本編504~512

『キリマンジャロの嵐』-1

作者・マザーメルザード
504

Gショッカーの総攻撃をなんとか退け、数日後。とりあえずの平穏を取り戻した日本…。

都内の某総合病院***


手術中の灯りが消え、中から長時間の大手術を終えた
飛燕ら医師団が汗をぬぐいながら出て来た。

田沢「どうなんだ富樫の奴は――!?」
松尾「手術は成功したのか――っ!?」
飛燕「相変わらず悪運の強い人です。奇跡的に命だけは取り留めました」
松尾「や…やった! 富樫は助かったんだ――っ!!」
田沢「な――に、当たりめえだぜ! 何しろ外科手術で世界的権威の
 飛燕がその手でオペしたんだからな!!」

富樫の命に別状がないことが知らされると、
辺りはたちまち安堵と歓声に包まれる中、
飛燕はふと隣に立つ医師団の一人に話しかけた。

飛燕「ありがとう賢木先生。貴方の接触感応能力による
 適確な診断と補佐がなければ、私の力だけでは危ないところでしたよ」
賢木「いやいや、青年医師会会長直々のご期待に応えられて
 こちらも恐縮です」

この日焼けした若い青年医師の名は、賢木修二。
内務省の超能力支援研究局B.A.B.E.L.の医療研究課から派遣されて
きた医師で、レベル6の接触感応能力者(サイコメトラー)である。
困難な大手術を成功できたのは、彼の力によるところも大きかった。

飛燕「虎丸や藤堂も私のこの病院に運び込まれています。
 それに巻き添えを食った多くの人たちも多数……」
秀麻呂「くそーっ! 地球至上主義者のボケどもが――っ!!
 奴ら、目的のためには手段を選ばねえんだ!!」
田沢「しかし戦闘隊長の富樫がやられたのは大きいぜ」
松尾「ああ、当分動けやしねえだろうからな……」
???「だ、誰が……」

一同「――!?」

富樫「誰が動けねえってんだ……!!」
一同「と、富樫――っ!?」

無事に自身の手術を終えて、体中あちこちに
包帯を巻いている富樫が手術室の中から仁王立ちで現れた。

賢木「あ、あんた…その体で無茶だぜ!!」
田沢「な、なに考えてんだ!!」
松尾「10時間にも及ぶ大手術だったんだぞ!
 今無理をしたら本当に死んじまうんだぞ!
 飛燕! お前も黙ってねえで何とか言ってくれ!!」
飛燕「フッ…何を言っても無駄でしょう、その人に……。
 昔からそういう人でした」

富樫「殺せ――っ!! 外道どもを皆殺しに
 したるんじゃ――!!」

505

太平洋・グアム沖深海***


太平洋の海底をひっそりと進む一隻の潜水艦。
非公然軍事組織<ミスリル>に所属する強襲揚陸潜水艦、
トゥアハー・デ・ダナンである。
Gショッカー海底基地の爆発に巻き込まれたと
思われていたヒーローたちは、この艦に拾われ
ある場所へと向かっていた。

007「いやー、一時はどうなることかと思ったぜ」
003「あの瞬間、001が目覚めていなければ
 私たちは今頃海の藻屑よ」

―――――――――<以下、回想シーン>

周囲に火の手が回り、崩壊寸前のGショッカー海底基地!

ストロンガー「まずい! 周囲にも完全に火が回った」
皆本「くそっ、もはやこれまでか!」

その時、003に抱きかかえられていた赤ん坊――001が
突然目を見開き、起き上がった。

001「大丈夫、おちついて」
葵「わっ! 赤ちゃんが喋った!?」
紫穂「テレパシーで話しかけてるの!?」
001「だけどボク一人の力だけでは無理だ。アギトとチルドレンの
 力も必要だ。ボクに力を貸して」
アギト「えっ、俺たちの?」
薫「よし、わかった。葵! 紫穂!」

薫、葵、紫穂、そしてアギトの4人が001の手を繋ぐ。
その瞬間、その場にいた全員が、近くの海域まで来ていた
トゥアハー・デ・ダナンまでテレポートした。

<回想シーン、終わり>―――――――――。

009「あれから001は?」
003「またぐっすりすやすやと眠っているわ」
008「しかし俺たちがGショッカーの海底基地で戦った
 ロボット兵や戦闘メカたち……。どことなく見覚えのある
 感じのものばかりだった」
006「間違いなくブラックゴーストがGショッカーにも
 一枚噛んでるネ。ギルモア博士の読みは正しかったのコトよ」
002「しっかし俺たちはいったいどこに向かってるんだ?」

