本編499-17~19

『絆は種族を超えて…』-9

 作者・ユガミ博士

499-17

戦闘が再開し、龍亀一號の所へ数体のデーモン族が迫るが、幽助、
一護、ルキア、チャド、井上が龍亀一號の前に立つ。

一護「井上!お前は博士達を守ってくれ」
井上「分かった。黒崎君!」
ヘンゲ「俺の名はヘンゲ。デーモン族の恐ろしさを味わってもらおう!」
ゲルゲ「同じく、ゲルゲ!」
ベトラ「同じく、ベトラ!」
ロクフェル「俺の名はロクフェル!」
幽助「へっ!雑魚が何体こようが蹴散らしてやるぜ」
ヘンゲ「何だとぉ!この人間風情がっ!バォォォン!!」

一護は井上に裏嶋達を守る様、指示を出す。幽助はヘンゲ達デーモン族の
妖獣を相手に挑発し、怒ったヘンゲは自身の姿をマンモスに変え、他の妖獣達と
共に一斉に襲い掛かる。

一護「ハァァ!」ズバァ
チャド「巨人の一撃(エル...ディレクト)!」
ルキア「舞え...【袖白雪】」
幽助「レイガァァン!」
ヘンゲ&ゲルゲ&ベトラ&ロクフェル「「「「ギャァァァァ!!!!」」」」

一斉に襲い掛かったヘンゲ達だったが、一護は【天鎖斬月】で一刀に斬り、
ルキアは自身の斬魄刀である【袖白雪】で凍らせ、チャドは霊子を纏った
パンチ【巨人の一撃】を繰り出し、そして幽助は指先から霊力を撃ちだす
【霊丸】であっという間に葬った。

ヘンゲ「ば...馬鹿な...」
幽助「ケッ!やっぱり雑魚じゃねえか」

デビルマンならいざ知らず、只の人間と思って舐めていたヘンゲ達だったが、
これまで多くの強敵と戦ってきた幽助や一護達にとっては最早、只の雑魚でしか
なく、ヘンゲ達はそのまま息絶える。

シレーヌ「ヘンゲ達が!おのれぇ~!」
モリガン「あら?まだダンスは終わってないわよ。ソウルフィスト」
シレーヌ「ぐぅぅ!」
モリガン「続けて...バルキリーターン!」
シレーヌ「ぐわぁ!」
モリガン「フィニッシュは...ダークネスイリュージョン!!」
シレーヌ「ぐわぁぁぁぁ!」

ヘンゲ達が一護達に倒された事に動揺するシレーヌだが、モリガンの
ソウルフィスト、バルキリーターン、ダークネスイリュージョンと立て続けに
技のラッシュを喰らい、大ダメージを受けてしまう。

シレーヌ「うぅ...ダメージを受け過ぎたか。仕方が無い、撤退だ」
モリガン「あらあら、もう終わりなのね」

ダメージを受け過ぎたので、撤退する事を決めたシレーヌは、自身の
身体を蝶に変えて、その場から消える。モリガンはバトルが終わった事に
残念そうな事を口にするが、表情とかは、残念とは思ってなさそうだった。



499-18

ヒムラー「チィ!シレーヌめ...逃げやがったか」
飛影「どこを見ている...貴様の相手は俺だ!」ザシュ
ヒムラー「ぐわぁぁ、俺の腕がぁぁぁ」

飛影と戦っていたヒムラーはシレーヌが撤退した事の隙をつかれ、
その腕を手刀で切り落とされてしまう。

ヒムラー「ぐぅぅぅ、こうなれば仕方が無い。俺も撤退だ!」

ヒムラーは黒煙を周囲にまき散らし、闇にまぎれて撤退をしようとする。

百目「何にも見えないモン!」
ヒムラー「(今の内に...)」
飛影「無駄だ...邪王炎殺剣!」
ヒムラー「何だとォ!ギャァァァ!」

逃げようとしたヒムラーだが、飛影は額の邪眼を開き、その姿を捕え、
自らの妖気と炎を融合させて作りだした剣、【邪王炎殺剣】でヒムラーを
真っ二つに斬り、ヒムラーは消滅する。

百目「...ハッ!悪魔くーん!」
幽子「大丈夫!?悪魔くん」
真吾「...何とか大丈夫だよ。ありがとうございます。ええと...飛影さん」
飛影「フン...偶々だ」

ヒムラーが倒され、黒煙が晴れると百目と幽子は真吾少年の下に駆け寄り、
ついに真吾少年は助け出される。真吾少年は飛影に助けてもらったお礼を
言うが、飛影は素っ気ない返事をした。

ぬらりひょん「むぅ...デーモン族は皆全滅してしまったか!」
鬼太郎「これ以上の戦闘は無意味だ。どうする、ぬらりひょん!」
零児「おとなしく、貴様の知っている情報を吐いてもらうぞ」

一方、鬼太郎達とぬらりひょんの戦いに零児と小牟が加わる。
デーモン族も全滅し、鬼太郎と零児はぬらりひょんに降伏を迫る。

ぬらりひょん「まだ終わらぬわ!朱の盆、貴様も隅っこで縮こまっておらんで
 儂を助けぬか!」
朱の盆「ハ、ハイィィ!うおぉぉぉぉ!」
猫娘「ニャァァァ!」
朱の盆「ぎゃぁぁぁぁ!」

