『絆は種族を超えて…』-8
作者・ユガミ博士
499-14
真吾少年や美樹を助け出すべく、悪魔将軍やぬらりひょん、シレーヌに
立ち向かう、鬼太郎やデビルマン達。その配下の妖怪やデーモン族、
地下超人を相手に奮闘していた。
鬼太郎「今すぐ、真吾君を解放しろ!ぬらりひょん」
ぬらりひょん「この儂が解放すると思うか、鬼太郎!」
鬼太郎は自身の髪の毛針を槍の様に伸ばし、ぬらりひょんも
仕込み刀で応戦していた。
モリガン「あなたが相手をしてくれるのかしら?」
シレーヌ「ほざけッ!」
モリガン「ふふっ、踊りましょう!」
モリガンはシレーヌと対峙。シレーヌは両腕を切り離し、ブーメランの
様にモリガンに向けて飛ばす。それをモリガンは踊る様に回避していく。
百目「悪魔くんを返すだもーん!」
氷村「おっと、させねえぜ!ぐぉぉぉ!!」
幽子「きゃぁー!」
真吾「百目!幽子!」
真吾少年を助けようと百目と幽子が駆け寄るが、その前に氷村が
立ち塞がり、正体である妖獣ヒムラーに変身すると、その鋭い爪で
斬りつけてくる。
飛影「ふんっ!」
ヒムラー「むっ...俺の攻撃を止めるとは、やるなあ!」
飛影「雑魚ばかりで飽きてきた所だ。相手をしてもらうぞ!」
百目「あ、ありがとう何だモン!」
飛影「...離れていろ。邪魔だ」
百目「う...うん(何だろう?僕と同じ様な...そうじゃないような感じがするモン?)」
ヒムラーの攻撃を飛影が止める。助けられた百目は飛影から、
同じ百目族みたいな気配を感じ取るが、飛影が魔界整体師、時雨によって
【邪眼】を身に着けた事を百目は知らない。
悪魔将軍「向こうは盛り上がっているようだな。では、デビルマンよ。
我々も戦いを始めるとしよう」
デビルマン「だったら、俺から仕掛けさせてもらうぜ!オラァ!」
鬼太郎達が奮闘している一方、悪魔将軍とデビルマンも戦いを開始する。
早速デビルマンが悪魔将軍に殴りかかったが、悪魔将軍はビクともしなかった。
悪魔将軍「バゴア、バゴア!俺は体の硬度を自由自在に変える事が出来る。
今、自分の体をダイヤモンドに変えたのだ!」
デビルマン「何だとぉ~!」
悪魔将軍は、その能力で自分の体をダイヤモンドに変える。流石のデビルマンも
ダイヤモンドには歯が立たなかった。
悪魔将軍「それに今の俺はこんな事も出来るのだ!ムン!」
デビルマン「指先から炎だと!」
悪魔将軍は指先から炎を出してデビルマンに攻撃。さらに続けて
強風を起こしたり、雷を出してデビルマンを攻撃した。
真吾「...あれはユルグの炎!それに鳥乙女のピンクハリケーンに
メフィスト2世の雷!」
百目「12使徒の皆の力が使えるのかモン!?」
悪魔将軍「その通り!俺は身体に取り込んだ者の能力や技を使う事が出来るのだ!」
デビルマン「何だって!」
悪魔将軍が使う技は、仲間である12使徒の技や能力である事に気が付く真吾少年に
悪魔将軍は自身の能力を明かす。
真吾「皆を助けないと...ソロモンの笛なら!」
悪魔将軍が仲間達の能力を使うのを見て、悪魔将軍に吸収された
12使徒達を助けたいと思う真吾少年は、ソロモンの笛の力なら、
解放できるかもしれないと考えるが身動きがとれなかった。
そんな時、何かが近づく音が聞こえる。
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一同は近づいてくるの物に警戒していると、突如、刀で斬ったかの様に
壁が切断され、大きな音と共に壁が崩れると、大きな車両が出現する。
一護「ここが鬼太郎っていう妖怪がいる場所か?」
ザ・ニンジャ「左様。間違いないでござる」
車両―【龍亀一號】の屋根の上から死神の姿となった一護と
ザ・ニンジャが降りてくる。先程の事は一護が斬魄刀で壁を斬って
壊したのであった。
子泣き「待たせてしまったのう、鬼太郎」
砂かけ「大丈夫か、皆!?」
目玉おやじ「おお、砂かけ達も一緒じゃったか!」
鬼太郎「一体、これは?」
夜行「この人間達に連れてきてもらったんじゃ」
龍亀一號から鬼太郎の仲間である砂かけ達も降りてくる。鬼太郎は
突然の出来事に戸惑うが、夜行は自分達を連れて来た零児達を
引き合わせる。
零児「日本の特務機関【森羅】の有栖零児だ。閻魔大王から埋もれ木真吾少年を
助けだす為、ゲゲゲの鬼太郎の援軍として派遣されてきた」
小牟「ワシらが来たからには、安心するがよいぞ♪」
零児は鬼太郎に、自分達が閻魔大王の命で来た事を手短に話す。
デミトリ「また貴様達か...」
モリガン「つくづく縁があるようね。私達」
零児「デミトリにモリガン!来ていたのか」
小牟「まぁ、こうなると思っていたがのう...」
過去の事件で零児達と共に解決したデミトリとモリガンだが、