506

ブリッジ要員用の居室前の廊下で、明石薫が缶ジュースを片手に
壁によっかかっていた。

薫「………」

そこへ004がやって来る。

004「よぉ、お嬢ちゃん」
薫「あの時のおっちゃん?」

004はさりげなく薫の隣りに立つ。

004「さっきは怖い顔をしてすまなかったな」
薫「………」
004「まあそうムッとした顔をしなさんな。
 せっかくの可愛い顔が台無しだ」
薫「なんだよ、冷やかしに来たのか?」
004「お前たちの眼鏡の指揮官殿から
 いろいろと話は聞いたよ」
薫「皆本から!?」

004は先ほど皆本から、薫たちがその強力すぎるパワーがゆえに、
幼少の頃より世間から隔離され、冷たい目で見られながら
辛い寂しい日々を送っていたことを聞かされた。

004「俺たちゼロゼロナンバーサイボーグも
 全員がそれぞれ過去に傷を背負っている。
 そして運命の悪戯か、ブラックゴーストによって
 強制的に機械の身体にされた。自分の意思とは
 関係なしに、超人的な力を持たせられたのは、
 俺たちもお前さんたちと同じさ…」
薫「…そっか。おっちゃんたちも苦労してるんだね」

その時、薫が背後に人がいる気配に気づいて振り返ってみると、
葵と紫穂の二人がにやにや笑いながらこちらを見つめていた。

薫「な、なんだよ二人とも…(汗」
葵「フフフッ…知らんかったわ。前々からオヤジ趣味やとは
 思っとったけど、薫自身が別の意味でオヤジに興味があったとは♪」
薫「――なっ!?」
紫穂「いい雰囲気じゃないの~♪ うっふふ~皆本さんに
 言いつけちゃおう!」
薫「…ち、違うったら、コラ~!!」

じゃれあい始めたザ・チルドレンの3人を横目に、
静かに苦笑しながらその場を立ち去る004であった。

507

同艦内・ブリッジ***


皆本「この度はお世話になります。テスタロッサ大佐」
テッサ「いえいえ、どうかご遠慮なさらずに。
 たった今東京から連絡が届きました。無事に
 Gショッカーの日本侵攻を退けたそうです」
皆本「それはよかった」

皆本と話している、艦長席に座るあどけない笑みを浮かべる
この少女――テレサ・テスタロッサ大佐。通称"テッサ"。
このトゥアハー・デ・ダナンの設計者であり艦長である。
Gショッカー海底基地から脱出したヒーローたちを
当初の予定通り無事に拾い上げた後、あるところを目指していた。

風見「……(やれやれ、中学生のエスパー少女達の活躍を
 見せられたと思ったら、今度は高校生くらいの年頃の
 美少女艦長殿か。参ったなこれは…)」

皆本「……(声は管理官に似ているけど、性格はかなり違う感じだな)」
マデューカス「艦長、お耳を…」

副官のマデューカスがテッサに小耳で報告する。
報告を聞いたテッサはにっこりと微笑ましく笑う。

テッサ「そろそろ目的地に着きます。皆さん、お支度を」


新拠点『α』***


トゥアハー・デ・ダナンが接舷を完了したその場所は、
誰も見たことのないような巨大な海底要塞であった!

薫「スッゲー!!」
皆本「こら薫! 勝手に動き回るんじゃない!
 迷子になるぞ!!」
薫「なんだよー! 小学生じゃあるまいし」

艦から降りたゼロゼロナンバーサイボーグたちを、
白髪で大きな鼻が特徴の小柄な老人が出迎える。

ギルモア「おおー、みんな、無事じゃったか!
 よく戻ってきてくれた!」
009「ギルモア博士!」
003「博士、いろいろと報告したいことが」
ギルモア「うむ、積もる話もあるじゃろうから、
 まずは奥の部屋で――」