だが戦闘を辞めないぬらりひょんは、隅の方で震えていた朱の盆を
焚き付ける。主であるぬらりひょんの命令で朱の盆は鬼太郎達に
向かって突撃するが、猫娘に顔中をひっかけられ、またぬらりひょんの
元へ戻る。

ぬらりひょん「ええい、ならばコイツらならどうだ!」

朱の盆の不甲斐無さに呆れつつ、ぬらりひょんは鬼太郎達に対し、
更に妖怪達を差し向ける。現れたのは、一つ目をした大勢のマネキン
人形―廃棄されたマネキン人形が妖怪化したマネキン妖怪達が姿を現す。

ねずみ男「どっひゃぁー!いっぱい出たぁ~!」
目玉おやじ「おそらく、あのマネキン人形たちは付喪神の一種である
 妖怪じゃな!」

大勢のマネキン妖怪が現れ、ねずみ男は驚き、目玉おやじは分析を行う。
そしてマネキン妖怪が一斉に襲い掛かり、鬼太郎達はそれらを相手をする。

マネキン妖怪「ヒッヒッヒ...」
零児「面倒だ。小牟、行くぞ!金(ゴールド)、柊樹(ハリウッド)」
小牟「任せろ、零児!ショックウェーブ!」

襲い掛かってくるマネキン妖怪達に零児と小牟は一掃しようと、
零児はまず愛用の銃である金(ゴールド)と柊樹(ハリウッド)を撃ちこむ。
そして小牟は、ショックウェーブでマネキン妖怪達を封じ込む。

小牟「巫女みこ、ナース、やっぱこっちじゃろう、つやつやたまご肌!
 仙狐攻絞法奥義【狐主封霊】(コスプレ)!今回も取り揃えておるぞ」

封じ込んだマネキン妖怪達を相手に小牟は巫女、ナース、スクール水着、
バスタオル姿、そして最後はウェディングドレスの姿となり、そのまま倒してしまう。
これが小牟の持つ仙狐攻絞法奥義、狐主封霊(コスプレ)である。

子泣き「ほほ~、中々似あっておるのう!」
砂かけ「これ、鼻の下を伸ばすでない!」
猫娘「(私もコスプレしたら、鬼太郎を振り向かせる事が出来るかしら...)」

小牟の繰り出した技を見て、子泣きじじいや猫娘達は各々、反応する。
そしてマネキン妖怪達は一掃したが、何時の間にかぬらりひょんと朱の盆は
その場からいなくなっていた。



499-19

◯浦飯幽助→ヘンゲ達デーモン族を倒す。
◯飛影→邪王炎殺剣でヒムラーを倒す。
◯黒崎一護→ヘンゲ達デーモン族を倒す。
◯朽木ルキア→ヘンゲ達デーモン族を倒す。
◯茶渡泰虎→ヘンゲ達デーモン族を倒す。
◯井上織姫→一護から裏嶋達を守る様、指示を受ける。
◯モリガン・アーンスランド→シレーヌとの戦闘で勝利する。
◯埋もれ木真吾→飛影によって助けられる。
◯百目→真吾に駆け寄る。
◯幽子→真吾に駆け寄る。
●マネキン妖怪→鬼太郎達に襲いかかるが倒される。
◯鬼太郎→零児と協力してぬらりひょんを相手に戦う。
◯猫娘→朱の盆の顔を引っ掻く。
●ぬらりひょん→マネキン妖怪を鬼太郎達を相手に繰り出し、撤退する。
●朱の盆→ぬらりひょんの命令で突撃するが、猫娘に顔を引っ掻かれる。
◯有栖零児→マネキン妖怪を倒す。
◯小牟→奥義・狐主封霊でマネキン妖怪を倒す。
●ヘンゲ→一護達に倒される。
●ゲルゲ→一護達に倒される。
●ベトラ→一護達に倒される。
●ロクフェル→一護達に倒される。
●シレーヌ→モリガンとの戦闘でダメージを受け、撤退する。
●ヒムラー→飛影との戦闘で撤退しようとするが倒される。

【今回の新登場】
●妖獣ゲルゲ(TVアニメ版デビルマン)
 竜巻の様に回転しながら、飛行機や新幹線を溶かす事が出来る妖獣。
 その正体はナメクジ妖獣で、塩分が弱点。

●妖獣ベトラ(TVアニメ版デビルマン)
 ムササビの様に飛行する妖獣。特殊な蜘蛛を産みだし、人間の体内に
 侵入させる事で、人間を凶暴化させる事ができる。口から糸を吐き、鋭い
 爪や電気ショックを用いて戦う。

●妖人ロクフェル(TVアニメ版デビルマン)
 デーモン族の刺客で、背の高い大男の姿をしている。怪力と口から炎を吐く事が出来る。
 ゼノンの命令でザンニンの指揮下に入るが、不服に思っている。実はろくろ首の様に首を
 伸ばす事が出来、首の部分にもう一つ顔がある。

●マネキン妖怪(モノクロ実写版 悪魔くん)
 捨てられたマネキン人形が妖怪化。顔が一つ目になっているのが特徴で、
 人間をマネキン人形に変える能力を持つ。

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最終更新:2020年11月08日 16:15