に待機していた
ロボットポリス隊が一斉に現れ、施設に突入を敢行する。

ロビンソン「おわー! け、警察やでぇ!」
コワルスキー「あのロボット…クソッ、Dr.コサックめ!!」

施設の中を飛び交う怒号と、銃声、金属と金属の激突音。
その騒ぎを聴きながら、ウォーズマンの意識は薄れていった…――


◇    ◇


コサック博士の研究所***



ウォーズマン「……? ここは…」
カリンカ「あっ、まだ起き上がっちゃダメよ! お父様…」
コサック「気がついたかね。私はコサック。リングマンを造った科学者さ…
 ここは私の研究所だ、安心してくれたまえ」
ウォーズマン「貴方が世界的に有名なロボット工学博士の
 Dr.コサック…オレの体を修理してくれたんですか」
コサック「ウム…勝手な事をしてしまったかな…なら謝罪するよ。
 なにしろ、君の体は…―――…」
ウォーズマン「いえ…ありがとうございます」
コサック「他に何か困った事があれば、遠慮なく言って欲しい。
 私で力になれる事があるなら、協力は惜しまんよ」
ウォーズマン「感謝します博士。しかし何故そこまで…」
コサック「君が平和のために戦っている正義超人ということは
 知っておるよ。それに我がロシアの英雄だということもね…
 私は過去に犯した罪を償うために、平和への貢献は義務
 だと思っている。おっと…すまんが、少し席を外させてもらうよ」

コサック博士は後でまた様子を見に来ると告げて、娘のカリンカとリングマンと
同じナンバーズのダイブマンを付き添いに残して部屋を出て行った。

ウォーズマン「過去に犯した罪…?」
カリンカ「お父様は…私がDr.ワイリーに攫われた時、
 仕方なくロボット達を使って世界征服の手助けをしたの。
 でも信じて! お父様は、本当はとっても……!」
ウォーズマン「分かっているよ。君のお父さんは、もう充分な程
 信用回復のために奔走し、努力して来られたはず…
 オレのコンピューターにもそう記録されている。
 なによりあの方の目には、邪悪な野心など全く感じられない」
カリンカ「あなた…ロボットなのに、どこか皆と違うわ」
ウォーズマン「オレは完全なロボットとは違うから…」
ダイブマン「どういう事だ??」
ウォーズマン「これだから、仕方ないのさ」

ウォーズマンは握手を求める手を差し出した。
ダイブマンがよく分からず彼の握手に応じると―――

ダイブマン「あ…温かい! ロボットなのに…体温が、ある!?」
ウォーズマン「オレはロボ超人。ロボットでも、超人でもない…
 生物と機械を半身づつ持って生まれた超人なんだ」
カリンカ「それじゃあ…あなたは、人間に作ってもらったのとは違うの?」
ウォーズマン「オレの両親は人間と超人だった…だが超人の父は、
 永遠の強さを求めて超人から機械超人へ生まれ変わる手術を受けた。
 だがどんなに姿が変わっても、母は父を心から愛し続けた…
 そしてオレをこの世に産んでくれた」
ダイブマン「ロボットと人間が…!? そんなバ…」
カリンカ「ダイブマン!!」
ダイブマン「あ…。す、すまんつい…」
カリンカ「ごめんなさい…余計な事、聞いたみたいで…」
ウォーズマン「気にしないでくれ。オレは母から受け継いだ人間の血も、
 父から受け継いだ機械の体も…大切なオレの一部だと思っている。
 昔は超人からもロボットからも迫害を受け、荒んでいた時もあった…
 しかし今のオレには…こんなオレでも、“仲間”がいるからな」
カリンカ「仲間…あなたが助けようとした人達?」
ウォーズマン「彼らもそうだが、今話した連中とは違う。
 あいつらは…生身の超人でありながら、ロボ超人の
 オレと友人として対等に付き合い、接してくれた……」

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リングマン「それが、キン肉マンを始めとする正義超人ってわけか」