508

風見「これは…」
結城「いつの間にこんなすごい要塞が作られていたとは…」

???「お気に召していただけましたかな?
 仮面ライダーの皆さん」

そこには濃紺のスリーピースにネクタイで固めた
紳士風の人物が立っていた。

茂「あなたは?」
渡「風見さん、皆さん、ご紹介します。
 こちらはこの新拠点『α』の代表の佐原正光博士です」
佐原「いやいや、代表と言っても私はあくまで
 臨時の責任者に過ぎない。はじめまして、
 佐原といいます。よろしく」
風見「こちらこそよろしく」

厚く握手を交わす佐原博士と風見志郎。

結城「しかしいったいいつの間にこんな大きな要塞を?」
佐原「あなた方も仮面ライダー1号と2号、本郷猛君と一文字隼人君から
 聞いているはずだ。星間評議会と地球との間にヒーロー連合軍を組織
 する計画が進行中であると…」
茂「その話なら聞いていますがね、それとこの要塞と
 どういう関係が?」
佐原「星間評議会から非公式な打診を受けた安保理の理事国である
 日米両政府の首脳は、地球連邦政府上層部の良識派の支援の下、
 私やギルモア博士といった科学者の有志を密かに結集し、ヒーロー
 たちの拠点となるべき場所を密かに建設していたのだよ」
風見「なるほど」
佐原「まだこの基地は未完成の部分も多く、『α』という名称も
 正式名称ではない暫定的なものに過ぎない。だが、ティターンズの
 一派に牛耳られている連邦の目を誤魔化し活動するには充分だ」
茂「確かにこいつはありがたい」
大介「………」

佐原は風見たちを見回して話す。

佐原「ところで神敬介君は?」
敬介「神敬介は俺ですが」

敬介が前へ進み出る。

佐原「君が仮面ライダーXか。君に是非とも会わせたい人物がいるんだ」
敬介「俺に会わせたい…?? いったい誰ですか?」

佐原は懐から形態を取り出すと、誰かに連絡を入れた。

佐原「…もしもし、ああ私だ、佐原だ。十凍君か?
 忙しいところすまないが、敬介君を例の所まで
 案内してあげてくれ」

509

神敬介は、十凍 京(ソゴル・キョウ) という、無作法に伸びた
長髪を後ろに結わえた青年を紹介された。その風貌は、
長期間何かの研究開発に没頭していたという感じだ。

キョウ「へえ、アンタが敬介さんか。
 いろいろと話は聞いてるぜ。よろしくなッ」
敬介「はじめまして、こちらこそよろしく。佐原博士が
 俺に会わせたいと言っていたのは君か?」
キョウ「いやいや、違うって!」
敬介「今、俺の事を誰かから聞いて知っていた
 ような口ぶりだったが、いったい誰から?」
キョウ「まあ会えば分かるって。いいから
 黙って俺についてきな」

敬介はキョウに案内され、新拠点『α』の奥の区域へと
到達する。そこは最新式のコンピューター設備がズラリと
並べられた研究施設のようであった。
――しかし、敬介ははじめてきた筈のこの場所に
明確に見覚えがあった。

敬介「まさかここは!?」
キョウ「司馬博士、連れてきたぜ!」



キョウの呼びかけに応えて、

かなり老齢の男性と見受ける白衣を着た科学者らしき人物が出迎えに現れた。



遷次郎「君が神敬介君…Xライダーか、はじめまして。 

 わしはこのα基地に所属している科学者グループの一人で、 

 司馬遷次郎というものだ。よろしく」

敬介「どうもこちらこそはじめまして。 

 佐原博士が私に会わせたいと言っていたのは貴方ですか?」

遷次郎「いやいや…わしでもないんじゃ。

  (後ろを振り返り)神教授、ご子息をお連れしたぞ!」
敬介「神教授だって! まさか!!」

???「久しいな、敬介…」

部屋中央の巨大コンピューターのスピーカーから
流れてきたのは、自分のよく知る…頑固ながらも
大きな愛情を宿していた声だった。

510

敬介「親父! 親父なのか!? するとここは――」
啓太郎の声「いかにもここは神ステーションだ」
敬介「いったいどうして」
啓太郎の声「例の黄泉がえりとやらのの影響らしい。
 私にも今でもよくは解らんのだが、ある日突然、建設中の
 『α』のメインコンピューターのサーバーに、粉々に吹き飛んで
 消滅したはずの私の意識と人格がデータとして宿っていた。
 それに気づいた佐原博士たちが神ステーションを再建し、 

