本編499-24~26

『絆は種族を超えて…』-11

 作者・ユガミ博士

499-24

怨みのエネルギーを吸収し、パワーアップをした悪魔将軍を相手に
真吾少年は復活した十二使徒や鬼太郎、デビルマン達と共に、熾烈な
戦いを繰り広げる。

メフィスト二世「よくも、コケにしやがって!」
メフィスト老「ゆくぞ、せがれよ!」
メフィスト二世「応、親父。魔力・冷凍冬眠!」
メフィスト老「魔力・絶対零度!」

メフィスト親子は、それぞれ「魔力・冷凍冬眠」と「魔力・絶対零度」を使い、
悪魔将軍を凍らせようとする。

悪魔将軍「むぅ...この様な攻撃で怯むものか...!」
ルキア「ならば、私も手を貸そう。次の舞...白漣!」

メフィスト親子の攻撃にビクともしない悪魔将軍に、ルキアは【次の舞 白漣】を使い、
冷気を津波の様に押し寄せ、メフィスト親子の攻撃に加勢する。

妖虎「氷の次は、炎をお見せしよう。行くぞ、ユルグよ」
ユルグ「ああ、妖虎。オーエッサムコー!」

ユルグは呪文を唱え、青白い狐火を作り放つ。そして妖虎は老人の
姿から、虎に姿を変えて体内のアルコールを用いて炎を吐き、ユルグの
狐火と合わさって、特大な火炎攻撃をぶつける。

飛影「炎か...なら、俺の炎を見よ。邪王炎殺黒龍波ッ!」
悪魔将軍「魔界の炎の黒龍か!」

ユルグと妖虎の火炎攻撃に、飛影も自らの最終奥義である邪王炎殺
黒龍波を放ち、魔界の炎の黒龍を召喚して、悪魔将軍にぶつけた。
さすがの悪魔将軍も黒龍には苦戦する。

デビルマン「よくも美樹を、こんな場所に連れてきやがって...」
悪魔将軍「貴様を葬った後、あの女も一緒にあの世へ送ってやるわッ!」
デビルマン「美樹に手を出すんじゃねえ!デビルビィィム!」
幽助「俺も行くぜ。霊ガァァァン!」
チャド「...エル・ディアブロォ!」

牧村美樹はソロモンの笛を取り戻した時に保護され、龍亀一號で
眠っている。そして美樹を危険な目に合せた怒りを悪魔将軍にぶつけようと
強力な熱光線、デビルビームをぶつける。そこに幽助の霊丸、チャドの
エル・ディアブロも合わさり、強力なパワーとなった。

零児「悪魔将軍!ぬらりひょんが言っていた“あの御方”とは誰だ!」
悪魔将軍「フッフッフッ...奴はいずれ動き出す。その時が来れば
 知る事が出来るであろう。だが、その前に俺が貴様達を葬る!」
小牟「ええい、勿体つけおって!」

零児は悪魔将軍と戦いながら、ぬらりひょんが言っていた妖怪帝国を
立ち上げた人物の事を問い質すが、悪魔将軍は答える気は無く、
小牟は苦虫を潰したような顔をする。

モリガン「エネルギーの体っていうと、パイロンを思い出すわね」
デミトリ「何であろうと、勝つのは私だ」
悪魔将軍「我が配下に加わらないのであれば、貴様達も我が肉体の
 一部にしてくれようぞ」
モリガン「あらあら。身体を重ねるのならば、お相手してあげてもいいわよ」
デミトリ「くだらん...さっさと始末をするぞ」

肉体を取り込もうとする悪魔将軍に対し、デミトリとモリガンは分身攻撃や
カオスフレアを繰り出していく。



499-25

一護「オラァ!」
悪魔将軍「その刀に黒の装束...尸魂界の死神か?その霊力、
 何やら特殊な力を感じる。貴様も我が一部に取り込んでやろう」
一護「てめぇに取り込まれる気は更々ねえぜ!」

悪魔将軍は一護の特殊な霊力を感じ取り、取り込うとするが、
一護は天鎖斬月を振りかざして悪魔将軍を斬りつける。

幽助「アンタ、悪魔の親分なんだってなぁ。倒しがいがあるぜ!」
悪魔将軍「貴様は暗黒武術会で飛影がいたチームのリーダーだったという
 浦飯幽助とかいう人間か。我が力に恐怖せよ!」
幽助「誰が、ビビるかってんだぁ!霊丸を喰らいやがれ!」

先程、デビルマンの攻撃に加わった幽助は単身、悪魔将軍に近づき、
霊丸を構える。

目玉おやじ「鬼太郎。十二使徒や見えない学校がパワーが無くなったとはいえ、
 奴の力は健在じゃ。油断をするでないぞ!」
鬼太郎「はい、父さん!」
悪魔将軍「幽霊族の末裔、ゲゲゲの鬼太郎...聞けば、地獄の力を使う事が
 出来るそうだな。いずれは地獄も制圧してみせるわ!」
鬼太郎「そんな事させるもんか!」
砂かけ「うむ。それに鬼太郎には」
子泣き「ワシ達がついておるぞ!」
シーサー「お前なんか、怖くないぞ!」
悪魔将軍「ふん。一介の妖怪風情が、威勢の良い事を言うわ。
 ならば、貴様達の力を見せてみよ!」
鬼太郎「かかってこい、悪魔将軍!」
一反「鬼太郎、おいどんに乗るばい」