ドアを開けてリングマンが食事を持って入って来た。
彼らロボットの食事はエネルギー缶―通称「E缶」のみだが、
半分が生体組織と器官を持つウォーズマンは人間と同じ
食物を普通に摂ることができるのだ。

カリンカ「リングマン、知ってるの?」
リングマン「日本にいるライト博士が教えてくれてね…ま、受け売りさ」
ダイブマン「そういやライト博士は格闘技観戦が大好きだったなぁ」
ウォーズマン「トーマス・ライト博士…ロボット工学の父と呼ばれる方だな」
リングマン「流石はファイティングコンピューター・ウォーズマン…
 あんたの事も、少し聞いていたぜ。優れた超人を愛国心に
 付け込み集め、戦争用のロボ超人兵士に改造し世界中に
 売り捌く犯罪組織SKGB…通称ヴォルグ・コームナタ(狼の部屋)。
 ここの最初期の被験者リストに、ミハイル・ボルコフという当時無敗を
 誇っていた超人レスラーの名があった…もしや、あんたの…?」

ウォーズマン「そうミハイルは…オレのパーパだ」
リングマン「やはりか。その死んだはずのミハイルマンが、あの部屋で
 あんたと戦っていたわけは…GOD。さらにGショッカーという言葉が
 関係しているんじゃないのか?」
ウォーズマン「ソビエトが復活し、息を潜めていたSKGBが活動を再開
 した…オレは再び祖国の未来ある超人を、従順な殺人マシーンに
 造り変えようとしているヤツらが許せなかった。昔の伝手を頼り、
 独自に調べていくうちに、GOD機関という秘密組織が一連の政変に
 裏で糸を引いている事が判明した…その背後に、Gショッカーがいる」
リングマン「もう一つ。MAXという謎の異種格闘技団体を知っているか?
 資料によればケルベロスと名乗る研究機関と結託し、非人道的な
 人体改造を行っていたらしいが…この連中も、過去に壊滅に追い
 こまれボスや幹部、科学グループが多数逮捕されている。
 …が、何名かは脱獄して行方不明。そのうちの一人が、あそこにいたぜ」

ウォーズマン「そうだ…! ヤツらは、逮捕できたのか!?」
リングマン「すまん…MAXのロビンソンは捕らえたが、SKGBの長官には
 逃げられてしまった」
ウォーズマン「そうか……」
リングマン「面目ない。だがロビンソンの口から、連中の企みと実体が少しは
 分かるはずだ。特にGショッカー…おそらくヤツらは、SKGBとMAXの技術
 を合わせて利用し、より強力な戦力を開発しようとしているんだろう」
ウォーズマン「人間や超人、それにロボット達の命を平然と弄ぶヤツらを、
 オレは絶対に許せん……あのロボ超人は、パーパの…ミハイルマンの
 姿をしていたがミハイルマンではない。心が欠片もない…これ以上、
 あんな戦士達を生み出してはいけないんだ!!」
リングマン「この事件はオレの部署の管轄でな。任せてもらおう、と言いたいが、
 そしたらあんた、多分勝手に動くんだろう? …仕方がない、協力してくれ」
ウォーズマン「そうさせてもらう。オレは正義超人として、悪の手から人間を守る
 使命がある。SKGBを叩き潰し、同胞を救うこともな…」
リングマン「日本のロボット警察ブレイブポリスからGOD機関やGショッカーに
 関する情報は送ってもらった。ここは焦らず対策を練ろう」

ウォーズマンはコサックナンバーズのロボット達と話し合いながら、
懐かしい第二の故郷である日本を思い出していた。
一つの戦いが終り、仲間達のほとんどは平穏な日々の中で愛する
家庭を持った者も多い。ロボ超人ゆえに年齢を取ることはなく、
ロボ超人ゆえに家族というものに縁がなく………
常に戦いの世界に身を置いて生きてきた「ファイティングコンピューター」
彼は、そんな生涯の中でも超人以外の新しい仲間に出会えたことを、
母ナターシャと父ミハイルマンに心から…感謝していた―――