 α基地とドッキングした上で、私の人格データをここに移植してくれたのだ」
敬介「そうだったのか…」
啓太郎の声「成長したな敬介。もはやあの時のような
 甘えは微塵もないようだ」
敬介「いや、俺はまだ未熟だ。つい先刻、恐るべき敵と
 再び戦場で出会った。どうしても俺の手で倒さねばならぬ
 宿敵だ。しかし俺は不覚を取った。俺は次は何としても
 勝ちたい! 親父、手を貸してくれるか!?」
啓太郎の声「無論だ。だが覚悟はいいな?
 私の課す試練は並大抵のものではないぞ!」
敬介「望むところだ!」

再会と同時に共闘の誓いを固く結ぶ父子であった。

キョウ「よかったな、啓太郎のおっさん。
 それに敬介さんも」
敬介「…ああ、そうだ。親父、彼はいったい?」
啓太郎の声「そうだな、改めて紹介しよう。
 十凍 京君といって、我々の助手を務めてくれている」
キョウ「…俺が助手って言うよりも、正確には
 ここの博士達に俺の研究を手伝ってもらってるんだ」
敬介「どういうことなんだ?」
啓太郎の声「敬介、お前もオルムウィルスの事は知っているな?」
敬介「前大戦の時に感染が広がった病原菌のことか」

オルムウィルス―――前大戦時に世界中に蔓延。
致死率98%、たとえ生き延びても感染者の遺伝子情報を完全に破壊
してしまう恐怖のウィルス。当時は生物兵器との噂も流れた。

啓太郎の声「その時、感染の拡大を押し留めると同時に、
 人類を生き延びさせるための非常の措置として、感染者の
 記憶や思考、人格、肉体の特徴などをデータ化、完全な
 データ人間=幻体と化し、量子サーバーに保存する事にした」
敬介「そんなことがあったのか…」
啓太郎の声「勿論その事は連邦の報道管制で、
 我々外の世界に生き残った一般民衆には
 伏せられていた事実だがな。知らぬのも無理はない」
キョウ「その幻体たちを元の人間に戻す事ができるのが
 リザレクションシステムさ」
敬介「リザレクションシステム…?」

511

キョウの話によれば、幻体が有する肉体および精神に関する
情報のすべてを物理変換し肉体として再現できる技術として
リザレクションシステムというものがあるらしい。
キョウたちはここでその研究開発に急ピッチで勤しんでいた。

キョウ「啓太郎教授やここの博士達には感謝してる。
 俺一人の力だけだと、正直何十年もかかるところだった」
啓太郎の声「地上で装置の開発を続けるには、
 三輪長官の目があるからな。こちらで水面下で
 研究を続けていた方が何かと都合がいい」
敬介「待ってくれ! するとそのリザレクションシステムがあれば、
 もしかして親父も元の人間に戻れるのか!?」
啓太郎の声「………」

啓太郎の声はしばし沈黙してから答えた。

啓太郎の声「敬介、既に何度も言っている通り、
 お前の知っている神啓太郎は死んだ。ここにいるのは
 神ステーションのメインコンピューターの擬似人格に過ぎん!」
キョウ「おっさん、まだそんなことを!」

敬介「…どういうことなんですか?」



敬介は遷次郎に尋ねる。



遷次郎「わしやそこのキョウ君も、元は量子サーバーの中に 

 記憶と人格を保存されていたデータ人間。

 それが元の人間の身体に戻れたのは、リザレクションシステムのおかげなのだ。 

 同じように啓太郎教授にもリザレクションを受けるように再三勧めておるのだが、

 教授は頑として首を縦に振ろうとせん…」
キョウ「敬介さんからも遠慮するなって何とか言ってくれよ」
敬介「いや、確かに親父の言うとおりだ。 

 いかにもあの融通の利かない頑固者の親父らしい」
キョウ「敬介さん…」

遷次郎「ちなみにリザレクションシステムはまだ未完成だ。 

 今も量子サーバーの中で待ち続ける多くの人々を実体化させるためには、

 まだまださらなる完成度を目指さねばならん」
啓太郎の声「敬介、これからGショッカーとの戦いは
 ますます激しさを増すだろう。私も出来る限りの
 尽力をするつもりだ」
敬介「ああ、よろしく頼むぜ!」