悪魔将軍と対峙した鬼太郎は、一反木綿に乗って空を飛び、
砂かけや子泣き達と共に立ち向かう。

悪魔将軍「悪魔くん...いや、埋もれ木真吾よ。今度こそ、貴様を取り込み、
 我が頭脳としてくれるわ!」
真吾「いや、悪魔将軍。僕は絶対、お前なんかに取り込まれるものか!」
ヨナルデ「鬼太郎くんに多くの仲間の妖怪がいるように、悪魔くんには
 わしら十二使徒がいるのであ~る」
鳥乙女「さっきまで取り込まれていた私達だけど、今度はそうはいかないわ」
象人「パオー!暴れるゾウ」
家獣「バウー!!」

真吾少年に近づく悪魔将軍に、十二使徒達は真吾少年を守ろうと
立ち塞がる。悪魔将軍に取り込まれた怒りから、真吾少年達は
やる気が溢れていた。

ねずみ男「がんばれー、鬼太郎!」
こうもり猫「ヨイショ!流石は悪魔くん、そのままやっつけるでヤンス!」
猫娘「そんな所にいないで、あんた達も少しは手伝いなさい!」
ねずみ男、こうもり猫「「すいません...(汗」」

戦いを他の人達に任せて、隅に隠れて応援していたねずみ男とこうもり猫だが、
猫娘に叱られて、身を縮こませる。そして悪魔将軍は十二使徒や鬼太郎、
デビルマン達の攻撃を受けて、徐々にダメージを募らせていく。



499-26

悪魔将軍「うぅ~...」
鬼太郎「父さん」
目玉おやじ「うむ、皆の攻撃を受けて悪魔将軍の力が弱まっておるのじゃ」
ヨナルデ「今こそ、悪魔将軍...いや、サタンの化身を我ら十二使徒と
 悪魔くんの力で封印する時なのであ~る」
真吾「分かった!皆、力を貸してくれ」

悪魔将軍が弱まって来た事に、ヨナルデパズトーリは真吾少年に、
悪魔将軍を封印する事を提案する。それを受けた真吾少年は
十二使徒に呼びかけて、真吾少年を中心に六芒星の形になるように、
それぞれ並び立つ。

悪魔将軍「させるかぁっ!」
一護「井上!」
井上「うん!三天結盾、私は拒絶する!」
悪魔将軍「ぐぅ...なんだとっ!」

真吾少年達を邪魔しようと悪魔将軍は巨大な手を伸ばすが、
井上が三天結盾でバリアーを張り、その攻撃を拒絶した。
その間、真吾少年達による魔法陣は完成した。そして真吾少年と
十二使徒達の力が高まり、その精神は一つになっていく。

真吾「...サタンの化身よ。その身を封印する!」

そして魔法陣から発するパワーを受けて、悪魔将軍を構成していた
エネルギーは徐々に散り散りとなっていく。

悪魔将軍「うぅ...お、おのれ~、例え、この身が滅びようとも...
 俺は諦めんぞ!必ず...復活...して...みせ...」
ザ・ニンジャ「・・・(さらば、かつての主君よ...願わくば、安らかに
 眠って下され)」

悪魔将軍は「必ず、復活する」と最期の言葉を残しながら、真吾少年達に
よって封印され、その場から消えた。ザ・ニンジャは、かつての主君を哀れみ、
安寧を願って、心の中で冥福を祈るのであった。

◯埋もれ木真吾→十二使徒と共に悪魔将軍と戦い、封印する。
◯メフィスト二世→悪魔将軍に、メフィスト老と冷凍攻撃を行う。
◯メフィスト老→悪魔将軍にメフィスト二世と冷凍攻撃を行う。
◯ユルグ→悪魔将軍に、妖虎と火炎攻撃を行う。
◯妖虎→悪魔将軍に、ユルグと火炎攻撃を行う。
◯ヨナルデパズトーリ→真吾少年に悪魔将軍を封印する事を提案する。
◯鳥乙女ナスカ→悪魔将軍に立ち向かう。
◯象人→悪魔将軍に立ち向かう。
◯家獣→悪魔将軍に立ち向かう。
◯こうもり猫→ねずみ男と隅に隠れて応援する。
◯デビルマン→悪魔将軍にデビルビームを放つ。
◯デミトリ・マキシモフ→悪魔将軍に攻撃をする。
◯モリガン・アーンスランド→悪魔将軍異攻撃をする。
◯鬼太郎→悪魔将軍に立ち向かう。
◯砂かけばばあ→悪魔将軍に立ち向かう。
◯子泣きじじい→悪魔将軍に立ち向かう。
◯シーサー→悪魔将軍に立ち向かう。
◯一反木綿→鬼太郎を乗せて空を飛ぶ。
◯猫娘→隅に隠れているねずみ男とこうもり猫を叱る。
◯ねずみ男→こうもり猫と隅に隠れて応援する。
◯浦飯幽助→悪魔将軍に霊丸を放つ。
◯飛影→悪魔将軍に、邪王炎殺黒龍波を放つ。
◯黒崎一護→悪魔将軍に斬月を斬りつける。
◯朽木ルキア→メフィスト親子の冷凍攻撃に加わる。
◯茶渡泰虎→悪魔将軍に、エル・ディアブロを放つ。
◯井上織姫→真吾少年達を三天結盾で守る。
◯有栖零児→悪魔将軍から「ある御方」について問いただそうとする。
◯小牟→悪魔将軍から「ある御方」について問いただそうとする。
◯ザ・ニンジャ→封印された悪魔将軍に対して、心の中で安寧を祈る。
●悪魔将軍→真吾少年達に封印され、消滅する

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最終更新:2020年11月08日 16:16