何度も遭遇している事に、デミトリはやや呆れていた。
飛影「浦飯...貴様も来たのか」
幽助「何だよ。飛影も来ていたのかよ!奇遇だな」
そして幽助も飛影と再会する。幽助は気軽に飛影に声を掛けた。
ぬらりひょん「...なるほど。貴様らが【逢魔】の連中と敵対している
森羅という組織か」
零児「なぜ逢魔を知っている。まさか、この件に逢魔も関わっているのか!」
ぬらりひょん「ふふふ。我ら日本妖怪や西洋妖怪...多くの妖怪や物の怪は、
ある“御方”の下、妖怪帝国を築いたのだ!逢魔もその一員よ」
小牟「妖怪帝国じゃと!」
ルキア「...そういえば、妖怪帝国なる組織が虚(ホロウ)を取り込んで、
不穏な動きをしているという噂を魂尸界で耳にした事がある。
まさか本当だったとは...!」
ぬらりひょんは森羅の敵対組織である逢魔が妖怪帝国の一員である事を
話す。そしてルキアは魂尸界で聞いた妖怪帝国についての噂を思い出した。
零児「これは、詳しく事情を聞く必要があるようだな。裏嶋博士、龍亀一號を
下げて待機してくれ」
裏嶋「ええ、戦闘は任せるわ。龍亀一號もメンテナンスが必要だし」
ねずみ男「じゃあ、お姉サマはこの僕がお守りします!」
砂かけ「お前さんを置いておけるか!こっちに加勢せい!」
ねずみ男「そんなぁ~(泣」
夜行「鬼太郎。儂は裏嶋博士と、メンテナンスをしておる。頑張るのじゃぞ!」
鬼太郎「分かった。夜行さん!」
逢魔の事を詳しく聞くため、零児は愛用の拳銃である「金(ゴールド)」を
構える。そして龍亀一號のメンテナンスを行うべく、裏嶋が下がる事になり、
ねずみ男もついて行こうとしたが、砂かけに止められた。そしてメンテナンスには
夜行が手伝う事になる。
悪魔将軍「...話は終わったか?何人掛かってこようが、我が【地獄の断頭台】の
餌食にしてくれよう」
ザ・ニンジャ「悪魔将軍!...その姿、やはり12使徒と見えない学校を吸収したか」
悪魔将軍「悪魔六騎士の1人、ザ・ニンジャよ。今一度、我が軍門に戻る気になったか?」
ザ・ニンジャ「無論、その様な事は毛頭ないでござる!悪魔将軍...いや、サタンの
化身よ、悪魔くんの仲間である12使徒達を解放し、今一度地獄へお帰りになって
もらうでござる!」
一度は悪魔六騎士の1人として、悪魔超人の軍門に降ったザ・ニンジャは、正義超人に
目覚めた者として、悪魔将軍に立ち向かう。
デビルマン「誰だか知らねえが、奴(悪魔将軍)は俺の獲物だ。邪魔をするんじゃねえ!」
零児「奴は?」
鬼太郎「僕らもよく知らないのですが、デビルマンというデーモン族の悪魔ですが、
どうやら、あそこで捕まっている女性を助けようと戦っているんです」
デビルマンは美樹を助け出す為、現れた零児達に「悪魔将軍を倒す邪魔をするな」と
睨みつける。デビルマンの事を知らない零児は鬼太郎に聞くと、鬼太郎はデビルマンが
人間の女性、牧村美樹を助ける為に戦っている事を話す。
悪魔将軍「今度こそ、話は終わったようだな...では、戦いの続きだ!」
零児達が鬼太郎達に合流し、後半戦が始まるのであった。
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◯鬼太郎→ぬらりひょんを相手に戦う。
◯砂かけばばあ→鬼太郎達に合流する。
◯子泣きじじい→鬼太郎に合流する。
◯ねずみ男→裏嶋についていこうとするが、砂かけに引き留められる。
◯夜行さん→裏嶋のメンテナンスを手伝うべく、戦いの場から下がる。
●ぬらりひょん→鬼太郎を相手に戦い、零児達に逢魔が妖怪帝国の
一員になっている事を明かす。
◯モリガン・アーンスランド→シレーヌを相手に戦う。
◯飛影→百目を助け、ヒムラーを相手に戦う。
◯浦飯幽助→鬼太郎達に合流し、飛影と再会する。
◯埋もれ木真吾→悪魔将軍が12使徒の技を使っている事に気が付く。
◯百目→真吾を助けようとするが、ヒムラーの攻撃を受ける。そこを
飛影に助けられる。
◯幽子→真吾を助けようとするが、ヒムラーの攻撃を受ける。そこを
飛影に助けられる。
◯デビルマン→悪魔将軍を相手に戦う。
●シレーヌ→モリガンを相手に戦う。
●氷村巌/ヒムラー→元の姿に戻り、百目と幽子を攻撃。飛影を相手に戦う。
●悪魔将軍→吸収した12使徒の技で、デビルマンを攻撃する。
◯ザ・ニンジャ→鬼太郎達に合流する。
◯黒崎一護→斬魄刀で壁を破壊する。
◯朽木ルキア→妖怪帝国の噂を思い出す。
◯有栖零児→鬼太郎達に合流する。
◯小牟→鬼太郎達に合流する。
◯浦嶋千鶴→鬼太郎達に合流し、龍亀一號のメンテナンスをする為、
夜行と共に戦いの場から下がる。
最終更新:2020年11月08日 16:15