同『α』基地内・格納後***




その頃、佐原博士は同要塞内の最深部にある秘密格納庫に一人佇み、

眠るように立つ2体の巨大ロボットをまじまじと見つめていた。



佐原「もうじき君たち兄弟2人の力を再び必要とする時が来るかもしれないな。

 ワンセブン、ワンエイト…」

ワンセブン「………」

ワンエイト「………」

???「彼らがお話に聞いていた、ワンセブンにワンエイトですか?」

佐原「そうです。貴方がよくご存知のブレイブポリスの諸君と同じく、 

 人の心を持ったロボット――我々人間にとっての大事な友人ですよ。 

 冴島危機管理監」



佐原博士に興味深そうに話しかけてきた、

立派な髭を生やしたダンディな中年の男性。

今は剣総理行方不明事故の現場で陣頭指揮を執り対応に当たっているはずの、

前警視総監――――冴島十三内閣危機管理監である。



冴島「彼らはブレインとの戦いで壮絶に散ったと聞いていましたが…?」

佐原「ええ。ですがこの新拠点『α』の建設中に近くの海域で偶然、 

 打ち捨てられるように横たわっていたのを発見し、回収したのです」

冴島「彼らは再び目覚めるでしょうか?」

佐原「わかりません。ですが私には、また彼らと手を携えて 

 共に悪と戦うときが来ると……そんな気がしてならないのです」

冴島「もしその時が来たら、勇太くんやテッカードたちも 

 きっと新しい友達が出来たと喜ぶと思いますよ」

512

○富樫源次→10時間に渡る大手術の末、一命を取り留める。
○飛燕、賢木修二→富樫源次の手術を成功させる。
○風見志郎、結城丈二、山本大介、城茂、津上翔一、乾巧、剣崎一真、
 紅渡、009、001、002、003、004、005、006、007、008、皆本光一、
 明石薫、野上葵、三宮紫穂、剣鉄也、流竜馬、神隼人、車弁慶、 巴武蔵→無事に脱出に成功。ミスリルの トゥアハー・デ・ダナンに 拾われ、新拠点『α』に到着。
○神敬介→無事に脱出に成功、ミスリルのトゥアハー・デ・ダナンに拾われ、
 新拠点『α』に到着。父・神啓太郎と思わぬ再会を果たす。
○テレサ・テスタロッサ、リチャード・マデューカス
 →トゥアハー・デ・ダナンで、仮面ライダー、ゼロゼロナンバー
 サイボーグ、ザ・チルドレンを新拠点『α』まで送り届ける。
 ミスリルもヒーロー連合組織結成計画に関わっている模様。
○アイザック・ギルモア、佐原正光→新拠点『α』に到着した
 仮面ライダー、ゼロゼロナンバーサイボーグ、ザ・チルドレンを
 温かく出迎える。
○神啓太郎→データ人格が新拠点『α』のコンピューターサーバーに
 再生されていた。神ステーションを新たに再建してもらい、新拠点『α』
 にドッキングしている。
○十凍京、司馬遷次郎→新拠点『α』でリザレクションシステムの研究開発作業に
 邁進している。○ワンセブン、ワンエイト→新拠点『α』で、再び目覚める時を待ちつつ、 今は眠りについている。○冴島十三→剣総理行方不明の事故現場で対応に当たっていると見せかけ、 実は新拠点『α』に滞在し、科学者グループと今後の対応を密かに練っている。

【今回の新規登場】
○賢木修二(絶対可憐チルドレン)
 日本政府特務機関B.A.B.E.L.の医療研究課に所属する青年医師で、
 レベル6の接触感応能力者(サイコメトラー)。皆本とは米国
 留学時代からの親友。接触感応能力と医学知識を活かし、正確な
 診断と治療を患者に施す。同じ能力者として年甲斐もなく紫穂に
 対抗意識を燃やす。また、棒術の心得もあり戦闘にも参加する。

○テレサ・テスタロッサ大佐(フルメタル・パニック!)
 傭兵組織ミスリルに所属する強襲揚陸潜水艦トゥアハー・デ・
 ダナンの設計者にして艦長。小柄でアッシュブロンドの髪と
 大きな灰色の瞳が魅力的な若干16歳の美少女。ブラックテク
 ノロジーにアクセスできる<ウィスパード>と呼ばれる存在で、
 幼少の頃から数学等に卓越した才能を見せている。