○ウォーズマン→Gショッカーの息がかかるSKGBアジトを襲撃、生存者を解放する。
○リングマン→ウォーズマンを救出し、コサック博士の研究所へ運ぶ
○コサック博士→戦闘で傷ついたウォーズマンを修理する
●死神博士→SKGBとMAXを利用し、ヒーローと渡り合える強化戦闘員を開発中。
●コワルスキー長官→GODの手引きでSKGBを復活させ、死神博士のために働く
●ミスターロビンソン→GODの手引きでMAXを密かに復活させ、改造実験の素体
 となる改造レスラーをGショッカーへ回している。ロボポリスに逮捕される。

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【今回の新規登場】
○ウォーズマン(キン肉マン、スクラップ三太夫、ウォーズマンビギンズ~仮面の告白~)
本名ニコライ・ボルコフ。人間の母と機械超人の父との間に生まれた「ロボ超人」ゆえに、
幼い頃から人間からもロボットからも蔑まれ迫害を受け続ける。バラクーダ(ロビンマスク)と
出会い、冷酷非情な残虐超人の精神を叩き込まれる。対戦相手を血祭りに上げる日々
の中で技を研ぎ澄ましていくが、超人オリンピック決勝でキン肉マンと戦いフェアな戦いの
素晴らしさと「友情」という感情をインプットし、正義超人となった。数々の戦いで命を落とすが、
超人墓場に在っても懸命に働き命の玉を三つも集め、それを躊躇なくキン肉マンに脱出手段
として渡すなど、無口ながら心に秘める情愛の心は誰よりも熱い。後年、恩師ロビンの息子
ケビンマスクに幻の必殺技「OLAP」を習得させ、自分が果たせなかった超人オリンピックでの
ロビン王朝優勝を見事成就させる。とある時空で港シティ署のロボポリスをしていた事もある(?)
代表的なフェイバリットホールドは「スクリュー・ドライバー」と「パロ・スペシャル」他

○コサック博士(ロックマン4新たなる野望!!、ロックマンメガミックス)
本名ミハイル=セルゲイビッチ=コサック。ロシアのロボット工学博士で平和を愛する
人物だったが、一人娘であるカリンカを悪の天才科学者Dr.ワイリーに人質にされ、
やむなく自ら開発した8体のロボットを率いロックマンと対決した過去を持つ。
事件解決後はDr.ライトの力添えもあり、学会にカムバックを果たし、それまで以上に
平和利用の為のロボット工学研究に尽力している。懲りることなく挑戦を繰り返す
Dr.ワイリーと戦い続けるロックマンにサポートメカ「ビート」をプレゼントした。

○カリンカ(ロックマン4新たなる野望!!、ロックマンメガミックス)
コサック博士の一人娘。バレエとピアノが得意で、大きなお城のお姫様になるのが夢。
そのせいかコサック博士の研究所はキャッスル風の外観である。ワイリーに攫われて
ロックマンとコサック博士の対決の直接原因となった事がある。父親が時には自分
以上に夢中になる「ロボット」に対し、嫉妬に近い感情を持っていた。
しかし助けてくれたブルースやロックマン、自分と同じ年頃の少女型ロボットである
ロールと触れ合い彼女なりに思い感じるようになった。

○リングマン(ロックマン4新たなる野望!!、ロックマンメガミックス)
Dr.コサックナンバーズ030。ロボットを使用した犯罪増加に対応する為の
ポリスロボットとして製作された。特殊武器「リングブーメラン」は直接犯罪者
=人間を相手にした場合に殺傷力を抑えた使い方ができる点で、ロボット
三原則に反する行動が取れない設計だったが、対ロックマン用の改修により
それまでかかっていたリミッターが解除された。事件解決後は元通りポリスロボット
の任務に就いており、ロックマンらDr.ライトナンバーズの良き協力者である。

