『狙われた母子』-2
作者・ユガミ博士
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ゾルダは手に持っている機召銃マグナバイザーで再び、スネークロード達を攻撃する。
ダダダダダ!
スネークロード「「グワァァ!」」
攻撃をした後、ゾルダはその場を離れていった。
マスクルス「追ウゾ!」
スネークロード達は明石親子を襲うのをやめて、ゾルダを追っていた。
秋江「・・・。」
好美「お母さん、大丈夫?しっかりして!」
???「どうしました!」
???「悲鳴が聞こえましたけど!?」
フェミネウスによって、呼吸が出来なくなった秋江は気を失っていた。そして、
悲鳴を聞きつけて、2人の男女が好美達の元へと駆けつけた。駆けつけのは人気
アイドルの野乃七海と派遣会社で働く椎名鷹介の2人で実は、疾風流の忍者「忍風
戦隊ハリケンジャー」なのだが、今回たまたまテレビ局にいた所、好美の悲鳴を
聞いて、駆けつけたのである。
好美「は、母が・・・へ、蛇の怪人に襲われて・・そ、それで・・・。」
???「怪人!とりあえず落ち着いて。七海、そっちの人は?」
七海「大丈夫、気絶しているだけよ鷹介。だけど念の為、医務室へ連れて行くわ。」
鷹介「よかった。それでその怪人は?」
好美「私とお母さんを助けてくれた人を追って、あっちに。」
鷹介「ありがとう。七海、俺は追う。2人の事は任せた。」
七海「OK、気をつけてね。」
好美は鷹介にスネークロードがゾルダを追っていった事を教え、鷹介は
七海に後の事を任せ、ゾルダを追っていた。
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テレビ局近くの公園***
一方、人目を避けてスネークロードを自分に惹きつける事に成功したゾルダは
テレビ局近くの公園へと誘い出す事に成功した。幸い、公園には人は誰もいなかった。
ゾルダ「さて、ここからが本番だ。」
SHOOTVENT!!
ゾルダはカードケースから2門の大砲が描かれたカードを取り出し、マグナバイザーに
差し込んだ。すると、両肩にギガキャノンが装備された。ゾルダの持つアドベントカード
は高火力のカードが多いので、テレビ局の廊下のような狭い場所では動きが制限されて
しまうのである。(一応、接近戦が出来るストライクベントも持っている。)
ゾルダ「喰らえ!」
ダダダダダ!
スネークロード達に向かって、ギガキャノンを発射した。煙が晴れるとそこには
フェミネウスしか立っていなかった。
ゾルダ「もう一匹はどこに?」
???「危ない、後ろだ!」
キン!
ゾルダが後ろを振り向くと、赤い忍者のようなスーツを纏った人物が背後に移動していた
マスクルスの攻撃を刀で受け止めていた。その人物こそ、鷹介が変身したハリケンレッド
である。
ハリケンレッド「こいつは任せてくれ。」
ハリケンレッドは手に持つハヤテ丸を使い、マスクルスを後退させた。
ハリケンレッド「超忍法、乱舞三十衝!」
マスクルス「ぐぅぅ。」
ハヤテ丸に「乱」モードをダウンロードして刀身にエネルギーを込め、
超高速で連続斬りを繰り出した。
ハリケンレッド「疾風流奥義・大空斬!」
マスクルス「ぐわぁぁぁ!」
超忍法・空駆けで空中よりマスクルスに近づき、ハヤテ丸で縦に斬った。そして、
度重なるダメージに限界が来たマスクルスの頭上に光る輪が出現し、爆散した。
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ゾルダ「やるねぇ~。」
フェミネウス「ふん!」
ゾルダ「おっと、呑気に見ている場合じゃないか。」
ゾルダは距離をとり、カードケースからケースと同じ模様の金色の牛が
描かれたカードを取り出し、マグナバイザーへ差し込んだ。
FINALVENT!!
すると、彼の契約しているバッファロー型モンスター・マグナギガが出現し、
背中にコネクト部分にマグナバイザーを差し込んだ。そして、引き金を引くと
マグナギガに搭載されている全砲門、全ミサイルが展開しフェミネウスにその
全ての攻撃が発射された。これこそ、全てのミサイルとレーザーを放射する
「エンドオブワールド」である。
フェミネウス「ぐわぁぁぁ。」
さすがのアンノウンでも大ダメージを受け、ついに限界が起こり、マルクルス
同様、光る輪が出現し爆散した。
七海「鷹介~。」
戦いが終わった後、七海がやってきた。マスクをはずした鷹介は2人はどうしたのか
聞いてみると、あの後、医務室へ連れて行った後に秋江は病院へと運ばれた。だが、
命に別状は無いらしい。
鷹介「そうか、それはよかった。」
七海「それでそっちの方は?」
鷹介「ああ、蛇の怪人は俺とあっちにいる銃をもっている人が・・・あれ?
どこにいった。」
鷹介はあたりを探すがゾルダはいつの間にかいなくなっていた。
テレビ局・北岡の控え室***
ゾルダはミラーワールドを通り、控え室へと戻ると変身を解いて、北岡に戻った。
控え室には事前に連絡を受けていた吾郎が待機していた。
吾郎「お疲れ様です、先生。」
北岡「ありがとう吾郎ちゃん、明石さん達はどうなった?」
吾郎「今は病院です。幸い命に別状はありませんが、2、3日は入院をする様
そのため、今日の収録は日を改めるそうです。」
北岡「そう。この後の予定は?」
吾郎「いえ、ありません。」
北岡「なら、今日は玲子さんでもデートに誘うかな。」
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○北岡→スネークロード・アングィス・フェミネウスを倒す。
○吾郎→明石親子のその後を伝える。
○椎名鷹介→ハリケンレッドに変身してスネークロード・アングィス・マスクルス
を倒す。
○野乃七海→明石親子を医務室へと送る。
○明石秋江→気絶して、医務室へ送られた後、病院へ運ばれる。
○明石好美→秋絵と共に医務室へ行く。
●スネークロード・アングィス・マスクルス→ハリケンレッドに倒される。
●スネークロード・アングィス・フェミネウス→ゾルダに倒される。
【今回の新登場】
○椎名鷹介=ハリケンレッド(忍風戦隊ハリケンジャー)
ハリケンレッドに変身する「忍風館」第507期生の空忍。運動神経とスタミナに優れている。
普段は、派遣会社に登録して各所で働いている。好物はラーメン。
○野乃七海=ハリケンブルー(忍風戦隊ハリケンジャー)
ハリケンブルーに変身する「忍風館」題507期生の水忍。勝気でプライドの高く、
どこか飄々とした紅一点。ジャカンジャとの戦い中に芸能界にスカウトされ、演歌
歌手「野乃ナナ」として営業した後、アイドル歌手となり、人気を博している。
△鋼の巨人マグナギガ(仮面ライダー龍騎)
ゾルダと契約しているバッファロー型モンスター。二足歩行のロボットの
ような外観している。召還時以外はほとんど動かない。
最終更新:2020年11月12日 13:55