○リチャード・マデューカス中佐(フルメタル・パニック!)
 傭兵組織ミスリルに所属する強襲揚陸潜水艦トゥアハー・デ・
 ダナンの副長。痩せていて、ひょろ長い身体であり、眼鏡を
 かけている。ミスリル入隊前は英国海軍に所属していた。
 テッサの副官として、影に日なたに彼女を補佐する。

○アイザック・ギルモア博士(サイボーグ009)
 ハーバード大学生物学科卒業の天才科学者。生体工学の第一人者であり、
 『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に利用されて、ゼロゼロナンバー
 サイボーグを造った。後に良心の呵責と騙されたことに気付き、9人のサ
 イボーグとともに脱出を試みる。009たちの父親役であり、よき理解者でもある。

○佐原正光博士(大鉄人17)
 国際平和部隊レッドマフラー隊の司令官。ハスラー教授と共に
 地球環境保全を目的として巨人頭脳ブレインを共同開発するが、
 人類に反旗を翻したブレインの破壊活動から人々を守るために、
 大鉄人ワンセブンと南三郎少年をサポートする。千恵とルミと
 いう二人の娘がいる。

○ワンセブン(大鉄人17) 

 巨人頭脳ブレインが自らの分身的存在として生み出した巨大ロボット。 

 生みの親のブレインに劣らぬ超生産能力と思考力を持ち、言葉も話す。 

 人類殲滅を画策するブレインとは逆に、「人類は地球に必要」との結論を 

 はじき出し、友達となった南三郎少年と共に人類を守るためにブレインと戦う。 

 「要塞ワンセブン」「戦闘ワンセブン」「飛行ワンセブン」

 「戦闘飛行ワンセブン」の4形態に変形する事が可能であり、

 その変形構造はティターンズのサイコガンダムにも応用されている。

 必殺技はグラビドン攻撃。



○ワンエイト(大鉄人17) 

 巨人頭脳ブレインがワンセブンに対抗するために、新たに作り出した弟ロボット。 

 体内に内蔵されたサタン回路によって、ブレインに絶対服従させられていたが、 

 佐原博士の手によって回路を除去してもらい、以降、兄ワンセブンとレッド 

 マフラー隊の味方になった。しかし、兄の危機を救うため、

 強敵ハーケンキラーと刺し違える形で最期を遂げた。



○司馬遷次郎博士=マシーン・ファーザー(鋼鉄ジーグ/鋼鉄神ジーグ) 

 邪魔大王国の侵略から日本を守るため、息子・宙をサイボーグ=鋼鉄ジーグへと 

 改造した考古学者。自身も邪魔大王国の攻撃で命を落としたが、

 生前に意識と記憶をコンピューター『マシーン・ファーザー』に移し替えていた。

 マシーン・ファーザーはビルド・ベース全機能を制御していたが、

 その50年後、再び蘇った邪魔大王国との戦いの時期には、

 なぜか元の生身の身体に戻っていた…。

○神啓太郎教授=神ステーション(仮面ライダーX)
 城北大学の教授にして、海洋科学と人間工学の世界的権威。神敬介の父。
 頑固な性格で、息子・敬介とは親子喧嘩が耐えなかったが、その心には
 息子への大きな愛情を宿している。敬介の達者な格闘技の腕前も「科学
 者にも腕っ節が必要だ」という彼の考えによるものだった。GOD機関への
 協力を拒んだため重傷を負わされるが、瀕死の状態で敬介を仮面ライダ
 ーXに改造。自らの記憶と人格を海底基地<神ステーション>に移植した。

○十凍京(ゼーガペイン)
 千葉県立舞浜南高校に通う高校一年生で、たった一人の部員として
 水泳部に所属。明朗快活、天真爛漫、直情径行、負けず嫌いの正義感。
 三崎紫雫乃と出会い、セレブラントとして覚醒。以後ゼーガペイン・
 アルティールのガンナー(機体操縦要員)としてガルズオルムと戦う。
 最終決戦を経てリザレクションシステムにより実体化した。現在は
 リザレクションシステムの研究を続けている。

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最終更新:2020年11月12日 13:49