○ダイブマン(ロックマン4新たなる野望!!、ロックマンメガミックス)
Dr.コサックナンバーズ031。漁業関係用に開発された水中探査ロボット。
超音波ソナーで視界の悪い状況下でも目標を捕らえることが可能である。
特殊武器「ダイブミサイル」はレーザー追尾方式をとったホーミングミサイル。
対ロックマン用に改修されてからは装甲が厚く足の裏に装備されたスクリューで
自らが目標物に対して突進するようになった。猪突猛進な海の男。

462●死神博士=プロフェッサーK(仮面ライダー、仮面ライダーV3、星雲仮面マシンマン他)
ロシア人と日本人のハーフで本名はイワン・タワノビッチ。
かつて仮面ライダー1号に倒された、ショッカー大幹部の一人。
ショッカースイス支部から首領の招きを受けて来日したが、度重なるダブルライダー
の活躍で計画を悉く粉砕され南米支部に更迭された。改造人間製作の権威
でありその悪魔的頭脳で数々の怪人を生み出し、自身も怪人イカデビルとなって
1号ライダーに勝負を挑んだが無念の死を遂げた。後にデストロンの五大幹部
投入作戦で復活させられる。裏の顔としてテンタクル首領プロフェッサーKを持ち、
ご町内では子供嫌いの偏屈老人として有名。無類のスペイン愛好家でもある。
最愛の妹ナターシャをいつか蘇らせる方法を常に研究している…。

●GOD戦闘工作員(仮面ライダーX)
ソビエト連邦復活の影で暗躍する、GOD秘密機関の戦闘工作員。
あらゆる諜報活動と格闘術に精通しているプロフェッショナルで構成された
集団であり、戦闘員としての任務遂行能力は非常に高い。

●ミスターロビンソン(新ジャングルの王者ターちゃん)
地下レスリングを母体とする裏の異種格闘技団体MAXの幹部。
非人道的な人体改造を行うケルベロス研究所に資金提供を行い、世界中から
集めた優れた格闘家を改造人間にして表の格闘界を支配する野望を持つ。
ターちゃん一家との攻防の末、MAXオーナーダグラスとケルベロス所長ベイツらと
共に国連軍に逮捕されたが、GOD機関の暗躍により脱獄。死亡した選手をも
蘇生させる高い改造技術を用い、Gショッカー戦闘員強化計画に加担している。
尚MAXにはミスターQ、ミスターRなど世界を又に駆け優秀な人材を集める・
もしくは拉致するプロモーターはいくらでも代わりがおり、ロボットポリスに逮捕された
今、用済みの彼を待つのはGOD機関による死の制裁だけである…。

●コワルスキー長官(ウォーズマンビギンズ~仮面の告白~)
ソビエト時代に創設されたSKGB(超人レスラー国家保安委員会)の責任者。
「国威発揚のための超人レスラーの育成をもって旨とする」などの甘言で祖国への
愛国心が強い者が多いロシア超人を次々に集め、過酷な戦闘訓練を行わせる。
…がそれは建前に過ぎず、SKGB本来の創設理由は戦争用のロボ超人兵士を
次々に量産することであった。ペレストロイカ後は衰退の一途を辿ったが、GOD機関
の暗躍で突如崩壊したソ連が復活、それに伴い再び胎動を開始した…。
Gショッカー戦闘員強化計画に機械化改造技術を用いた試作素体を提供している。

●ミハイルマン(偽)(ウォーズマンビギンズ~仮面の告白~半オリジナル)
本名ミハイル・ボルコフ。正義超人ウォーズマンの父親で超人レスリングの
東ヨーロッパチャンピオンとして無敗を誇り、愛する妻ナターシャと共に各国を遠征していた。
やがていつか若い超人に脅かされる日を恐れ、永遠の若さと強さを渇望してSKGBの息が
かかったチェコの科学者の元へ赴き、機械超人の改造手術を受ける。妻との間に息子
ニコライを授かったが、試合中に突如暴走、対戦相手とレフェリーを惨殺してしまう。
我に返った彼は悲しみの声を上げ、妻子の目前で自爆ボタンを押し自ら報いを受けた。
これはミハイルマンのデータと姿を模したレプリカロボ超人兵士である。

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最終更新:2020年11月08日 16:05